毛髪診断士の元井里奈です。
華麗なるビューティーガール読者のみなさんに質問です。電車の中、バスの中のシルバーシートでお見掛けする「おばあさま」、どんな髪型の方が多い印象ですか? そしてそれは、何故でしょう?
色々なお答えがあると思いますが、おばあさんの髪型といえば、クルクルパーマで、帽子を被っているというお答えが多いのではないでしょうか。
では、その髪型にしている理由は?
町に、パーマや帽子のおばあさまが多い理由
私は髪の毛オタクになるまで、おばあさんがクルクルパーマをかけていて、帽子を被っている理由を深く考えたことはなく、単に「おばあさま世代は、パーマや帽子がお好きなのかな?」と思っていました。
でも今ならこう推測するわけです。きっと多くの方は髪の毛のボリュームが減り、分け目や後頭部の頭皮が透けるようになってくるので、パーマで髪のボリューム感を出し、お出かけの際は帽子で隠すのではないかと。
あくまで推測ですが、毛髪診断士として受ける数々のご相談内容からしても、これは多くの方に当てはまると思います。
薄毛の悩みは「男性だけのもの」ではない

髪の毛オタクでなければ、そして「そういう悩み」が実際に発生するまでは、きっとほとんどの女性は、薄毛の悩みは「男性特有のもの」であり、自分は関係ない、と思っているのではないでしょうか。
でもそれ、違うんです。実は女性にも髪の変化は訪れ、髪が細くなったり、うねったり、ボリュームダウンが起きます。男性の、いわゆる「ツルっぱげ」のようになってしまうことは少ないのですが、女性の場合は全体的に髪が薄くなる、専門的には「びまん性脱毛症」という状態になります。
頭頂部がぺたんこだと、目の位置の関係で老けて見える
こうなると、頭頂部の分け目や、後頭部のあたりの頭皮が透けてみえるような状態になったり、髪が根元からふわりと立ち上がらず「ぺったんこ」になり、スタイリングが決まりづらくなったりします。以前の記事でもご紹介しましたが、頭のてっぺんがぺたんこだと、目の位置が相対的に高く見え、老けて見えることが多いです。
そしてその変化は、50歳前後の更年期ごろ、顕著(けんちょ)になる傾向があります。
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将来高価なウィッグを買い続けるより、35歳から行動を
「なんだ、50歳前後か、まだまだ先ね」と思われるかもしれませんが、私は30代半ばから将来の「薄毛」対策を始めるべきと思っています。
髪って、その人の「生活」が出るんです。ちょっとやそっとじゃ変わらない。時間がかかる。だから、将来高額なウィッグを買い続けたくなければ、35歳からアクションを起こして、と言っています。
アクションといっても、特別なケアが必要なわけではありません。これまでも繰り返しお伝えしてきた、正しいシャンプーやヘアケア、頭皮を紫外線から守ることなど、ごく基本的なことを続けていただくのみ!
次回は、今からできる詳しい薄毛対策と、なぜ女性の薄毛が起こるのか? そのメカニズムもお伝えします。
【正しいシャンプー方法】⇒シャンプーは「指のつかい方」で汚れ落ちが激変。正しい方法をプロが伝授
【頭皮の紫外線対策とは】⇒「髪の日焼け対策」は絶対にするべき。内側が“白い”日傘は避けたいワケ
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<写真・文/元井里奈>
元井里奈
東栄新薬株式会社/取締役。毛髪診断士®/サプリメントアドバイザー/メノポーズ(更年期)カウンセラー。慶應義塾大学卒。髪に悩む女性のためのサプリメント「美ルート」をプロデュース。毛髪、栄養学、女性ホルモンに関する専門知識をもとに、ヘアケアコラムの監修や執筆も行う。2児を育てるワーママでもある。Instagram:@rinam.0922、Twitter:@rinamotoi、ブログ「ワーママ毛髪診断士が教える、35歳から始める育毛・美髪ケア」
(エディタ(Editor):dutyadmin)


