
ワインを「ジャケ買い」してみよう
これからの季節、クリスマスや年末などイベントの機会も増えるはず。そんなとき、おしゃれなワインでちょっと華やかにできたら素敵ですよね。でも「何を選んだらいいのかわからない」という人も多いのではないでしょうか?そんなときは、ジャケ買いがおすすめ!誰にでもできる「ジャケ買い」のポイントをご紹介します。
教えてくれるのは、茅場町「ワインアンドウィークエンド」のオーナー・スージーさん
訪れたのは、東京メトロ東西線「茅場町」駅から徒歩3分の「Wine and Weekend(ワインアンドウィークエンド)」。 「むずかしく思われがちなワイン選びを、誰でも気軽に楽しんでほしいと思い『ジャケ買い専門店』を作りました」そう語るのは、オーナーの岩本さん。お店では「スージーさん」の愛称で親しまれています。
元CA(キャビンアテンダント)で、ソムリエ資格の持ち主。ワインの見た目だけでなく、ソムリエとして味わいにもこだわります。 「私自身がおいしいと思ったものはもちろん、身体と地球環境にやさしいもの、減農薬や無農薬のものを厳選し、常時80種ほどそろえています。」(スージーさん)
▲飲み会前の「0次会」として角打ち(店頭で立ち飲みすること)利用してほしいという想いから、「Terminal(ターミナル)0」をコンセプトに掲げる。店内外の角打ちスペースで、3ランクの日替わりワインが楽しめる
プロに聞く!ジャケ買いの楽しみ方
ージャケ買い向けワインのラベルには、何が描いてあるのでしょう?スージーさん(以下、スージー):ラベル(ワインではエチケットともいう)に描かれている情報はさまざま。ワインに込めた想いを表現したり、動物やお子さんのイラスト、そのワインに合う食べ物をデザインしたり、本当に自由なんです。
ただ共通して、ラベルにこだわる生産者さんは、ワイン造りにも確固たるポリシーをもっている人が多いですね。ワインに対する熱い想いや作られるまでのストーリーが、ラベルに込められています。
お店では、そういった背景についてもお話しているので、ラベルと一緒に、ぜひ生産者さんたちのストーリーも楽しんでほしいですね。
▲ラベルには自然派認証マーク(左)、Bio認証マーク(右)のようなマークがある場合も。取得に時間も金額もかかるため、該当していてもあえて取得していない生産者も多いそう
ージャケ買いのポイントを教えてください。スージー:シンプルに、見た目のインピレーションで選ぶのが一番です!ラベルは、作り手がワインにどんな想いを込めているかを語る大きな手段。直感でピンときたもの、好きなものや心に響いたもので選んでみてください。
ギフト用であれば、贈る相手を思い浮かべてみましょう。「猫が好きだから猫のラベルのもの、太陽のように明るい人だから太陽の入ったラベルのもの」……こんな風にセレクトしてみてください。
ジャケ買いしたくなる、おすすめワインたち
1. お店で大人気
▲左から「レオン・ハイツマン(旧クレマン・クリュール)/キュヴェ・マネキネコ」「レオン・ハイツマン(旧クレマン・クリュール)/ヴォワイユー・ド・カッツ」「ルシャレル/パティ・アルナウ・ロゼ・オーガニック」
スージー:猫をモチーフにしたものが人気ですね。写真左「キュヴェ・マネキネコ」のラベルは日本がきっかけ。生産者のクレマンさんが来日したときに、福を呼ぶという「招き猫」に感動したことから、ラベルに採用したといいます。お祝い用に購入される人が多いですね。ちなみに、クレマンさんがそのとき買った招き猫の置物は、今も自宅に飾ってあるそうです。
2. スージーさんイチオシ
▲左から「エリック・ルイ/サンセール」「エリック・ルイ/メネトゥ・サロン・ルージュ」「エリック・ルイ/プイィ・フュメ」
スージー:生産者のエリックさんは、最初の子どもが生まれたときに「星の王子様」を読み返したそう。狐の「いちばん大切なことは目に見えない」という言葉にあらためて感銘を受け、その気持ちをラベルに表しているんです。ワイナリーにキッズスペースを設けたりバリアフリーにしたりといったやさしさが、ラベルにも味にも出ていますね。
