「嫁はハシに座るものです」結婚前は優しかった義母の本性。無断外出は禁止され… « ビュ

時刻(time):2022-05-08 08:15源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
「女性は男性の後ろを3歩下がって歩くもの」そんな考え方は、はるか昔の話…と思いますよね。しかし、中には未だにそんな考え方の家庭もあるようです。 「最初は『優しいお義母さんだな』という印象でした」そう語るのは、3年前に恋愛結婚した亜紀さん(30歳/仮名)。お相手は、裕福な実家に生まれた3人兄弟の真ん中っ子の男性です。 写真はイメージ(以下同じ)
「女性は男性の後ろを3歩下がって歩くもの」そんな考え方は、はるか昔の話…と思いますよね。しかし、中には未だにそんな考え方の家庭もあるようです。

「最初は『優しいお義母さんだな』という印象でした」そう語るのは、3年前に恋愛結婚した亜紀さん(30歳/仮名)。お相手は、裕福な実家に生まれた3人兄弟の真ん中っ子の男性です。

女性 後ろ

写真はイメージ(以下同じ)

義母との出会い


「旦那さんのトシさん(38歳/仮名)とは、友人の紹介で知り合いました。彼はバツイチで、離婚した理由は、前の奥さんとお義母さんの折り合いが悪かったからと聞いていました」

そんな前情報もあったため、怖い義母なのかと心配していた亜紀さん。しかし、婚約中に初めて義実家を訪れた際には、「こんなに素敵なお嬢さんがお嫁に来てくれるなんて…」とお義母さんは亜紀さんを大絶賛。

「美味しいケーキを用意してくれたり、すごく親切でお綺麗なお義母さまでした。前の奥さんとは、きっと相性が悪かったんだろうな、私とは大丈夫!って思っていました」








結婚したら突然様子が…


しかし、義母が本性を表してきたのは、亜紀さんが正式に結婚してからのことでした。

「結婚してから初めての義実家での集まりがありました。婚約状態の時はお客さんとして丁寧に扱われていたけれど、結婚したら突然、様子が違いました」

義実家に着くとすぐに、お義父さんにコーヒーを淹れるようにと、お義母さんから言われた亜紀さん。

「コーヒーを淹れるくらい、別にいいんですが『砂糖は2杯でミルクはこれくらい。覚えてね、それからよく混ぜて』とお義母さんから助言がありました。正直、お砂糖とミルクくらい自分で入れたらいいのに…とは思いました」

さらに、後から来たお義兄さん達は、当然のように「俺はミルク多めだから、よろしく」「俺にはブラックで」と口々に言ってきたのだそう。

「あ、この家では女性が飲み物を用意するのが当たり前なんだ…と、ちょっと驚きました。婚約中はお客さん扱いされていたので、気がつかなかったんです」

以前、お義兄さんたちの奥さんは、最近義実家に寄り付かなくなったと耳にしていた亜紀さん。「理由はこれか…」と納得したそう。







嫁は家政婦?


座布団
婚約中とは違い、一日中料理や片付け、義兄から頼まれたおつかいまで、あれもこれもさせられた亜紀さん。夜遅くまで気が休まる暇もなかったとのこと。しまいには、驚くような出来事が…。

「食後にトシさんに呼ばれて、隣に座ったんです。そしたら少ししてお義母さんが近づいてきて『嫁は端(はし)に座るものです』とこっそり耳打ちしてきました」

夫のトシさんはリビングルームの真ん中のソファに座っていたため、亜紀さんはその隣に居たのだそう。義母にうながされ、部屋の端に用意された座布団に座り直した亜紀さん。

「これって嫌がらせ?って思って、ちょっと泣きたくなりました。我慢しましたが…」






ひんぱんに呼び出され、てんてこまい


自宅が義実家とそこそこ近かったため、ひんぱんに呼び出されるようになってしまった亜紀さん。

「義実家にお客さまが来る時とか、縫い物が必要な時とかに呼ばれました。お客さんと義父母のためにお茶を入れたり、ほつれた衣類の縫い物をしたりとかです」

義母
正社員ではなかったものの、パートとして仕事もしていた亜紀さん。家の家事と義実家の用事と仕事とで、結婚する前よりずっと忙しくなってしまったと言います。

「一度、トシさんが休みの日に、私がドライブに行っていたんです。そしたら義母から電話があり『今から来れない?』とのことでした」

ドライブで遠出しているため行けないことを伝えると「まぁ!次回からお出かけする時は事前に伝えてくださいね!」とのこと。

「お義母さんは怒鳴ったりすることはないんですが、『そうするのは当然でしょ?』という感じの圧がありました。義実家はお金持ちの良家という感じなので、これくらいは仕方がないのかな…とも思っていました」








カラダに拒否反応が出た


結婚して2年ほど、そのような生活を続けていた亜紀さんですが、徐々に義実家からの要求の頻度はエスカレートしていきました。

「だんだんストレスが溜まってきたのは感じていたんですが、ある時、義母から電話がくるとスマホを持つ手が震えるようになったんです」

スマホ 落ち込む女性 このままでは自分が病んでしまうと思った亜紀さんは、泣きながらトシさんに相談しました。するとすべてを理解したトシさんは「君がそこまでストレスに感じてたのに、気がつかなくてごめん!」と謝罪。

「トシさんは、前の結婚の二の舞になりたくないと思ったのか、すごく真剣に考えてくれて、それだけでも心強かったです」






夫が地方への引っ越しを提案


そして夫は、地方への転勤の話が出ていたこともあり、ふたりで義実家から遠い場所に引っ越すことを亜紀さんに提案します。

「生活を変えるのは大変でしたが、引っ越して本当に良かったと今は思っています。もちろん、お義母さんは引っ越しにいい顔はしませんでしたが、トシさんが仕事の都合だと言うとしぶしぶ納得していました」

現在は義実家から新幹線で数時間の距離のところに住んだため、簡単に呼び出されなくなった亜紀さん。さらにコロナ禍も重なり義実家を訪れる機会がぐんと減ったとのこと。

「まだこの先の不安はあるものの、今は落ち着いて暮らしています。年に数回程度なら、家政婦みたいに扱われるのも平気ですし」

世の中には色々な家庭があるものですね。結婚してから初めて分かることも少なくないかも知れません。ひとまずは、亜紀さんに平穏が訪れて何よりです。

―シリーズ「義実家エピソード」―

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<取材・文/まなたろう イラスト/ただりえこ>
まなたろう
多岐にわたって興味があるアラフォーライター。コーヒーが好きで資格を取得中。海外に12年ほど住んでいたため、英語はそこそこ堪能。




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