春になると店頭にずらりと並ぶ和菓子たち。なかでも今回は、最近メディアなどでも多く取り上げられている「進化系和菓子」をフィーチャー。古くから日本人が親しんできた味わいに現代のエッセンスをプラスした進化系和菓子の味わいとは。
進化系和菓子とは
photo:タケノとおはぎ
進化系和菓子とはほっとする懐かしさはそのままに、今までにない最新の味わいにアレンジさせたもののこと。なかでも、以下のようなものが挙げられます。
・洋素材をミックス
・フルーツを使用
・見た目が華やか
・定番に創意工夫を加えたもの
以上を踏まえた上で、これからご紹介する進化系和菓子をチェックしてみてくださいね。
砂糖不使用のあんこが使われた和菓子
photo:醸シ菓子 プクプク堂
糀で12時間発酵させた砂糖不使用のあんこを使ったひとくち和菓子を取り扱う「醸シ菓子 プクプク堂」。今回は「砂糖の量が気になるので極力控えている」や「せっかく食べるのであれば健康に良いものがいい」と考えている人にもおすすめの和菓子をご紹介します。
まずは、オリジナル糀で醸した発酵あんこ「醸シ餡(かもしあん)」でふっくら炊いたもち米を包んだ「ヒトクチの福」。糀の酵素が生み出す奥深く、そして単純な甘さではない複雑な甘みが特徴です。どこか懐かしい、けれど新しい。そんな味わいが揃い踏み。
photo:醸シ菓子 プクプク堂
なんとも愛らしいこちらの和菓子は、最中の皮に醸シ餡とマスカルポーネチーズ、フルーツをトッピングした新メニュー。イチゴ・キウイ・パイナップルに加えて、日替わりのものをプラスした毎日4種以上もの季節のフルーツが使用されています。
ヒトクチの福/プクプクの実 ベーシック
800円
ヒトクチの福/プクプクの実 お好み4個セット
900円
フルウツの福お好み4個セット
1,500円
ハーフ&ハーフ(ヒトクチの福2個+フルウツの福+プクプクの実2個)
1,200円
小説の主人公の人生模様が表現された一皿
photo:菓子屋のな
こちらは、京都の五条堀川近くに2020年にオープンした和菓子店「菓子屋のな」のもの。
アンデルセンの小説『即興詩人』の主人公・アントニオと、盲目の少女・ララから命名されたという「アントニオとララ」。2人の人生模様が、濃厚な焦がしキャラメル餡と甘酸っぱいマンゴーのトロピカル餡の2種類で表現されています。ペアで食べるからこそ味の対比が楽しめる、興味深い一皿。
アントニオとララ
900円(税込)
三つ星レストランに従事したシェフが手がけるおはぎ
photo:松也-MATSUNARI-
惜しまれながらも2011年に閉店した世界的レストラン、スペインのカタルーニャ州コスタ・ブラバのロザスにあった三つ星レストラン「エル・ブジ」。ここでは、こちらで従事していた松岡誠也シェフが商品監修する和スイーツカフェ「松也-MATSUNARI-」が展開するおはぎをご紹介します。
数あるもち米の中でも最高品質として評価されている京丹後産「新羽二重餅」を柔らかく炊き上げ、噛むごとに広がる豊潤な甘みとむっちりした粒の粘り気を感じる一品。こし餡・白味噌・胡麻・つぶ餡・抹茶・いちご・きな粉と、和菓子を代表する味わいが7種類揃います。