冷たいカレーって、アリ?
無印良品の食品コーナーで確かな存在感を確立しているのが、「カレー」。無印カレー人気の火付け役として大ヒットした「バターチキンカレー」といった定番商品に甘んじることなく、日本ではまだまだ広く知られていないマニアックなインドカレーやアジアのスパイシーカレーを追求し、日本人が食べやすいテイストに解釈して新商品を生み出し続けています。
値段を安くという観点よりも、カレーの世界観を楽しく広げようというあくなき挑戦がカタチになった商品がずらりと並んでいて、売り場に行くたびに「これ、気になる! よし、食べてみよう!」と心をつかまれている人は少なくないはずです。そして今年も気になる新商品が続々登場しています。
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「冷やして食べるカレー」がこの夏、大活躍の予感
私はこれまで南インドのカレーがお手本になった「プラウンモイリー」が大のお気に入りでしたが、2022年春に登場した驚きの新商品「冷やして食べるカレー2種」に魅了されてしまいました。
実はこのカレー、これからの季節にピッタリな“ある食材”が無限に食べられてしまうことに気がつきました。今回はそのご紹介をしたいと思います。
暑い夏、調理せずにすぐに食べられるカレーが登場
2022年の4月20日に新発売されたのが冷やして食べるカレー2種。「素材を生かした 冷やして食べる えびとトマトのカレー」(350円)と「冷やして食べる チキンジンジャーカレー」(350円)です。
いずれもこれからの蒸し暑い時期にさらっと食べやすいカレーとのことで、温めずに常温もしくは冷蔵庫でしっかり冷やした状態で食べることが推奨されています。うーん、気になる! さっそく食べてみることにしましょう。
脂が固まらない!冷製スープを楽しむようなカレー
食べてみると、いわゆるとろみの強いカレーとは違い、さらっとした冷製スープのような感じです。また固形状の脂はほとんど見当たらず、濃厚さやスパイスの香りを感じつつも、後味は酸味や旨味、そして爽快感が広がります。
あえて弱点を探すとすれば、具材が少なめなので、ボリューム感を感じづらい点でしょう。食欲がないときにさらりとごはん(あたたかくても冷やしてもどちらでも美味)にかけてお茶漬けや冷や汁のように味わうのが夏らしい食べ方とも言えます。
お弁当に持っていくのも楽しそうです。そして、私がもっとも感動した最強の食べ方が別にありました……。
そうめんが、無限に食べられる
このスープのサラサラ感やエスニックなテイストに、あえて和の食材を組み合わせてみたところ、それが大正解でした。その答えは、「素麺(そうめん)」。めんつゆで食べることに飽きていた人にも朗報です。
準備は簡単。そうめんをゆでて流水で洗って水切りするだけ。お好みで薬味を加えてもよいですが、スープにスパイスがしっかり入っているため、そのままで十分においしいのです。
夏野菜やサラダチキンをたっぷり添えても良し
カレーを冷蔵庫で冷やし、そうめんは小麦の香りや旨味を生かせるよう、冷やし過ぎずに並べるのがベストなバランスです。そうめんの細麺にカレースープが絶妙に絡み合い、ごはんメニューとはまったく異なる“エスニック麺”を味わうことができます。とろみと言い、香りと言い、のど越しと言い、これならいくらでも食べられてしまいそうです。
夏にそうめんを余らせてしまう人は、このカレーの存在を覚えておけば心配無用になること間違いありません。逆にそうめんの食べ過ぎが心配な人は、付け合わせとしてトマトやキュウリなどの夏野菜、さっぱりとしたサラダチキンをたっぷり添えて、そうめん少なめに味わえば、罪悪感なくヘルシーに堪能できるでしょう。
アジアンテイストをさらに演出したい場合は、そうめんを米麺に代えたり、パクチーやライムなどを添えてみるのも大アリです。
今夏の無印カレーは、カレーの新たな食べ方をさらりと軽やかに教えてくれそうですね! さあ、気になる方は旬の味をお試しください。
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<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。ビューティーガール連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
(エディタ(Editor):dutyadmin)







