制作者は「好きな席は人それぞれで作品や気分によって変わると思うので、自分のお気に入りが発見できるのを目指した」と話す。
大手映画4社で作る日本映画制作者連盟によると、2020年の興行収入は約1,433億円で2000年以降最低になったという。新型コロナウイルスの影響で海外の大作の公演延期や中止が相次いだことが影響しているとみられる。
一方で全国の映画館のスクリーン数は2012年が3,290に対して、2020年は3,616とシネコンの主流化によって毎年少しずつ増加。そんな中、映画館の席選びマニュアルがSNS上で話題を呼んでいる。
■カップルが席を決められず
制作したのは作家のshimizuさんで、Sirabee編集部の取材に対して「先日、チケット売り場でカップルが席を決められず永遠に迷っているのを見た。そこで、このような表があれば便利なのになあ、とふと思い作ってみた」と話す。
また、「好きな席は人それぞれで作品や気分によって変わると思うので、自分のお気に入りが発見できるものを目指した」と語った。
■穴場は両脇席
動物のイラスト付きでわかりやすいのが、このマニュアルの特長だ。例えば、少し距離をとってゆっくり楽しめる大人な席が一番後方。レイトショーや1人で集中したいときに最適で、ドラマ・ミステリー・サスペンスなどの鑑賞にオススメだという。
また、映画の途中で頻繁にトイレに行きたくなる人は最後方の両脇2席が良いそうだ。後方に出入口がある映画館なら、上映開始に少し遅れてもスッと座れるメリット付き。
穴場は、真ん中から後方にかけての両脇席。shimizuさんは「片側が開けているため、スクリーンが見やすく、入場も退場もスムーズでじつは快適」と述べた。
■逃げられない環境
映画大好きshimizuさんは「コロナ禍でしばらく行けていなかったが、以前は毎週のように通っていた。学生時代は映像の勉強もしていた」と話す。
昨今ネットフリックスやアマゾンプライムなどでの映画鑑賞が一般的になってきたが、「劇場でみると一つの体験や思い出になるのがいい。また、ライブや演劇でもそうだが『逃げられない環境』がぐっと世界に入り込めるので好き」と語った。
■年末年始のオススメ作品
また、年末年始のオススメ作品については「『偶然と想像』という濱口監督のオムニバス映画がおもしろかった。引き込まれる会話劇だが、ミニシアターで上映していてたまたまみた。そういった出会いがあるのでやっぱり映画館はいいなと思う」と話す。
最後にShimizuさんの本業については「来年は本が4冊でる予定。Twitterが途絶えがちなので、もっと更新したい」と意気込んでいる。