意外に多い小麦アレルギー。小麦粉といえばパンにパスタ、ケーキなどのお菓子類に欠かせない食材ですよね。でも、全部米粉で代用できちゃうのです!
NOグルテン、NOテクニック
『まいにち米粉 パンと料理とお菓子』(池田書店)には、米粉料理家・高橋ヒロさん考案の、毎日使えるレシピが盛りだくさん。コツさえ覚えてしまえば簡単に調理できます。
たとえば、粘りを出さなくてはならない小麦粉と違って、「混ぜ方、混ぜる回数、混ぜる時間は気にしなくてもOK」、小麦粉のようにだまにならないので、「ふるいにかけなくてもOK」。
他にも「良質なアミノ酸を含む」「吸油率が低い」といいことづくしなのです。
米粉の種類をチェック
米粉にはさまざまな種類があります。押さえるべき米粉を、本書がおしえてくれました。
・パン向き
「パン用米粉ミズホチカラ」
※購入先 富澤商店、熊本製粉ネットショップ
米粉100%でふわふわのパンを作ることができる。米粉パン初心者にもおススメ。
・お菓子向き
「共立食品の米の粉」
※購入先 スーパー、ネットショップなど
超微粒子が特徴で、手に入りやすさも魅力。なめらかな口溶けで、ケーキにも適しています。
用途別に米粉を選んだら、あとは調理するだけ。本書から、フライパンひとつでできるパンと餃子を紹介します。両方とも、卵も牛乳もなしで作れますよ。
オーブンいらず「枝豆コーンのフライパンパン」

焼きも発酵もフライパンまかせ。毎朝食べたい手作りパンです。
材料(18㎝フライパン1個分)
A
米粉(推奨 パン用ミズホチカラ) 200g
砂糖 15g
ドライイースト 4g
塩 5g
ぬるま湯(約37℃) 160~180g
植物油 10g
枝豆(さやから出した状態) 50g
コーン 50g
準備
・オーブン用シートをフライパンの直径よりふたまわりほど大きい円状に切っておく。
作り方
1. ボウルにAを入れ泡立て器でよく混ぜる。ドライイーストがしっかり全体に分散するまで混ざればOKです。
2. ぬるま湯、植物油を加える。湯は調整用に少し残しておき、ツヤが出るまでゴムべらでよく混ぜる。生地をすくったとき、リボン状に垂れるくらいの状態になるよう、水分量を調整します。
3. 枝豆、コーンを加えて混ぜる。
4. フライパンにオーブン用シートを敷き、生地を流し入れてフタをする。
5. 10秒ほど弱火にかけ、フライパンが触れるくらいほんのり温かくなったら火を止め、そのまま15~25分発酵させる。フライパンが冷えてしまったら、再度火にかけて温めます。
6. 記事が1.5倍ほどにふくらんだら発酵完了。フタをしたまま弱火で10分焼く。過発酵になると、ふくらみすぎ、ハリのない状態に。生地が粗くなってしまうので発酵の様子はこまめにチェックしましょう。
7. フチの生地がオーブン用シートからはがれるようになったら、軍手をはめてシートごと取り出す。シートをはがして底を持ち、はがしたシートを上にかぶせたらひっくり返してフライパンに戻す。
8. フタをして弱火で10分焼く。こんがりとした焼き色がついたらできあがり。熱いうちに切ると、生地が包丁にへばりついてしまうので粗熱を取ってからカットしましょう。
いかがですか。枝豆のグリーンとコーンのイエローが食卓を彩り、1日が元気にはじめられそうです。シンプルなので、ハムやツナを挟んだり、チーズをのせて軽くトーストしてもおいしそうですよ。
これはハマる! 「米粉餃子」

餃子の皮を手作りするなんて、と怯むなかれ。一度味わったら忘れられないおいしさが、米粉で完成するのです。
材料(15個分)
A
米粉(推奨 パン用ミズホチカラ) 100g
片栗粉 40g
もち粉 40g
砂糖 5g
塩 3g
熱湯 115g
B
豚ひき肉 100g
キャベツ(みじん切り) 60g
にら(みじん切り) 30g
おろしにんにく・おろししょうが
各小さじ1/2
しょうゆ 小さじ1/2
オイスターソース 小さじ1
ごま油 小さじ1
作り方
1. 具を作る。ボウルにBをすべて入れ、粘り気が出るまでよく混ぜる。
2. 別のボウルにAを入れて泡立て器でよく混ぜる。
3. 2に熱湯を加えてゴムべらで混ぜ、手で触れるくらいの温度になったらこねてひとまとめにする。
4. 15等分にして丸め、手でのばし8㎝ほどの円形にする。具をのせて包み、フチを指でつまんでしっかり閉じる。
5. フライパンにごま油(分量外)をひいて中火で熱し、餃子を並べる。餃子の1/3ぐらいの高さまで熱湯(分量外)を注ぎ、フタをして蒸し焼きにする。水分がなくなったらフタを取って強火にし、焼き色がつくまで焼く。
餃子の皮って案外手軽にできてしまうんだ、というのが率直な感想です。米粉さえ常備しておけば、本格的なメニューに難なく挑戦できそうじゃないですか。
米粉には嬉しい魅力がたくさん

「小麦に比べて米粉は消化がゆるやか」「血糖値も穏やかに上昇」など、米粉にはまだまだ魅力がたくさん。
あなたも本書から、米粉の可能性を探ってみませんか。
―小説家・森美樹のブックレビュー―
<文/森美樹>
1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)を上梓。Twitter:@morimikixxx
(エディタ(Editor):dutyadmin)
