
「いい肉の日」(11月29日)、ツイッターには様々な肉料理写真がアップされ盛り上がりを見せていた。中でも目立っていたのは24日にリリースされたばかりという松屋の新メニュー「牛リブロースのカットステーキ定食」(以下ステーキ定食)。
ネットでは「気に入ってしまった」「美味しい!」「後悔しない」という絶賛の声のほか、「味薄め」「ステーキソースはないんか」「マカロニの方が主役...」という否定的な声も。話題を集める理由を店舗で探った。
Wサイズで量的にも満足

「ステーキ定食」は普通サイズが890円、Wサイズは1,290円(ともに税込)と松屋のメニューの中では高級の部類に入る。ちなみに定食に含まれるライス、味噌汁、生野菜を抜いたステーキ単品では690円(税込)。
普通サイズを注文し約6、7分後、ジュウジュウに温められた鉄板プレートに載せられたステーキが登場した。肉の枚数は6枚で、1枚あたりは分厚いものの、重さでいったら6切れで80グラム程度か。どうせ肉を食べるなら思いっきり食べたい...個人的にはWサイズの方が良さそうだと感じた。
ちなみに「いきなりステーキ」ではリブステーキが1グラム=6.9円(税抜)。今回の松屋ステーキの1グラムを編集部の独自試算で算出すると、1グラムあたりおおよそ7.8円程度(税抜換算)となるため、値段的には一般的な価格帯とわかる。
肉々しさがGOOD

注目は肉だが、肉の味自体はウマい。
肉汁溢れるほどのジューシーさと柔らかさというよりは、肉々しさと食べ応えを意識したような肉質で、溶け出す適度な脂身が食欲を誘う。焼き加減はウェルダンといった感じで、うっすらと塩胡椒で味付けされ提供される。

一方、気がついたがっかりポイントとしては、添え物のマカロニの量が非常に多く、主役の肉と遜色ないほど幅を利かせている点。
そもそもステーキの添え物にマカロニという組み合わせは珍しく、どうしても全体的なカサ増しを邪推してしまった。ただこのマカロニ、鉄板で焼かれて焦げが出てくると異様にウマかったことも記しておきたい。
やや不親切な一面も...
また、味付けがほとんどない状態で提供されるのも不親切だ。ネットに「味が薄い」「ステーキソースはないの?」という声が散見されているのもそのせいだ。
後々HPに「お席に備え付けの焼肉のタレ甘口(カルビソース)、バーベキューだれ、ポン酢だれより、お好みのタレをかけて、お召し上がりください」という記載があることに気がついたが、店に行った時は当然知らず、料理を持ってきたスタッフからも説明はなかった。
とはいえ、24時間営業の松屋で気軽にステーキが食べられることは非常に大きいことである。肉質や味付けを追求したければ専門店に行けばいいだけで、庶民的価格で気軽にいつでも食べることが何よりの価値なのだ。現に記者がお店に行った23時ごろ、客5人のうち4人はこのステーキ定食を注文しており、ニーズを掴んでいる。
イチオシは塩胡椒

最後に、このステーキ定食を実食してみてわかったおすすめの味付けについてまとめてみたい。試したのは卓上においてある「醤油」「ポン酢」「バーベキュー」「焼肉のタレ」の4種の調味料。

個人的嗜好もあるため詳細は省くが、記者のおすすめは「醤油」と「ポン酢」だ。
肉から出てくるオイルと調味料がうまく混ざり合い、さっぱりながらコク深い味に仕上げてくれる。「バーベキュー」「焼肉のタレ」も悪くはないが、タレの甘さと脂がややクドく肉の味がぼやけてしまう印象だ。

さらにおすすめしたいのが、塩胡椒。実は現在松屋の卓上には塩胡椒のビンが置かれていないケースが多く、スタッフに言わないと持ってきてくれない。
その一手間が必要だが、塩胡椒をたっぷりかけ食べると肉の風味がより感じるように。まるで“牛タン定食”を食べているかのよう白米を食べ進められることができる。七味をかけさらに風味をプラスするのも良い。そんな自在な「味変」もこの商品の魅力のようである。
(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤)