京都以外の関西各府県でおすすめの紅葉名所7カ所を厳選!
本格的な秋の始まりと共に増えてくる紅葉の情報を耳にすると、旅好きの人たちは「今年はどこの紅葉を見に行こうか」と計画を立てるのが楽しみになります。
今回は関西の紅葉名所に着目。たくさんの紅葉名所が集う京都は別途ご紹介として、こちらでは京都以外の関西各府県で2022年に見ておきたい紅葉名所を7カ所選んでご紹介します。
※見頃の時期は、その年の気候により大きく変動します。目安としてご覧ください。
1. 石山寺(滋賀県)

石山寺は、滋賀県大津市にある古刹。ここは源氏物語を書いた紫式部ゆかりのお寺。秋が深まる頃には境内の山全体が赤や黄色に美しく色づきます。
紅葉シーズンには夜になると境内がライトアップされ、幻想的な雰囲気を感じながら紅葉・黄葉を楽しめます。
例年の見頃:11月中旬~下旬
2. 日吉大社(滋賀県)

日吉大社は、滋賀県大津市にある神社。比叡山の麓にあり、方角的に平安京の鬼門を守るお社として古くから親しまれています。
3000本もの紅葉する木々が境内にあり、紅葉シーズンはカラフルな風景を目の当たりにできます。
例年の見頃:11月中旬~下旬
3. 箕面大滝(大阪府)

箕面大滝(みのおおおたき)は、大阪府箕面市にある滝。大阪市内中心部から1時間足らずの場所に豊かな自然が広がっており、その中に日本の滝百選にも選ばれた落差33メートルの箕面大滝があります。
紅葉の時期は、滝の周りも含めた木々が鮮やかに色づき、紅葉と滝の美しいコラボレーションを楽しめます。
例年の見頃:11月中旬~12月上旬
4. 瑞宝寺公園(兵庫県)

瑞宝寺公園は、兵庫県神戸市にある観光名所。
関西の温泉の中では、抜群の知名度を誇る有馬温泉ですが、その有馬温泉の温泉街の端にある瑞宝寺公園は、豊臣秀吉が紅葉の美しさにほれ込んだという言い伝えが残る紅葉の名所です。静かな雰囲気の中で紅葉を楽しめます。
例年の見頃:11月上旬~下旬
5. 春日大社(奈良県)

春日大社は、奈良県奈良市にある神社。世界遺産「古都奈良の文化財」に登録される、奈良を代表する観光名所のひとつです。
一之鳥居から御本殿へ向かう表参道の木々が紅葉し、タイミングが良ければ神様の遣いである鹿と一緒に紅葉を愛でることもできます。
例年の見頃:11月中旬~下旬
6. 談山神社(奈良県)

談山神社(たんざんじんじゃ)は、奈良県桜井市にある神社。日本史の授業で必ず習う「大化の改新」の舞台となった場所です。
紅葉も美しく、珍しい十三重塔と紅葉の組み合わせは一度見ると忘れられない思い出になります。
例年の見頃:11月中旬~下旬
7. 高野山(和歌山県)

高野山は、和歌山県高野町にある観光名所。弘法大師が真言密教の宗教道場として切り開き、以来1200年近い歴史を重ねて多くの寺院が集まる街となりました。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録されています。
標高が高い分、里より早めに紅葉が始まります。金剛峯寺、根本大塔、奥之院など多くの見どころがありますが、どこでも美しい紅葉・黄葉を楽しめますので、ゆっくりお詣りしながら紅葉・黄葉に浸ることができます。
例年の見頃:10月下旬~11月上旬
2022年見ておきたい京都以外の関西の紅葉名所をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。街や山が美しく彩られる秋ならではの風景を楽しみに出かけてみてください。
執筆者:村田 博之(名所・旧跡ガイド)