世の中には往々にして、「本来の意図」から大きく乖離してしまったトピックが注目を集めてしまうケースも珍しくない。
現在ツイッター上では、とある飲食店のハンバーグが「あまりにヤバすぎる」と話題になっており、実際に同店へ足を運ぶと...予想を遥かに上回る衝撃と遭遇してしまったのだ。
【話題のツイート】こんなにも変わり果てた姿に...!
書いてある「場所」が悪かった...
今回注目したいのは、東京都池袋にある『飛空艇酒場 バッカニア 池袋店』公式アカウントが投稿した一件のツイート。
投稿にはハンバーグになる前の「ひき肉」がズラリと並んだ写真が添えられており、どうやらこちらは「まかない」として従業員用に準備した食材のよう。

これだけ見れば特に変わった要素はないのだが...注目すべきは、ラップ越しにひき肉に書かれた文言。ツイート本文に「まかないでハンバーグをつくって誰が食べるのか名前を書いたら、サイコパスな感じになってしまった...」とつづられているように、各ひき肉にはスタッフの名前が意味深に書かれていたのだ。
トラウマを呼び覚まされた人も
もちろんこちらは「従業員の誰が食べる分のひき肉か」を判別するためのメモなのだが、「サイコパス」というフレーズを噛ませるだけで「このひき肉は元々、どの従業員だったのか」というメモのように見えてくるから不思議である。
同ツイートは投稿からわずか数日で2.6万件以上ものRTを叩き出しており、他のユーザーからは「元気だった従業員が一晩で肉塊に...」「理解するまで5秒くらいかかったけど、面白すぎる」「変わり果てた姿ってやつか」といった具合に、驚きの声が続出。
また「かつて人間だったハンバーグ」を連想させることから、人気漫画『封神演義』に登場するトラウマエピソードを思い出した人も少なくないようだ。

果たして、今回注目を集めた『バッカニア』では何が起こっているのか...。従業員の安否を確かめるべく記者が同店へ向かうと、とんでもない「肉料理」に遭遇することになったのだ。
ネット上で話題の「説」の実態に驚き
https://twitter.com/Buccaneer_tokyo/status/1480540376264056837
13日、記者が同店を訪れると...そこには何事もなかったかのように、元気な姿で働くスタッフの姿が。ひとまず、件のハンバーグは「通常のハンバーグ」であることが確認できただけでも大きな収穫である。

件のツイートを投稿した経緯について同店のキャプテン(店長)に詳しい話を聞くと、「この日は初めてハンバーグのまかないが出たのですが、誰の分か分かるように名前を書いたら『なんか変な感じになったね』ということで、ツイートしました」という回答が。
なおスタッフ一同、同ツイートが大きくバズっていることは認知しており、中でもネタにされているのが「キヨ太ってる説」である。

これはどういうことかというと、前述のひき肉には「キャプテン」「ハルキ」といった具合に各スタッフの名前が書かれているのだが、なぜか「キヨ」という人物の名前だけ2つ確認できるのだ。

そのため「ハンバーグに書かれたのは食べる人の名前」という本来の意図だったとしても「キヨはハンバーグを2つ食べる」という意味になるばかりでなく、「ハンバーグに書かれたのは生前の名前」というサイコな解釈をした場合でも「他のスタッフと比べてキヨはひき肉にできる部分が多い」ということになり、どう転んでもキヨ=太った人物という説が濃厚になってしまうのである。
こちらの「キヨ太ってる説」はネット上で大きく議論されていたのだが、キャプテンからは「キヨはこの日、お腹が空いてて2つ食べたい気分だったようです」「背は高いのですが決して太ってはいませんね」という回答が見られたのだった。
なお、他のスタッフにも確認してみたのだが「何なら男性従業員の中で一番痩せている」とのことで、「キヨ太ってる説」が完全なる風評被害であったことを明記しておきたい。
提供された肉料理に驚き...!
そこで今回は件のハンバーグを注文する気満々だったのだが、同店ではハンバーグのメニューが存在せず、ツイートにあった料理は完全に「まかない 」限定だったことが判明したのだ。

と、ここで記者の目に留まったのが「特大モンスターソーセージ」なる料理。

こちらは長さ30センチ、太さ2.5センチという悪魔的ボリュームを有した逸品で、見た目のインパクトだけでなく味の方も極上であった。

同店内からは、まさに「ファンタジー世界の酒場」そのものの雰囲気が漂っており、今回注目したソーセージ以外にも、肉料理やラム酒をメインとした絶品メニューが多数揃っているのも嬉しいポイントだ。
【店舗詳細】

「飛空艇酒場 バッカニア池袋店」
東京都豊島区西池袋1-16-10 第2三笠ビル B2F
(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)