
都立大学駅から徒歩1分。地元民から愛される隠れ家イタリアン


なお、初台にある『D’ORO初台』は2店舗目。こちらは接待や記念日におすすめのお店なので用途によって使い分けたい。

子どもの頃の夢を思い出し、料理人に

学生時代、進路に悩んでいた時に、昔のアルバムに「料理人になるのが夢」と書いてあったのを発見し、料理の道を志す。東新宿、青山、蒲田、イタリアなどで腕を磨き、2016年から『D’ORO都立大学』の料理長に就任。

ランチコースは1,100円~、ディナーコースは5,500円~。アラカルトも豊富に揃う『D’ORO都立大学』の料理を、さっそく紹介していこう。
とろける食感! なめらかプリンのような冷製茶碗蒸し

見た目にも美しい冷製茶碗蒸しは、オマール海老のダシがたっぷり効いたアメリケーヌソース、コクとうまみの強いブランド卵「恵壽卵(けいじゅらん)」、生クリームなどで作られる。まるでプリンのような、なめらか食感が心地よい。

刻みキュウリの小気味いい歯ごたえの秘密は、種を取ってから表面を乾燥させるひと手間をかけているから。小さな器の中に、丁寧な仕事ぶりを感じる。
思わず声をあげたくなる、スイーツのような可愛らしさ

フォアグラのテリーヌは濃厚でまったりとした味わい。舌の温度でゆっくりと溶けていくさまは、まるで上等なバターを口に含んでいるかのよう…。しばし余韻に浸っていたくなるおいしさだ。

添えられたリンゴと生姜のマルメラータ(ジャム)や、ダークチョコパウダーをつけながら食べると、味が変化してまた楽しい。
名物パスタ「ビゴリ」が作られるまでの工程をご覧あれ!


通常、パスタ生地はこねて作るのが一般的だが、「ビゴリ」の場合はこねず、低加水で作るための「真空機」を使う。真空機を導入する以前は讃岐うどんのように足踏みして作っていたこともあったというから、それだけ固い生地なのだろう。

「生地が固いので押し出すのにすごく力がいるんです。だからこの機械は椅子と一体化していて、踏ん張るように使うんです。昔からの伝統の形で、超アナログなんですけど(笑)」(渡邉さん)

手間もかかる上に、重労働。なぜここまでして、「押し出し成形」のパスタにこだわるのかというと…
表面のざらつきが、おいしさの秘密

よく見ると、麺には無数のささくれができている。この表面の傷がソースに絡んで、極上の食感を生み出すのだ。

「オリーブオイルは、サルデーニャ島のエクストラバージンオリーブオイルを使っています。苦みがあるのがいいんですよ」(渡邉さん)

貝のエキス、うまみがたっぷり染み込んだ麺に驚き!

これでもかというほどさまざまな貝が盛られた、貝好きにはたまらないビジュアル。

麺の表面のざらつき部分が魚介のうまみをしっかり吸い込んでいるので、噛みしめるとジュワ~ッと味が滲み出てくるかのよう。
それぞれの素材の味ははっきりしているが、全体としてまとまって調和している。ビゴリだからこそ味わえる生パスタのおいしさ、スープに負けない弾力、貝のうまみ、どれをとっても満足の一皿だ。
赤身のおいしさ際立つ、やまゆり牛トウガラシ肉

「やまゆり牛」とは、黒毛和牛とホルスタインを掛け合わせたミルキーな味わいが特徴の牛肉。神奈川県藤沢市などで飼育されているが、地元で消費されることが多いため都内で扱っているのは珍しい。
ちなみに「トウガラシ肉」とは、形がトウガラシに似ているからその名がついた、牛の肩甲骨付近にある希少部位のお肉。

赤身だがやわらかく、どこかレバーを思わせるしっかりしたお肉の味がする。適度な弾力とジューシーさがあり、噛みしめるほどにうまみが出てくるお肉だ。
ソムリエ厳選! 手頃でおいしいワインをラインナップ

なかでもおすすめは、イタリア・シチリア州産の「ドン・トーマシ」(写真上・右)。ベリーの香りをしっかり感じるジューシーなテイストで、黒コショウのようなニュアンスもあるので食事にもよく合う。

【メニュー】
<ランチ>
・パスタランチ 1,080円
・ランチコース 1,980円〜
<ディナー>
・D’OROコース 5,500円
・スペチャーレコース 6,600円
・シェフズ スタイルコース 8,800円
その他アラカルトメニューあり
<ドリンク>
・ワイン グラス900円~/ボトル4,500円~
・スパークリングワイン 800円
その他ビール、ソフトドリンクなどあり
※コロナ対策として扉を開けて常に換気をし、店内には消毒液を設置。席の幅を広く取り、ソーシャルディスタンスに対応しています
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。また、価格はすべて税込、パン代(サービス料)として330円をいただきます
D’ORO(ドーロ)
東京都目黒区中根2-13-20 レオナ都立大1F050-3373-8240(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
月・火・木~土
11:30~15:00
(L.O.14:00)
17:30~24:00
(L.O.22:00)
日
11:30~15:00
(L.O.14:00)
17:30~23:00
(L.O.21:00)
水曜日
https://r.gnavi.co.jp/e3a5cmc00000/
この記事の筆者:岩科蓮花(ライター/書家)