
日本に1,000店舗以上ある「ドトールコーヒーショップ」。仕事や勉強、待ち合わせなどで、誰もが一度は利用したことはあるだろう。
じつは、日本に1店舗しかないドトールが存在するのを知っているだろうか。その名も「ドトールコーヒーハウス 立川南口店」。2つの店舗の違いを体験するため、同店へ行ってみることに。
まるで純喫茶のようなドトール

東京・立川駅南口から徒歩2、3分の場所にある「ドトールコーヒーハウス 立川南口店」。黄色いドトールの看板と違い、純喫茶を思わせるような落ち着いた雰囲気。こちらは、別会社がフランチャイズで経営している店だが、ドトール公式サイトにも店舗が紹介されているれっきとしたグループ店だ。

看板だけでなく、メニューも大きく異なる。ドトールコーヒーショップでは、取り扱いのない「ビーフカレー」(税込673円)、「ハヤシライス」(税込693円)などのメニューを展開していた。
12月30日に閉店

店舗へ入ろうとしたその時、まさかの告知が掲出されていた...。12月30日(木)17時をもって、閉店するというのだ。到着後すぐに起きた怒涛の展開に言葉も出ないが、その味を記憶に刻むしかないだろう。

店内はどこか懐かしく、ほっと一息つけるような空間。店内には常連と思われるお客が、「最後だから挨拶しに来たよ」と言って、店員さんとの会話に花を咲かせる。
その時のどこか悲しげな表情が印象的であった。皆から愛されてきた店だということがすぐに分かる。
気になるコーヒーの味は...

しんみりしていても仕方がないので、一番スタンダードな「炭火ブレンド」(税込275円)を注文。ドトールコーヒーショップの「ブレンド」が税込224円なので、51円の差額が発生する。
店員さんにどんな違いがあるのか聞いてみると、「この店舗オリジナルブレンドとなるので、(通常のドトールとは)味が違います」との回答。
早速一口飲んでみると、クリーミーでまろやかな口当たりが広がる。さらに、程よい苦味と炭火焼きの香ばしい匂い、力強いコクを感じる一杯であった。苦味が強いので好みは分かれそうだが、記者個人としては好きな味だ。
ドトールの「ブレンド」との違いは

比較のため、同じく立川駅南口にあるドトールコーヒーショップでも「ブレンド」を飲んでみることに。はたしてどんな違いがあるのだろうか。

こちらは透き通ったブラックで、見た目からしてすでに違う。肝心の味はというと、スッキリとした口当たりで、苦味が少なくとても飲みやすい一杯であった。
正反対の味といえる、2つのコーヒーを飲めるのもあと数日。広々としたスペース、落ち着いた雰囲気の店内、香り高いコーヒーを一度体験してみてはいかがだろうか。
(取材・文/しらべぇ編集部・小野田裕太)