うちの常連さんに「いつも赤ワインを飲むと頭が痛くなるけれど、これだけは痛くならない」という人がいるくらい、とても品質のいいワインです。
3. 華を添える!クリスマス・イベント向け
▲左から「ジャニソン・バラドン/ヴァンドヴィル」「ドビ/ブリュット・レゼルヴ」「バロン・ドーヴェルニュ/フィーヌ・フルール・ド・ブジー」「アンリ・ド・ヴォージャンシー/キュヴェ・デ・ザムルー・ロゼ・グラン・クリュ」「アンリ・ド・ヴォージャンシー/ラ ・ミス ブラン・ド・ブラン ブリュット グラン・クリュ ミレジム」
スージー:華やかなシーンには、やはりシャンパーニュがおすすめです。どれもかわいらしく、食卓を彩ってくれますよ。グラスに立ち上る泡を楽しみながら飲んでいただきたいです。▲左から「マチュー・プランセ/ブリュット・プルミエ・クリュ ロゼ」「マチュー・プランセ/ブリュット・プルミエ・クリュ ブラン・ド・シャルドネ」「マチュー・プランセ/ブリュット・ナチュール プルミエ・クリュ」
これら「マチュー・プランセ」のラベルは、個人のお客様が造り手のマダムにプレゼントした絵を気に入り採用したものなんです。おしゃれなイラストが女性に人気。関係者や思い入れのある人をモチーフにしたワインも数多いのも、デザインラベルの特徴ですね。
4. ワイワイ楽しい気分になれる!
▲左から「ポワトゥ・エル・エ・セ ブルゴーニュ/シャルドネ」 「ポワトゥ・エル・エ・セ ブルゴーニュ/ ピノ・ノワール」
スージー:みんなでワイワイ楽しむ様子が印象的な一本。ワイワイしづらいコロナ禍だからこそ、気分だけでも浸りたいですね。フランス・ブルゴーニュ地方のワインは値段が高いものが多いのですが、こちらは3,000円台とリーズナブル。世界で親しまれるシャルドネという品種は、料理に合わせやすいタイプが多いので、家飲みにぴったりです。
5. カジュアル&ヘルシーで昼飲み向け
▲左から「サニー ウィズ ア チャンス オブ フラワーズ/シャルドネ」「サニー ウィズ ア チャンス オブ フラワーズ/ソービニョン・ブラン」「サニー ウィズ ア チャンス オブ フラワーズ/ピノ・ノワール」
スージー:「サニー ヴィズ ア チャンス オブ フラワーズ」のワインは、“カジュアルにワインを楽しんでほしい”というコンセプトが、カラフルなラベルによく表れています。フルーツの香りをちゃんと残したまま、低アルコール&低カロリー&糖分ゼロ&グルテンフリーを実現しているのは、丁寧な製法で作られているからこそ。品質もバッチリなワインです。
もう迷わない!料理とワインの合わせ方ポイント
ワインを買う際は、どんな料理に合うかも考慮したいですよね。スージーさんに「料理とワインの合わせ方」のポイントを教えてもらいました。スージー:ポイントは3つ。1つ目は、ワインと料理の共通点を見つけること。例えば、柑橘系のソースを使っている料理には、スッキリさわやかなワインを合わせるといった方法です。
2つ目は、料理とワインの色を合わせること。淡い色のチキンやクリームには白ワイン、ハムにはロゼワイン、濃厚なソースがかかったお肉には赤ワインといった具合です。
▲ラベルを見れば一目瞭然!合わせたい料理が描かれたワイン
3つ目は、ワインの生産地の郷土料理に合わせること。例えば、世界有数のロゼワインの生産地であるフランス・プロバンス地方。この地域は野菜がおいしく、ラタトゥイユが郷土料理なので、そのふたつを合わせるというシンプルな方法です。見た目で選んで、味に間違いなし!
むずかしく考えがちなワインですが、合わせ方も選び方も実はとってもシンプル。ラベルには、作り手の想いやストーリーが込められているので、見た目で惹かれたものは、きっと味の好みも合うはずです。手軽で楽しい「ジャケ買い」で、まだ見ぬお気に入りに出会えるかもしれませんよ。店舗情報 ※ 記事の内容は、公開時点の情報です。記事公開後、メニュー内容や価格、店舗情報に変更がある場合があります。来店の際は、事前に店舗にご確認いただくようお願いします。