こんな時期だからこそ、元気がもらえる。
この世には実に多くのスーパーマーケットがありますが、ジーンと心に残るお店はそれほど多くはありません。私は“スーパーマーケット専門家”として、国内外のスーパーを探検し続けていますが、行くたびに毎回驚かされるのが、「ドン・キホーテ」。
「情熱価格」というプライベートブランドを展開、魅力はコスパを追求した驚安な価格だけではなく、商品パッケージに書かれた“エモいメッセージ”にも感じられます。
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ニップンとノリで作った「ドン引きペペロンチーノ」
「にんにく6倍ドン引きペペロンチーノ」には、「ニップンとノリで作った」の文字が。ちなみに「辛さ15倍地獄レベルのアラビアータ」には、「ニップンの制止を振り切って作った」とあります。このように“ノリ”で商品開発し、それを公言できる企業はなかなかないでしょう。
コロナ禍でまだまだ疲弊しがちな日々が続いていますが、ドンキに行くとクスクスとした笑いが生まれ、元気をもらえる商品に出逢うことができるんです(コレ、本当です!)。
そんなエモい商品との出逢いはみなさんそれぞれに楽しんでいただくとして、今回は年間売上5億円を超える大ヒット商品「素煎りミックスDX」の実力を検証してみたいと思います。果たしてそんなにおいしいのでしょうか!?
ドンキのミックスナッツは、独断と偏見で決めた黄金比らしい
商品名は、「素煎りミックスナッツDX(デラックス)」。価格は税込754円です。まずは、パッケージに書かれているメッセージを確認しておきましょう。
年間売上5億円突破
ナッツを愛しすぎた担当者が独断と偏見で決めた黄金の究極比率
食塩・油を使わないこだわり
とあります。これは試さずにはいられなくなりませんか? 果たして他のミックスナッツとは大きな違いはあるのでしょうか? 袋を開けて食べてみることにしました。
カシューナッツ多め。これは贅沢な気分になる
実際にナッツを取り出してみました。入っているのは、アーモンド、カシューナッツ、くるみの3種類。どれも大粒なサイズ感で、ビジュアル面でプレミアム感が漂います。
ナッツの配合比率としては、「カシューナッツ」がかなり多め。通常、アーモンドとくるみの比率が高い商品が多い中、他商品と差別化を際立たせるために十分な違いを実感できます。
カシューナッツは品の良いまろやかな甘味が特徴で、インド料理などにも使われる世界三大ナッツ(他はアーモンドとヘーゼルナッツ)のひとつ。これをしっかりおさえて配合を決めている点が指名買いにつながっているのだと感じました。
そしてもう一つ、実際に食べてみると、大きな違いがあることに気がつきました。
スゴイ。苦味や雑味を抑えられている
クオリティーの高さで人気のデルタのミックスナッツと比較してみることに。デルタはカシューナッツの代わりにヘーゼルナッツですが、アーモンドとくるみは共通。食べ比べてみると一瞬で違いがわかりました。
ドンキのナッツに苦味や渋み、雑味のようなものはほとんど感じず、全体的にまろやかでコクが合って、クリーミーなのです。一方、デルタは苦味などが感じられ、これまでのナッツをおさらいしたような気分になりました。
そうです、デルタのナッツはマズイのではなく、従来のナッツで感じられる風味バランスであるということ。ドンキはコクとまろやかさにこだわり抜いて、ナッツを厳選していることに感激したのでした。
小分けタイプはないですが、高品質な素煎りナッツの中ではコスパは相当良いと思います。これはお世辞抜きに、リピートしたくなる気持ちになりました。「好きこそものの上手なれ」を実践してカタチになったようなPB商品。他店にはない逸品とは、まさにこういうアイテムなのかもしれません。
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<文・撮影/スギアカツキ>
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。ビューティーガール連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
(エディタ(Editor):dutyadmin)





