
「子供の頃に戻りたいな...」──。社会人になって誰しも一度は思ったことがあるはずだ。日々の仕事に追われる中で、幼少期の「あの時代」を懐かしみ、突如エモい感情に襲われた経験はないだろうか。
秋葉原には、そんな子供の頃に戻ることができる「大人のお子様ランチ」を出すお店があって...。
【写真】「大人のお子様ランチ」の中身とは...
かつやの「大人様ランチ」ブーム
ご存知、お子様ランチは、ハンバーグやオムライスなど子供が大好きな料理を1つの皿に盛り付けたメニュー。だが、成長するにつれ、ファミリーレストランでも人目を気にして頼みにくくなり、少しずつ遠ざかってしまう。
今年5月、とんかつチェーン店のかつやでそんなお子様ランチを堂々と頼める「大人様ランチ」が期間限定で発売されると、売り切れが続出した。それだけ童心に帰りたい大人が多いということだろう。
秋葉原駅のすぐ近くに...
残念ながらかつやの「大人様ランチ」は終了してしまった。記者は見事に食べそびれてしまい、どこか浮かない毎日を送っていた。

だが、最近知人から秋葉原で似たようなメニューを提供するお店があることを教えてもらった。そのお店は「長崎トルコライス食堂」。「長崎」と店名にあるが、場所は東京・秋葉原駅から歩いて3分ほどのところにある。
このお店のトルコライスが「大人のお子様ランチ」そのものなのだそう。長崎県の名物・トルコライスはたしかにとんかつやハンバーグなど子供の好きなおかずが盛られた料理であるが...。真相を確かめるため、6月中旬のお昼にお店どきに足を運んだ。
懐かしい味付け

外の看板を見ると、人気ナンバー1メニューに「スペシャルNAGASAKIトルコライス」(税込み1,650円)がある。これが「大人のお子様ランチ」に違いない。

早速、同メニューを注文した。運ばれてきた料理を見ると、ポークロースカツ、和牛入りハンバーグ、大海老フライ、カレーピラフ、ナポリタンとまさに幼少期に大好きだった料理のオールスター。
嬉しいのはサラダとアボカドもたっぷり入っていて、野菜も摂れること。最近、肥満気味の記者はダイエットでおなじみ「ベジファースト」で野菜から食べ、メインに移る。

目玉のとんかつは、外がサクサクで中からジューシな肉汁があふれてくる。肉も柔らかい。

続いて、ナポリタンをいただく。麺が太くもちもちしていて、甘めで懐かしい味付けだ。この瞬間、心が幼少期のころに戻った。
記者が感じた「配慮」

ご飯はカレーピラフで、ピリッとした辛さが食欲をそそる。ピラフを食べつつ、ハンバーグに箸を伸ばす。和牛入りのためか、ジューシーながら後味はギトギトしておらず、さっぱりしている。

最後に海老フライ。これが中までぎっしり詰まった身がぷりぷりで、上に乗ったタルタルソースがたまらない...。見た目はボリューム満点だが、サラダも多めで、味付けも変にもたれないよう調整されている印象を受けた。
この辺りからも、大人向けのお子様ランチだと感じられる。大人になると、10代の頃のように好きな物を好きなだけ食べていいわけではない。健康診断で医師から中性脂肪や尿酸値等の数値を指摘され、健康を意識する必要があるからだ。
30代の記者もその1人だが、秋葉原の「お子様ランチ」は童心に帰りながらもそうした世代にも考慮されている。仕事で疲れた時に食べてみてもいいかもしれない。
(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)