のどぐろや白いか、松葉ガニなど、鳥取県は美味しい魚介類が豊富。とくに今は松葉ガニのシーズンで鳥取県は蟹一色といった雰囲気だが、じつはそこに隠れた絶品の魚介類がある。
幻の『もさえび』
それは『もさえび』という海老で、鳥取県以外だと『がす海老』や『どろ海老』と呼ばれることがある。鳥取県以外に住んでいると聞きなれない海老かもしれないが、じつは物凄く美味しい海老なのだ。
そんなに美味しいのになぜあまり知られていないのか? じつはそこには、蟹・魚介類王国の鳥取県ならではの理由があった。
幻である理由とは

もさえびの漁期は9月から5月と、11月に始まる松葉ガニのシーズンとかなりかぶっているため、かぶるシーズンになると漁師はみな高価な松葉ガニを獲るようになる。
そのため、海の中にもさえびがいないワケではないのだが、リーズナブルな値段で提供されるもさえびを獲る漁師がいなくなってしまうため、市場に並ぶことがほぼなくなってしまうのである。
食べられる店も存在

じゃあ食べられないじゃん! といった突っ込みが入ってきそうだが、中にはもさえびを冷凍して提供する店もあり、その中で有名なのが道の駅・ポート赤崎そばにある『魚料理 海』。

日本海を座席から望めるだけでなく、料理はどれもリーズナブルで美味しいことで知られている同店。記者が訪れた日も、冷凍のもさえびを使ったもさえび丼がしっかりメニューに入っていた。
あまりの旨さに驚く

たっぷりのもさえびがのったもさえび丼は、記者が訪れた日は1,750円と格安。高価なカニに比べるとだいぶ安く、見た目のインパクトにも欠けるかもしれないが味は松葉ガニの丼に負けないほどウマい。

甘エビに勝るとも劣らない強い甘みと、冷凍なのにプリッとした弾力のある身は、松葉ガニのシーズンであっても絶対食べておきたいほど最高だ!
海鮮丼とのコラボ丼も

また、もさえび以外も同時に味わいたい人におススメなのが海鮮丼にもさえびをのせた『鳴石丼』。

新鮮なまぐろやサーモン、ぶりがのっており、こちらはボリュームもインパクトもハンパじゃない。
忘れずに食べておこう

一緒に松葉ガニを食べた同行者も「蟹が超美味しいので仕方がないかもしれませんが、おなじぐらい美味しいえびを獲らないなんて、鳥取県やばいですね。値段も安いしこれを幻にしておくのはもったない」と絶賛。
蟹シーズンは蟹一色となってしまう鳥取県ならではのもさえびが幻である理由は、あまりにも贅沢すぎた。松葉ガニを食べに鳥取県へ行く人は、ぜひもさえびも忘れずに食べておいてほしい。
(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)