
新型コロナウイルスの影響で夏に飲食店が営業を自粛している中、自慢のスパイスカレー弁当を販売し、またたく間に大人気になってしまったゲイバーが新宿二丁目にある。
そのバー『and』の奏吉ママは料理が得意なことで知られスパイスカレーはゲイでない客にも評判を呼び、いつもとは違う客層の常連ができてしまうほどとなった。
ゲイバーママが作る究極のカレー作り
そんなカレー通の奏吉ママが、カレールー消費量日本一の鳥取県で食材を集めカレーを作ったらどれほどまでに美味しいカレーができるのだろうか?
鳥取県西部から東部までを奏吉ママとともに車で走り、ゲイバーママが作る究極のカレー作りをすることにした。
鳥取県中部の道の駅へ

まず足をとめたのは、鳥取県中部に位置する北栄町の道の駅『大栄』。北栄町は農業が盛んな町で、特産品のぶどうで作られる北栄ワインが有名だ。

ここで奏吉ママが目をつけたカレーの食材は2品。気になる内容は...
鳥取県開発の長芋『ねばりっこ』とカレー粉

まず1品目は、一般的な長芋より粘りが強く、甘みやコクが楽しめる鳥取県が開発育成した長芋『ねばりっこ』。

そして、鳥取の美味しいカレー情報を伝える鳥取カレー研究所が作った、県産のらっきょうや梨が入った『鳥取カレーの素』である。
長芋をどのようにカレーに仕上げるのか気になるところだが、どうやら奏吉ママはすでにイメージが沸いているらしい。そうなると次に欲しいのはカレーに入れる肉や魚介類だ。
寿司店で聞き込み

しかし、これが意外に難しい。鳥取県には鳥取和牛や大山鶏など超有名な物があるが、それでは普通すぎて面白くない。そこで鳥取県で超有名な寿司店『笹寿司』で話を聞いてみると、いまは松葉がにのシーズンで、県民に愛される『親がに』というメスのずわいがにがあるらしい。

そこで近くにあった絶品の親がに丼で知られる『味暦 あんべ』へ行き、丼を食べてみるとその美味しさに驚き! 身の美味しさだけでなく、内子や外子を醤油漬けにしたコクのある味わいは、カレーにも活かせそうとのこと。
親がにを買いに市場へ

次に向かったのは、鳥取県でもトップクラスに水産物で有名な水産王国・境港市にある『境港水産物直売センター』。いまは松葉がに最盛期で、どこを見てもかにだらけである。

その中でも親がには地元民に大人気で、1杯数百円ほどとリーズナブル。さっそく親がにを10枚と鮮魚を購入し、店まで発送してもらう。
石破茂氏出身の町で果物を買う

そのほかにもカレーにフルーティな甘みを加えるために最高の果物を探しに行ったのは、鳥取県東部の山間部に位置する八頭町の道の駅『はっとう』。

八頭町は石破茂氏が出身の町で、町の木が柿なほど柿だらけ。奏吉ママが選んだのは渋抜きすると強烈な甘さを持つ『西条柿』と、通常の梨の2倍ほどの大きさを持つ、甘みと酸味の調和がとれた『愛宕梨』。
どのようなカレーが...?

奏吉ママが夜なべして剥いた親がにと、その他の食材を合わせてどのようなカレーができるのだろうか?

西条柿のペーストをたっぷり入れ、最後に卵で仕上げたそのカレーは...!
あまりのうまさに悶絶

『親がにのプーパッポンカレー』と、鳥取県産の白身魚をふんだんに使用した『白身魚とねばりっこの出汁カレー』の2種類。出汁カレーはハタハタやヒラメなどがふんだんに使われており旨味たっぷりで、スパイス香る絶妙な配合。火を通したねばりっこのホクホク感も最高だ。

プーパッポンカレーはタイ風ながらも西条柿が入ることで和のテイストが感じられ、外子のスパイス醤油漬けを混ぜて食べるとコクが加わって最高。県産の食材をふんだんに使ったアチャール2種もたまらなくウマい。
鳥取好きも絶賛

実際に鳥取県のPRをしている女性2名にカレーを食べてもらったところ、その美味しさを絶賛。

また、近くでバーを営んでいるママにも食べてもらったが、ご飯大盛りをペロッと完食するほど美味しかったとのこと。
バーで提供
https://twitter.com/soukitty_guy/status/1331184958195396609
このカレーは本日までandで提供されているため、メンズオンリーとなってしまうが、気になるカレー好きはぜひ行ってみてほしい。カレー王国鳥取でカレー通ゲイバーママが厳選した食材を使ったとんでもないウマさのカレー、食べられるのはいまだけだ。
また、店や県に行けない人も鳥取県の食材はさまざまな通販サイトで販売されており、直接市場に問い合わせて送ってもらうことも可能。ぜひなんらかの方法で、鳥取県の味を楽しんでみてほしい。
(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)