毛髪診断士の元井里奈です。美容家電コーナーに並ぶ多種多様なドライヤーたちを前に、どれを買えばいいの?! と悩んでしまう人は少なくないことでしょう。前回、美髪のためのドライヤー選びには、キューティクルをしっかり守る生活を続けられるかどうかが重要で、筆者は悩んだ末に3つの条件に絞ったことをお伝えしました。

毛髪診断士・元井里奈(もといりな)
今回は、残り2つの条件を具体的にご紹介していきます。
【前回記事】⇒次々発売されるドライヤーから、自分に合う1台を選ぶコツ。高性能でも“乾かしきれないと無意味”
自分の髪に対する距離と向きを自在に操れるドライヤーか
2つ目の条件は、「自分の髪に対する距離と向きを自在に操れるか」です。筆者は風の温度やヘアドライの段階に応じて髪とドライヤーの距離を調節しながら使っています。
最初に乾かすときは高温を使いますが、高温すぎると髪がダメージを受けるため、髪から適度に離して調節します。仕上げに冷風でブローするときは近づけます。そのため、ドライヤーが大きすぎたりすると不便で、小回りがきくと便利だと考えました。
向きは、ヘアドライの中盤以降にキューティクルの向きを揃えながら乾かしていくための条件です。キューティクルは髪の根元から毛先の向きに重なりあっているため、上から下の方向にドライヤーをあてて乾かしていくと綺麗に揃います。下から上の向きに風をあててしまうと、閉じようとしているウロコを開かせるようなことになってしまうため、オススメできません。
そのため筆者の場合は、大きすぎて髪に対する距離や向きを自在に扱いにくかったり、重たくて長時間持てないドライヤーは除外しました。
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高温から冷風までの温度調節機能があるドライヤーか
3つ目は、高温から冷風までの温度調節機能があることです。あまりにも高温だと、髪からの距離だけで温度調節するのは大変なので、60℃~80℃前後の設定があるものだと便利だと考えました。また、仕上げ用に冷風機能は絶対に欲しいと思いました。
髪は温度が高い状態からグッと低い状態になると、状態が保持されやすくなります。また、温度が低くなるときにキューティクルも閉じると考えられており、ヘアドライの仕上げとして冷風をあてると、艶髪をキープしやすくなります。特に夏場は、高温で乾かした後そのままにしておくと、自然に自分の頭の熱気で髪が湿り気を帯びてきてしまうことがあるので、冷風機能は必須です。
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これらの条件から、私はダイソンのドライヤーを使っています。お高いので、最初はレンタルで試し、その後TV通販でお安くなっていた色のものを購入しました。風口に色々なアタッチメントがついているのですが、マメな性格ではないので今のところ使っていません。
筆者の髪の長さ&毛量があると最低でも20分はかかりますが、そこそこ忙しい生活を送っているので、とても助かっています。
筆者の場合は、3つの条件と個人的な「髪が長く毛量が多い」「時間を短縮したい」という希望を満たしたのが、たまたまこのドライヤーでした。とはいえこれが万人におすすめというわけではもちろんありません。皆さんもぜひ、ご自分のライフスタイルに合う1台を見つけてください。
4歳の娘の髪も、温風と冷風でしっかりヘアドライ
ちなみに私の家庭では、家族みんな同じドライヤーを使っています。子どもたち(2歳息子、4歳娘)に使う時は、最初は風量MAXだと嫌がられたので、小さな風量から慣れさせました。ドライヤーから逃げまくる2歳の息子は短髪のためさっと乾かすだけで許していますが、娘はラプンツェル(髪の長いお姫様)を目指しているというので、傷まないよう私と同じ手順で温風と冷風を使い、しっかり乾かしてから解放しています。
まだ4歳なのに、母親が髪オタクなために迷惑だったり得したりする娘。ちなみに夫も短髪なのですが、いつ乾かしているか分からないくらい、一瞬で終わっている模様です。
どのドライヤーが一番、とは言えない
ほかの高機能ドライヤーや、安価でも私の求める最低限の機能を備えたドライヤーにも惹かれましたが、風量が物足りなかったり、大きかったりしたため、優先順位が低くなりました。ちなみにちょっと気になった機能“顔のリフトアップ”は、ドライヤーでなく他の手段で頑張ろうと思いました。
ドライヤーは、どれが一番優れていると一概に言えるものではなく、個人のライフスタイルや髪質によって一人一人のベストな選択肢があるものだと思います。美髪を目指したいあなたは、キューティクルをしっかり守る生活を続けられるかどうか、で選んでみてはいかがでしょうか。
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<写真・文/元井里奈>
元井里奈
東栄新薬株式会社/取締役。毛髪診断士®/サプリメントアドバイザー/メノポーズ(更年期)カウンセラー。慶應義塾大学卒。髪に悩む女性のためのサプリメント「美ルート」をプロデュース。毛髪、栄養学、女性ホルモンに関する専門知識をもとに、ヘアケアコラムの監修や執筆も行う。2児を育てるワーママでもある。Instagram:@rinam.0922、Twitter:@rinamotoi、ブログ「ワーママ毛髪診断士が教える、35歳から始める育毛・美髪ケア」
(エディタ(Editor):dutyadmin)



