2022年11月1日、愛知県長久手市に「ジブリパーク」が誕生しました。この第1期開園でオープンしたのは「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」の3エリアです。
「ジブリパーク」が2022年11月に第1期開園

ついに誕生した「ジブリパーク」。その全貌について5つの項目に分けて紹介します。
【1】「ジブリパーク」ってどんなところ?

2022年11月1日(火)オープンの「ジブリパーク」は「愛・地球博記念公園」内にあり、第1期開園では3つのエリアが誕生しました。遊園地・テーマパークのアトラクションやショーのようなものはない“公園施設”です。
つまり、乗り物やキャラクターショーなどは期待せずに“ジブリの世界”に入り込むつもりで、こだわりの展示を楽しんでほしい場所です。

「ジブリパーク」の基本データと、気になるチケット情報やアクセスについて解説します。
住所:愛知県長久手市茨ケ廻間乙1533-1 愛・地球博記念公園内
営業時間:10:00~17:00(土・日・祝と学校の長期休暇期間は9:00~) ※入場はエリアごとに日時指定
休み:火曜(祝日の場合は翌平日、学校の長期休暇期間は営業)、年末年始・メンテナンスなどの指定日
駐車場:愛・地球博記念公園の駐車場を利用(有料)
【青春の丘・ジブリの大倉庫セット券】大人3000円/子ども1500円(土・日・祝は大人3500円/子ども1750円)
【ジブリの大倉庫】大人2000円/子ども1000円(土・日・祝は大人2500円/子ども1250円)
【どんどこ森】大人1000円/子ども500円
※子どもは4歳~小学生、3歳以下無料。購入はエリアごと(「青春の丘」の単独販売はなし)。毎月10日より入場3ヵ月前のチケットを先着順で販売。オンラインチケット販売サイト「Boo-Woo(ブーウー)チケット」や全国のローソン・ミニストップ店頭の「Loppi(ロッピー)」にて購入
【列車】名古屋駅→地下鉄東山線で約28分→藤が丘駅→愛知高速交通 東部丘陵線(リニモ)で約13分→愛・地球博記念公園駅→下車すぐ
【バス】名古屋駅からすぐの名鉄バスセンター(4階24番のりば)→名鉄バス「愛・地球博記念公園(ジブリパーク)」行きで約40分(直行便の場合)→終点下車すぐ/中部国際空港第一ターミナル→名鉄バス「藤が丘経由 愛・地球博記念公園(ジブリパーク)」行きで約77~85分→終点下車すぐ
【車】名古屋瀬戸道路「長久手IC」→県道521号経由で約3kmで「愛・地球博記念公園」北1駐車場
【2】ロボット兵や湯婆婆がいる「ジブリの大倉庫」
それでは、3つのエリアについて、それぞれ紹介します。
まずは「ジブリの大倉庫」。ココは、大きな屋根の下に、ジブリ作品にちなんだ展示や、映像展示室、企画展示、そしてカフェやショップなどがある、まるで“ジブリの大博覧会”会場といった趣の屋内施設です。
ジブリのこだわりがいっぱいにつまっていて、ジブリ作品の再現度はかなり高め。どんなスポットがあるのか見てみましょう。
・中央階段



・子どもの街


・ネコバスルーム



・映像展示室オリヲン座

・天空の庭

・にせの館長室

・床下の家と小人の庭


・南街


常設の展示では、ほかに、展覧会などで使われた制作物・造形物が置かれた「公開倉庫」や、『コクリコ坂から』の「カルチェラタン」の一角にある「哲学研究会」などもあります。
さらに、企画展示もあり、第1期開園時には、次の3つの展示を実施。それぞれ終了時期は未定ですので、公式サイトでチェックしてください。
【ジブリのなりきり名場面集】

【「食べるを描く。」増補改訂版】【ジブリがいっぱい展】

「ジブリの大倉庫」には、次の3つのカフェやショップがあります。ランチやおみやげ購入はコチラで。
・カフェ 大陸横断飛行

・ミルクスタンド シベリ・あん

・ジブリの大倉庫ショップ 冒険飛行団

【3】『耳をすませば』の世界を再現した「青春の丘」
「愛・地球博記念公園」の公園北口(最寄り駅から近い入口)に一番近いエリアが「青春の丘」。『耳をすませば』の世界を再現している、作品のファンにはたまらない空間です。
・地球屋






・ロータリー広場


・猫の事務所

【4】トトロが住んでいそうな「どんどこ森」
「ジブリの大倉庫」「青春の丘」とは少し離れたところにある「どんどこ森」。歩くと約20分くらいかかりますが、園内を走るバスもあるので利用するのもいいと思います。
「どんどこ森」は『となりのトトロ』の世界観であふれています。大きなトトロ「どんどこ堂」がいる場所や、愛・地球博(愛知万博)のパビリオンとして建てられた「サツキとメイの家」も引き続き公開されます。
周囲の緑や自然に溶け込んだ「どんどこ森」では、ゆっくり、のんびり過ごすことをおすすめします。
・どんどこ堂




・どんどこ売店

・どんどこ号

・サツキとメイの家

【5】第2期開園では「もののけの里」「魔女の谷」が登場
3つのエリアに加えて、2023年秋に「もののけの里」、2024年3月に「魔女の谷」という2つのエリアがオープン予定。コチラの第2期開園も今から楽しみです。
・もののけの里

・魔女の谷

「ジブリパーク」へは、ぜひとも、ゆっくりと出かけてみてください。緑や自然がいっぱいの公園も一緒に楽しんでほしい公園施設です。
チケットは、例えば、11月10日から2月のチケット、12月10日から3月のチケットを販売、というスタイルです。何カ月後かに出かけるプランにしましょう。

そして、予約した日時が来るまでに、次のジブリ作品を見たり、見直したりしてみてはどうでしょう? 作品を知っているかどうかで、楽しさはかなり違ってくると思います。作品名のあとに、見ると、より楽しめるエリアを示しておきます。
『となりのトトロ』ジブリの大倉庫/どんどこ森
『天空の城ラピュタ』ジブリの大倉庫
『千と千尋の神隠し』ジブリの大倉庫
『借りぐらしのアリエッティ』ジブリの大倉庫
『耳をすませば』青春の丘

(c) Studio Ghibli
執筆者:佐々木 隆(遊園地ガイド)