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「業務スーパー」を“激安なだけ”と見下すグルメ派に伝えたい4つのこと | ビューティーガ

時刻(time):2022-02-14 08:03源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
ますますファンになるかも……。 業務スーパーのイメージって、何ですか? 大量で激安。見たことのない海外輸入品。「業務スーパー」に対してそんなイメージを持っている人はまだまだ多いかもしれません。 そのような少々バイアスのかかった状況をふまえつつも、なるべく冷静に評判を見ていくと、多数の熱狂的なファンがいる一方で、「絶対行きたくない」「グルメ

 ますますファンになるかも……。

業務スーパーのイメージって、何ですか?

業務スーパーのイメージって、何ですか?

 大量で激安。見たことのない海外輸入品。「業務スーパー」に対してそんなイメージを持っている人はまだまだ多いかもしれません。

 そのような少々バイアスのかかった状況をふまえつつも、なるべく冷静に評判を見ていくと、多数の熱狂的なファンがいる一方で、「絶対行きたくない」「グルメ派には無縁」という“アンチ派”も存在していることは否定できません。

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業務スーパーの“真の魅力”を考えてみた


 ここで私ごときが、ファンとアンチのどちらが正しいかなど決めるつもりはありませんし、偉そうに評論するつもりもありません。

 もっと冷静に、業務スーパーが企業(株式会社 神戸物産)としても顕著な成長を見せている(※)ことをふまえ、固定観念や偏見は捨てて、お店について考えてみたくなりました。

 そこで今回は、“公平な目線”を持ちながら、スーパーマーケット専門家として、業スーを考察・分析。否定する人、潜在的な魅力に気がついていない方に向けて、真の魅力について整理してみようと思います。

※神戸物産の2021年10月期の連結業績
売上高で前期比6.2%増の3620億6400万円、営業利益で同14.5%増の273億1100万円と過去最高業績を連続更新している。




①激安ではなく、“ベストプライス”を追求している



しょうゆ、みりん、料理酒…。日常生活に欠かせない調味料の価格には脱帽してしまう

しょうゆ、みりん、料理酒…。日常生活に欠かせない調味料の価格には脱帽してしまう

 まず特筆したいのは、業務スーパーが追求しているのは、単なる「激安路線」ではないということ。徹底的なローコストオペレーション、自社グループでの商品開発、魅力的な輸入品調達を実現することで商品に優位性を持たせていることは間違いありませんが、安い商品だけが重視されているわけでもありません。

 店内を広く見まわしてみると、すべてが激安ではないことに気がつくでしょう。例えば、「イベリコ豚のサラミ」。デパートなどの専門店では数千円しそうな嗜好品ですが、業務スーパーでは537円(税込)。

イベリコ豚のサラミを食べると、同類商品の価格を疑いたくなる

イベリコ豚のサラミを食べると、同類商品の価格を疑いたくなる

 同類商品が本当に2000円以上の価値があるか、冷静に見つめなおすきっかけになるでしょう。商品ターゲットを狭めず、ターゲットは広く保ちながら、本質をとらえたベストプライスを提案してくれていることこそが、実績につながっているのだと考察できます。










②“新商品”や“脱メジャー”で顧客を飽きさせない


大ヒット商品「レトルト肉総菜シリーズ」から新商品が登場している

大ヒット商品「レトルト肉総菜シリーズ」から新商品が登場している

 顧客を飽きさせない姿勢も徹底しています。お客の心をつかんだ実績ある商品を見極めながら、そのシリーズ内で新商品を加えていくスタイルを徹底しています。

 例えば、豚肉の“タン元”という希少部位を活用した「やわらか煮豚」は大ヒット商品の一つであり、そのレトルト総菜シリーズの新商品として「手羽元の赤ワイン煮」が登場しています。

 また、焼きそば麺では、定番品のほか他スーパーでは見かけないレアなアイテムをそろえていて、低価格と合わせて「見たことないし、おいしそうだし、安いし、買ってみよう!」の好奇心をくすぐってくれます。

「山口製麺の3食焼そば」各91円

「山口製麺の3食焼そば」各91円




③家庭料理の幅を、無理なく広げてくれる



イタリア直輸入の「ブラックトリュフソース」 321円

イタリア直輸入の「ブラックトリュフソース」 321円

「この値段なら使ってみたい!」と思わせる絶妙さも魅力です。海外料理を作るのに活躍しそうな調味料やソースが充実していて、それらが現実的な価格帯で並んでいるのです。

 例えば、「トリュフソース」。321円という価格は背中を押してくれるのに十分な魅力でしょう。いつものミートソースパスタに乗せれば、脱マンネリなリッチ系パスタが完成します。

 また、肉を焼くだけ、和えるだけ、添えるだけで実力を発揮する万能調味料も多くそろっています。「バーベキューソース」は、焼き肉のタレの選択肢を広げてくれる存在で、万人受けするツボを抑えた価格や容量になっています。

「バーベキューソース」や「ケイジャンソース」は192円。使い切れそうなサイズ感!

「バーベキューソース」や「ケイジャンソース」は192円。使い切れそうなサイズ感!












④リアルファンを味方にしている


業スーファンの口コミ内容をそのままPOP展開している

業スーファンの口コミ内容をそのままPOP展開している

 業務スーパーでは、商品を高く評価するだけでなく、“頻繁”かつ“継続的”に購入してくれる顧客を大切にする姿勢を貫いています。これは有名海外ブランドにも見られるような「顧客ロイヤリティ戦略」と言われ、店内のPOPを見てもそれを垣間見ることができます。

 長期的に信頼や愛着を抱いてくれる顧客は、自身が気に入った商品を外部に対してリコメンドしてくれる。その特性を真摯にプロモーションに生かすことで、業務スーパーファンを育てながら業績向上を実現しているのでしょう。従来のクラシカルな広告手法(チラシから大型CMまで)に依存していないことも成功の要因につながっていそうです。

「みんなに愛されるスーパーマーケットを目指す」という姿勢こそが成功につながっている

「みんなに愛されるスーパーマーケットを目指す」という姿勢こそが成功につながっている

 業務スーパーが成長していくにつれて、関連する情報も大量に氾濫しています。

 情報が多すぎると、読者も書き手も少なからず影響を受けてしまうので、良い情報も悪い情報も控えめに受け止めながら、自身の目で判断することがもっとも尊いのだと私は考えます。さあ、皆さんは、今の業務スーパーをどう感じるでしょうか?

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<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。ビューティーガール連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12




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