【10月15日まで】戦争を知らない私たちへ。藤城清治影絵展で芸術の秋を楽しみたい。
今年91歳の影絵作家、藤城清治さん。戦前の日本も戦後の日本も知っている藤城清治さんこそ生み出せる影絵作品は、若い私達こそ目に焼き付けたい。そんなどの世代でも心動かされる藤城清治さんの影絵展が、東京銀座で10月15日まで開催されています。中々展覧会など行く機会がない方も、今年の秋は藤城清治影絵展を訪れてみて下さい*
初めての影絵は藤城清治さんがいい。
藤城清治さん。
影絵作家としてご活躍されている方です。
1924年生まれで、今年91歳になられた今も
影絵を通して人々の心を動かし続けています
■10月15日まで藤城清治影絵展
そんな藤城清治さんの影絵展が
只今、東京銀座で開催されています。
影絵展会場 教文館9階 ウェンライトホール
会期 7月25日(土曜日)から10月15日(木曜日)
10時30分から19時30分
入場料 大人1200円 中学生以下800円
版画、グッズ、書籍販売会場 教文館4階 エインカレム
◆教文館アクセスマップ
→地下鉄出口:銀座線銀座駅から=A9
→日比谷線銀座駅から=A9
→丸の内線銀座駅から=C8
→有楽町線銀座一丁目駅から=8
■(戦前~戦後)代表作60点!
今年は戦後70年という、日本にとっても大切な年です。
今回の影絵展は、戦前から戦後にかけての
藤城さんの代表作60点が展示されています*
戦争を知らない私たちにとっても
胸に響く作品がたくさんあります。
少しだけ作品をご紹介♩
実際の作品を少しだけご紹介!
大好きな影絵を観てきました。
本当に毎回、心が洗われるようです。
ルールを守れば写真撮影もOKなところも「たくさんの人に見て欲しい」という先生の思いで実現しているのでしょうね。
出典: instagram.com
藤城さんの作品を見るまで、
影絵=モノクロだと思っていた
のですが、どこを撮っても
色鮮やかで繊細なタッチに
感動してしまいました!
先生の作品は祈りにあふれています。
出典: instagram.com
戦争の時代も、戦争のない時代も
知っている藤城さんだからこそ
平和への祈りが作品から伝わります。
今までは、原爆ドームを影絵にしてみようという気にはなかなかならなかった。
あの時は21歳、海軍予備学生から任官、少年兵たちと九十九里浜で
アメリカ軍の上陸に備えて本土防衛の最前線にいた。
影絵の版画展のサイン会で広島へ行き、初めて広島ドームの前にたった。
写真で見るのとはちがう感動を受けた。なぜか自然に描きたいというか、
いま、自分が描かなければいけないという衝動に刈られた。
出典: blog.goo.ne.jp
ドームの周りを一周したり、相生橋を渡り川向うから眺めたけれど、
やはり近くから仰ぎ見る方が迫力があると思い、広場のまん中仁王立ちしてスケッチした。
夢中で描いているうちに雨が降り出した。雨と涙に濡れながら、7日間連続してスケッチした。
原爆の三千度に上った熱と爆風の洗礼を受けた煉瓦は世界でここだけにしかない。
その煉瓦は何ともいえないくらい、悲しく、美しく、無限のメッセージがこめられているようだった。
出典: blog.goo.ne.jp
こちらは長崎県、軍艦島。
藤城清治さんの影絵展へ。
大好きな銀河鉄道の夜。
ずっと見ていられる。
出典: instagram.com
光の加減も水面もリアルですね。
ずっと見ていたくなります。
床に反射する作品さえも美しいです!
秋の終わりに影絵はいかが?
期間は10月15日まで。
秋の終わりに影絵で
芸術の秋を楽しんでみて下さい*