コンビニ各社が昨今力を入れているのが、人気アニメや漫画作品とのコラボレーション。原作の世界観を忠実に再現するばかりでなく、ときには「そんな攻めた商品まで...」と、思わず驚愕してしまう逸品が世に放たれるケースも。
現在ツイッター上では、NewDaysが販売する「尖り過ぎたコラボアイテム」が話題となっているのをご存知だろうか。
【話題のツイート】これは紛うことなき正論...
「売るな」と切り捨てたワケは...
件の商品が注目を集める大きな要因となったのは、ツイッターユーザーのマナリスさんが投稿した一件のツイート。
投稿にはNewDaysのおにぎりコーナーにて撮影したと思しき写真が添えられていたのだが、本文には「売るな」という何やら不穏な一言が...。

一体どういうことなのかと思わず身構えてしまったが、写真に写った商品の名称を見て思わず納得。そこには「サシャが盗んだ肉おにぎり」なる、凄まじいインパクトを秘めた商品の様子が収められていたのだ。
一体どういうことなのか?
法治国家・日本のコンビニ店頭にて、盗品が堂々と販売されているというカオス極まりないシチュエーションだが、これには正当な事情が存在する。

現在NewDaysでは、来年1月9日よりPart2が放送スタートとなる大人気TVアニメ『進撃の巨人 The Final Season』とのコラボキャンペーンを実施しており、件の「サシャが盗んだ肉おにぎり」は同コラボにて展開中のいち商品となるのだ。
『進撃』ファンにとっては周知の事実だが、作中に登場するサシャ・ブラウスといえば、危険を承知で所属兵団の厨房や倉庫から食料を盗み出したり、厳しい教官の指導の最中にも平然と蒸し芋を食べ続けたりと、まさに食欲の権化とでも形容すべきキャラクター。

即ち「サシャが盗んだ肉おにぎり」は、『進撃』の世界観および魅力をフードメニューに落とし込んだ、これ以上ない逸品と呼べるのである。なお、商品購入時のレシートにもバッチリ「盗んだ」と表記されており、こちらのシュール具合もユーザーの間では大きな話題に。

ちなみに店頭のPOPを見ると、人気キャラクターのリヴァイ・アッカーマンの説明はめちゃくちゃカッコ良いワードが使用されているにも関わらず、サシャのPOPには「隣の部屋から大きな音が聞こえたら、それは彼女の放屁」などと表記されており、NewDays側も彼女の魅力を完全に理解していることは間違いない。

果たして件の商品は、どのような経緯で展開が決定したのだろうか...。NewDaysを運営する「JR東日本クロスステーション」に詳しい話を聞いたところ、サシャでなくとも放屁してしまうような、衝撃的事実が明らかになったのだ。
「おにぎり」の他にもヤバいの混じってますね...
https://twitter.com/manarisu9475/status/1473105188718522369
ちなみにマナリスさんのツイートは投稿からわずか数日で3万件ものRTを叩き出しており、寄せられたリプライを見るとやはり「サシャ好きにはたまらないパッケージ」「これめっちゃ食べたいやつ」といった称賛の声のほか、「堂々と転売するなw」「これ食べたら共犯だろ...」などのツッコミの声も多く確認できた。
そこでまずは、今回の『進撃』コラボ決定の経緯についてJR東日本クロスステーションに尋ねたところ、「TVアニメ『進撃の巨人 The Final Season』の放送開始にあわせ、盛り上げたいということと、昨年にコラボキャンペーンを初めて実施してお客さまの反響が大きかったということもあり、今年はパワーアップしてコラボフードやオリジナルグッズを作成し、実施いたしました」という回答が見られた。

なお、サシャの盗品シリーズ(?)の中には、今回話題となったおにぎりの他にも「サシャが盗んだポテトフランスパン」なる商品が名を連ねており、これらの販売経緯について話を聞いてみると...。
NewDaysの「作品愛」に心臓を捧げよ!
「サシャが盗んだ」という部分のインパクトの強さから誤解を招いてしまうかもしれないが、じつは『進撃』作中でサシャが肉を盗んだとカミングアウトするのは、その後の展開と相まってかなり熱いシーンである。
NewDaysもそれを承知のようで、同商品名が決定した経緯について「サシャが上官から肉を盗んできて、それを同期と食べて土地の奪還を誓うという名シーンを想像し『お客さまにも、肉を分け合って食べてもらいたい』と思い、開発しました」という、胸が熱くなるようで、どこかシュールな回答が返ってきた。

ちなみに「サシャが盗んだポテトフランスパン」に関しては「作品内でサシャが、調理場から盗んだ『蒸かした芋』を教官の前で食べるという印象的なシーンをイメージして商品を開発し、ポテトフランスパンを『蒸かした芋』に見立て、商品名をつけました」というストレートな回答が見られたのだった。
もしこれらの商品を食べている際、周囲の人物が信じられないような顔つきでこちらを見ていたら、フーッとため息しつつ、「半分どうぞ」とシェアを提案してみよう。
(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)