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豚バラの「ほぼ脂」問題を避けるには?買う前にチェックすべきポイント | ビューティーガ

時刻(time):2022-05-08 08:25源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
何割が正解? おいしい豚バラ肉を選ぶためには、どうすればよいのでしょうか? 突然ですが、皆さんは豚バラ肉の“脂”について、深く考えたことはありますか? つい先日、そのきっかけになりそうなツイートが流れてきました。それは、「豚バラほぼ脂事件」。とある女性ががスーパーで100グラム98円の豚バラ肉を購入し、自宅で角煮を作ろうとしたものの、あまりの脂

 何割が正解?

おいしい豚バラ肉を選ぶためには、どうすればよいのでしょうか?

おいしい豚バラ肉を選ぶためには、どうすればよいのでしょうか?

 突然ですが、皆さんは豚バラ肉の“脂”について、深く考えたことはありますか? つい先日、そのきっかけになりそうなツイートが流れてきました。それは、「豚バラほぼ脂事件」。とある女性ががスーパーで100グラム98円の豚バラ肉を購入し、自宅で角煮を作ろうとしたものの、あまりの脂の多さに驚愕。

 その衝撃体験を写真付きでTwitterに投稿したことがきっかけとなり、SNSだけでなくマスメディアなどでも広く取り上げられることになりました。

 確かに、買った豚バラが90%以上白い脂だったら、多くの人はショックを受けるはず。そもそも豚バラ肉は「三枚肉」と呼ばれ、脂肪と赤身が交互に重なって三層になっているのが基本特徴ですから、あまりにそのバランスが崩れていると想定外のケースになりますよね。

 そこで今回は、「買う前に気を付けるべき、豚バラ肉の超カンタン確認法」をご紹介。赤身と脂身のベストバランスを検証しつつ、脂が程よく落ちたしっとりジューシーな「絶品・ゆで豚」の作り方をご紹介したいと思います。

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購入時、断面が3層になっていることを確認しよう


表面の色だけで判断せず、大事なのは「断面」をチェックすること

表面の色だけで判断せず、大事なのは「断面」をチェックすること

 まずは、今回のツイートのような悲しい体験をしないよう、購入時に気をつけるポイントを確認しましょう。

 ずばり見るべき箇所は1つ。肉の「断面」です。赤身と脂肪がバランスよくきれいな層状になっているものが理想的。パックされている表面の色(赤身ばかり、脂身ばかりに見えることもある)だけで判断するのではなく、必ずパックを斜めからチェックするようにすれば確実です。

 断面が見えない状態で販売されていることはほぼありませんから、必ず事前確認をすれば不本意な事故を防ぐことができます。

 それでは次に、脂身の割合について比較していくことにしましょう。いったい、どのくらいの割合だとおいしいのでしょうか?

豚バラ





脂の量、あなたの好みは?


焼肉用の豚バラ肉。同じお店に並んでいる商品でも、脂の分量はさまざま

焼肉用の豚バラ肉。同じお店に並んでいる商品でも、脂の分量はさまざま

 スーパーの精肉コーナーで売られている豚バラ肉を見ていくと、商品によって脂の量がさまざまであることがわかります。

 赤身が多めなもの、脂身が多めなもの。脂身が網目状に入っているもの。いったいどれが正解なのでしょうか?

 おいしさの感じ方には個人差があり、自分にとっての確証を得るためには食べ比べが一番ですから、実際に比較してみることをオススメします。ここでは、フライパンでシンプルに焼いて比較してみました。

脂が溶け出しておいしそう。食感が自分好みなのはどれ?

脂が溶け出しておいしそう。食感が自分好みなのはどれ?

 焼肉用の厚切り豚バラ肉を準備して、両面をしっかり焼いて実食していきましょう。







赤身と脂身は、同量くらいがオススメ


見た目に大差はないが、味わってみるとその違いに気がつきます。手前がやや赤身多めのもの

見た目に大差はないが、味わってみるとその違いに気がつきます。手前がやや赤身多めのもの

 大きな違いは、ジューシー感と食感にありました。赤身が厚めに入ったタイプは、赤身ならではの噛み応えをしっかり味わえるものの、食べる人によっては“かたい”と感じることもあるでしょう。

 一方、じゅわっと感とともに豚肉ならではのまろやかさやコクを実感できたのは、脂身が全体の半分程度のもの。特に、サシのように細かく入っているタイプがもっともふんわりなめらかな食べ心地を堪能できました。

 結論としては、万人受けのおいしさを狙うなら、赤身と脂身は同量(5:5)が良さそうです。ただし食べ方(しゃぶしゃぶ、ブロック肉料理など)によっても正解は変わってきますので、あくまでも“同量は基準”だと覚えておくのがオススメです。

 それでは最後に、赤身がボソボソしない!「絶品・ゆで豚」の作り方をご紹介します。








しっとりジューシー!「絶品・ゆで豚」は、豆乳を入れて煮るべし


程よく脂身が抜けた「ゆで豚」

程よく脂身が抜けた「ゆで豚」

 今回は、王道バランスを守り、赤身と脂身が同量の豚バラ肉を用意しましょう。ポイントは一つ。「豆乳」もしくは「おから」をたっぷり加えて煮ることです。1本の豚バラ肉につき豆乳は200ml程度、おからは惜しみなくどっさり加えましょう。お湯で煮たときよりも断然しっとりと仕上がります。

 また、味付けのタイミングも大事。ゆでる直前に塩などの調味料を塗り込むと肉がかたくなってしまうのでオススメしませんし、しっかり味付けされた煮汁で長時間加熱するとかための仕上がりになってしまいます。

 煮込みが終わる最後の段階ではちみつ(大さじ1)→塩(おおさじ1)を加えて火を止めて、自然に冷ますことでふんわり仕上げることができます。

1本の豚バラ肉につき豆乳は200ml程度使用。おからは惜しみなくどっさり加える。いずれも安価なもので十分

1本の豚バラ肉につき豆乳は200ml程度使用。おからは惜しみなくどっさり加える。いずれも安価なもので十分

 煮込み時間の理想は弱火で1.5時間。火加減に注意をすればほったらかし調理でOKなので、最低でも1時間はコトコト煮るようにしましょう。

 脂身が程よく抜けて、ヘルシーなゆで豚が完成します。煮汁は冷やして脂やアクを取り除けば再利用可能。スープやラーメンを作る際のベースにするのもオススメです。

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<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。ビューティーガール連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12



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