東京の市場といえば、やはり「豊洲市場」を思い浮かべる人は多いだろう。しかし、一般客は観光がメインのため、市場ならではの安くて質の良い食材を買うことはなかなか難しい。
安くて質の良い食材が集まる川崎北部市場

では、都内近郊で安くて質の良い食材を買える市場はどこなのか? 一般客が購入できる市場はいくつかあるのだが、市場マニアである記者イチオシの市場は、神奈川県川崎市にある「川崎北部市場」だ。
川崎北部市場は基本的には業者メインの市場なのだが、一般客も朝8時から各店で商品を購入することが可能。電車で行くのは厳しいが、車なら東名川崎ICからもほど近く、一般道でも都内から場所によっては1時間かからず行くことができる。
水産棟の「北部三栄」は必ず行っておきたい

そんな川崎市場の中で、美味しい海産物を購入したいならぜひ行ってほしいのが、水産棟にある「北部三栄」。寿司ネタをはじめとした高級鮮魚を取り扱っており、老舗や横浜の湯島寿司など、人気の寿司店にも商品を卸している、プロ御用達の店である。

記者が訪れた日は、牡蠣が130円からと非常にリーズナブルな値段で販売されていたためいまが旬の岩ガキ1個と一緒に5個購入。また、マグロもインドマグロの大きなサクが2,000円と安かったので、そちらも合わせて買った。
肉を買うならマツモトミート

肉類であればお勧めは、こちらの北部マツモトミート。土曜日は人気の焼き豚が100グラムあたり200円と安価で売られているが、記者イチオシは別の商品。

こちらの黒毛和牛牛すじは100グラムあたり140円と激安で、煮込みにすると柔らかく非常に美味。今回は1キロほど購入し、塩煮込みにすることにした。
富士弁で市場メシを堪能

場内には食堂街もあり、人気の寿司店や定食店などがあるのだが、まず行っておきたいのが青果棟にある食堂「富士弁」。

市場関係者がよく使うだけありどれもリーズナブルな値段なのだが、柔らかくて味染みまくりのもつ煮込みと、マグロの刺身がセットになった定食も700円と信じられない値段。ササッと食べて市場の雰囲気も味わいたい。
これだけ買って驚きの値段

今回購入したものを合わせると、300グラムはありそうなインドマグロの赤身・中トロを刺身に。牡蠣5個、岩ガキ1個は殻を剥いてそのまま生で。牛すじは塩煮込みにして、計5000円程度。しかも1日で食べきれない量だ。

オイスターバーで食べたら数倍はしそうな牡蠣も、市場で買えば1個100円台なのだからお財布にも安心である。
これからは殻付きうにも出回る

今回は奮発してインドマグロを購入したが、たとえばこれをメバチマグロにしたら半額程度になるし、牡蠣も今回買った230円のものでなく130円のものにすれば4000円弱とさらに安くなる。このように商品のランクを簡単に変えられるのも、市場の楽しいところだ。

美味しい食材を安価で手に入れたかったら、ぜひ川崎北部市場に行ってみるべし。これから5月に近づくと、殻付きのうにも出回るらしいので見逃せないぞ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・熊田熊男)