世界中で人気の日本料理といえば、やはり「寿司」だろう。しかし、世界で食べられている寿司は、日本人が思う寿司と想像以上にかけはなれた物が提供されていることは当たり前になっている。
ドバイで最高評価の寿司食べ放題

たとえば、世界中の美味しい物が集まるセレブの国・ドバイで一番人気の寿司食べ放題も例外ではない。こちらの「SUSHI NATIONS」は、ドバイを含むアラブ首長国連邦でもっとも評価が高い寿司店という売り文句の店。

お値段はランチで69.99UAEディルハムと、日本円にして3,000円弱と意外にリーズナブルなのだが...。
日本人がイメージする寿司はひとつもない

まず最初の注文はこちらの用紙に記入するのだが、日本人がイメージする寿司はひとつもない。寿司食べ放題でラーメンやうどんを注文するのもアレなので、まずは店員お勧めの「ホットサンドライトマト」と、「ホットシュリンプクイーンロール」を注文。

数分後に来た寿司を見て衝撃。なぜか裏巻きにパン粉が付けて揚げられており、その上にセミドライトマトとクリームチーズ、エビとクリームチーズと、想像をはるかに超える見た目の寿司かもしれない物体が到着したのだ。ちなみに、みそ汁はなぜか酸っぱい。
店員いわく「これはブラジル風の寿司」

まあ物価が日本より高めのドバイだから仕方がないか...と思いつつも、どうも食欲が沸かない。しかし店員いわく「これはブラジル風の寿司でめっちゃ美味しい」とのことなので、勇気を出して食べてみることに。

ほうほう、カリカリに揚げられているギッチギチに詰まった酢飯は意外とイケ...なかった。あまりにヘビーすぎる味に、2つでノックアウト。しかし、まだビュッフェの寿司という救いが残っている。
残された希望が絶望に

ビュッフェもランチは握りがなく、すべてが巻物。しかも、得体の知れない色のとびっこがちりばめられた寿司を見受けられ、残された希望がじょじょに絶望に変わっていく。

しかし、カニカマの寿司などまだ食べられそうなものもあったので、勇気を出し8個ほど取る。お残しは1つにつき4UAEディルハム取られるので、かなりの覚悟がいる決断だった。
日本のカニカマって超ウマいんだな...

気になる味だが、とびっこはほぼ味がないため醤油をガッツリつけてぎりぎり食べられる程度。当然酢飯はカチカチである。カニカマも見た目はカニカマだが、「日本のカニカマって超ウマいんだな...」と認識できる味。

ただ、サーモンがのった寿司はサーモンの美味しさでギリギリイケる。けっして美味しくはないが、このディストピア寿司の中では唯一救いになる存在だ。
ドバイで日本食はまだまだ発展途上
ドバイで数十年働く日本人によると「日本人が経営する店もいくつかできたけど、ドバイで日本食はまだまだ発展途上」とのこと。ブラジル風寿司よりも日本風の寿司が人気になってほしいが、食の好みもあるため、なかなか難しいのかもしれない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・熊田熊男)