疲れた体を大好きなお酒とそれに合う料理で潤す夕食時間。これぞ至福のひと時といっても過言ではありません。しかし、忙しい日々の中で手の込んだ夕食を作ることは、それなりのプレッシャーになることもしばしば。しかし、そんな人々の救世主たるYouTubeちゃんねるが存在するのです。
その名も『ぴーきちごはん』!
こちら、東京で一人暮らしをするサラリーマン・ぴーきちさんによる、仕事終わりに普段つくっているおつまみを紹介する番組。動画初投稿から一年にして、チャンネル登録数は18万人超え!簡単で美味しいレシピをたくさん知れるだけでなく、独身男ぴーきちさんの楽しげなライフスタイルも垣間見ることができる、人気チャンネルとなっています。
今回、ビューティーガール編集部はぴーきちさんへのインタビューを決行!知られざる動画製作の裏話をたっぷり聞かせてもらいました!
きっかけは会社の先輩のひとこと
――ぴーきちさんが動画を取り始めたきっかけは何だったのですか?
「コロナ禍になったことですね。もともと自炊をしない外食派だったので、外出が自粛になってしまってどうしようかと。最初はコンビニ弁当を買うなどで乗り切ろうとしたのですが、それなら料理をやってみようかなと思って始めたのが一年半前。その後、会社の先輩がうちに来た時に料理を振舞ったりしていたら、『YouTubeとかやってみたら?』と提案してもらったのがきっかけです」
――それまで全く料理をしていなかったのに、そんなにすぐに人に振舞えるレベルまで上達したんですか?!才能、ありすぎません?
「クラシルとか、レシピサイトを真似して始めた感じなので、特に自分のポテンシャルが高いとかではないんですよ(笑)。ただ、大学時代にカフェでアルバイトをしていて、パスタを作ったりした経験はあったんです。なので、もともと包丁とかは使えました」
親は料理をしていることすら知らないんです(笑)
――そのスキルは持ちながら、これまで自炊をするという発想はなかったのでしょうか?
「実は我が家は、両親も料理しない人たちだったんです。子どもの頃からずっと、食事は外食やテイクアウト。作るってなるとレンチンくらいしかしていませんでした。なので、一人暮らし始めた後も、実家の頃と同じ生活を続けてたっていう感じです」
――自炊をしないことが当たり前な環境で暮らしていたわけですね。
「はい。だから、料理を始めたことは自分にとっても本当に新しいチャレンジでした。親はYouTubeをやっているどころか、料理をしていることすら知らないんです(笑)」
編集も撮影もスマホ一台
――ぴーきちさんは、サラリーマンをしながら動画の撮影・編集・アップをすべて自分でされているとか。お忙しい中、どういったスケジュールで動いているのですか?
「仕事が終わった後に夕飯を作るついでの撮影なので、負担は特にですね。撮影はだいたい月・水・金の週3日のローテーションなので毎日というわけではないですし。休みもカレンダー通りなので、そこまで大忙しでもないんですよ」
――カメラアングルがすごく凝っているし、編集もしっかりされていて、クオリティの高さと見やすさが良いですよね。
「ありがとうございます。編集はスマホのアプリですし、撮影もスマホ一台。すべて普段使ってるスマホの中で完結してるんですよ」
――ええー!それ、逆に凄いですよ。手元のスマホ一台であのレベルとは……。
「他の動画ではどういった撮り方をしてるのかを研究して、いいところをまとめた感じです。最初の頃は試行錯誤して大変でしたけど、今はもう苦労はありません」
動画を作る上でのこだわりは?
――アングルがしょっちゅう変わるし、何台かカメラを使ってるんだと思っていました。動画を作る上でのこだわりはありますか?
「ショート動画が流行っていることが証明になるんですが、最近の視聴者さんは動画見る集中力があまりなくなっているように感じるんですよ。だから、料理している時に一点撮りで画角が変わらないってなると、すぐに飛ばされちゃう。同じアングルの動画は最大で4秒。無意識で長く見てもらえるようにしたいというのが、こだわりかもしれません」
――なるほど。昨今の風潮も動画作りにちゃんと反映している、と。それにしても、凄い勢いで登録者数や再生回数が伸びていますよね。確か、2~3ヶ月前に万人突破といっていたのが、もう18万人!
「こんなに増えるとは思ってなかったです。何しろ、2022年の目標が登録者数1万人だったくらいなので(笑)。動画のスタイルを変えた途端にどーんといった感じですね」
反響の大きかった動画は?
――確かに少し前から料理の品数が増えてますよね。あと、動画の始まりの「お疲れ様で~す」が定着したのもほぼ同時期でしょうか。
「そうですね。動画1本につき料理1つでやってきたところを、数で勝負するようになってテイストを変えた途端に一気に伸び始めましたように感じます。そういえば、飲みに行った時とかに声を掛けられることも増えてきました。ああ、多くの人に知っていただけてるんだなぁと嬉しく思います」
――反響が目に見えて現れているじゃないですか。特に反響の大きかった動画はどれですか?
「紅ショウガ編の企画ですね。これは周りからも賞賛されたのですが、紅しょうがでよくここまで作れたなっていうのが、自分でも良かったなと思います」
リクエストをくれたり、応援してもらえてます
――そういえば、このYouTubeは会社の先輩のひと言から始まったわけですが、会社からは容認されているのですか?
「副業禁止の会社ではないので問題ないです。みんなYouTubeを見ていてくれて『あれ美味そうだったな』感想を言ってくれたり、『今度はこれ作ってみてよ』ってリクエストをくれたり。応援してもらえてますね」
――たまに動画に音声で登場する彼女さん(ピー子さん)からは、何か言われていますか?
「始めたばかりの頃は、『何やってんの?』って、だいぶ冷たい視線を送られてました(笑)。今はスケールが大きい話になってきたのもあって、すごく協力してくれています」
近日公開の後編ではぴーきちさんのライフスタイルに迫ります!
<取材・文/もちづき千代子>
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。度を超したぽっちゃり体型がチャームポイント。Twitter:@kyan__tama
(エディタ(Editor):dutyadmin)





