
12日、ロッテの新商品「コーヒーラムネ」が爆誕した。同商品は、1960~90年代にかけて大ヒットした「コーヒーガム」をラムネとして再現したもの。
発売されるやいなや、「懐かしい」と思い出に浸る人が続出している。30年の時を経て、人気商品がラムネという形で復活した経緯をロッテに聞いてみると...。
幅広い世代に愛された

「コーヒーラムネ」の親ともいえる「コーヒーガム」は、限定販売時を除いて、62年から90年にかけて販売された。噛んだ瞬間から広がるコーヒーの香りと特徴的な味わいによって、子どもから大人まで幅広い世代に愛された商品。ちなみに『ジョジョの奇妙な冒険』に出てくるスタンド使い犬・イギーが好む味として覚えている読者もいるのではないだろうか。
コーヒーの粉末をガムに使用することで、独特の風味を出すことに成功。販売元であるロッテが過去に実施した懐かしのチューインガムに関するアンケートでも、断トツの人気だった。
30年の時を経て登場したラムネは、ぶどう糖を91%配合し、かつての人気商品を忠実に再現し、春夏の期間限定で販売する。値段は、オープン価格(市場推定価格は税込108円前後)。
「昔を思い出した」という声も
40代以上なら知っている懐かしの思い出の味。
復活したことに対して、ネット上では「本当にコーヒーガムの味がして懐かしい」「子どものころ、これでコーヒーがどんな味か知った思い出」「食べたら昔を思い出した」など、絶賛する声があがっている。
一方で、「おいしいけど、なんでガムなのかな...。あれも食べたい」「匂いも味もコーヒーガムだけど、何かが足りない」「コーヒーガム復活してくれ~」など、ガムでの再発売を望む声も。
実際に食べて感じた「違和感」
発売から数日後、都内のスーパーで「コーヒーラムネ」を購入し、食べてみた。袋を開けると、甘いながらもほのかに香るコーヒーの匂いが立ち込める。

ラムネの色は濃い茶色を想像していたが、思っていたよりも白かった。口に入れると、ほどよい甘さが広がり、後からコーヒーの風味がきておいしい。
手軽に食べられるので、仕事や勉強で頭を使った後に糖分を補給するために食べてもいいかもしれない。袋を開けた時も感じたのだが、この味と香りに覚えがあった。
記者は91年生まれなので、コーヒーガムが販売されていた時はまだ生まれてないはず...。期間限定の販売時に食べたのか定かではないが、不思議と懐かしい感覚に襲われた。なんだこの不思議な感覚は...。
ロッテに聞いた発売までの裏側
思い出の味が復活した経緯について、ロッテに問い合わせた。
「近年、世の中的にレトロがブームになっています。コーヒーガムは、ロッテの中でも非常に多くの人の心に残っている懐かしの商品です。復活の声も多く、開発に着手しました。 一方で、板ガムは子供のころこそよく食べたものの、今は売り場も少なく、手に取る機会も減ってきています。 そのため、今の若者から大人になじみ深いパウチ形状のラムネでコーヒーガムの味を復活・再現することで、大人になった今、改めて自分向けの形態になって親しんでいただこうと思い、ラムネでの開発に至りました」 (ロッテコーポレートコミュニケーション部)。
あえて、ラムネという形にしたのには、「より幅広い世代に楽しんでほしい」という思いがあったのだ。ちなみに、今後「コーヒーガム」として復活する予定はあるか聞いてみたところ...。
「復活の声、多くいただいております。ぜひ前向きに検討させていただきます」(前出・ロッテコーポレートコミュニケーション部)。
懐かしの味を食べれば、忘れかけていた何かを取り戻せるかもしれない。
(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)