
早くも注目! 昼だけ間借り営業する「カルボナーラ専門店」



席はカウンターとテーブルが6卓。ちょうどいい具合に馴染んだ木の風合いが落ち着いた雰囲気だ。
イタリア料理店で磨いた技で作るカルボナーラが大評判

カルボナーラ専門店は、出張料理の傍ら、吉祥寺のビストロを間借りして日曜ランチのみの営業でスタート。オリジナリティあふれるカルボナーラはたちまち評判を呼び、行列ができる人気店に。いったん吉祥寺店を閉め、ファンたちが肩を落としたのもつかの間、神楽坂で待望の再オープンを果たした。
5年間ひたすらカルボナーラを作り続けて見つけた黄金比率
なぜカルボナーラの専門店なのかと尋ねると、「とにかく子どもの頃からカルボナーラが大好きで。ずっと、カルボナーラ専門の店を出すことを考えていました」と長谷川さん。

ベースとなるレシピだけでなく、カルボナーラに合う様々な食材の組み合わせも試作。作ったメニューは、自身も数え切れないぐらいだとか。
そして、『HASEGAWA』流“黄金比率”のカルボナーラができあがった。
何度食べても飽きない! 卵のコクと食べ心地の軽さに夢中
やみつきになるファン続出で、3、4日と通って同じカルボナーラを食べ続けた強者もいるという『HASEGAWA』流カルボナーラ。そのおいしさの秘密は何だろうか。
ソースに使用している卵は、黄身の色がオレンジで味が濃いもので、量は1人前あたり全卵1個、卵黄1個を贅沢に使っている。合わせるチーズは、パルミジャーノ・レッジャーノよりまろやかな味わいのグラナ・パダーノ。
「本場ローマのレシピでは生クリームを使いません。そのレシピを忠実に作ってみたこともあったのですが、もう少し軽く、ソースがさらりとしたものを作ろうと考えました」(長谷川さん)
卵とチーズ以外にニンニクをプラスしてパンチを効かせ、隠し味に昆布やカツオのだしを入れている。このだしが、ほのかにうまみを感じさせ、味に奥行きを出している。



カルボナーラの新しいおいしさ発見! 創作カルボナーラを堪能

ベースは「厚切りベーコンのカルボナーラ」と同じで、黒コショウを山椒に変えている。香りが飛ばないように毎朝挽いているという粉山椒が、爽やかな香りで鼻腔を刺激する。使用するのは、優しい香りの国産山椒。
「カルボナーラ自体に主張があるので、花山椒のような個性が強いものよりも、優しく香るもののほうが相性が良いんです」(長谷川さん)
山椒ならではのピリリとしびれる辛さがじんわり効いてきて、濃厚なカルボナーラに絶妙なアクセントが加わる。アジアンなスパイスが、イタリア生まれのメニューの違う顔を見せてくれる。
マイルドに仕上げたジェノベーゼソースが馴染むカルボナーラ

ジェノベーゼソースはカルボナーラに合わせるため、チーズを控えめにしてマイルドな味わいに。フレッシュトマトの爽やかな甘酸っぱさが、バジルの香りと相性抜群で、濃厚なカルボナーラをよりさっぱりした食べ心地にしてくれる。
セットメニューにもキラリと光る一工夫

ニンジンやタマネギをすりおろしたものに、すりゴマなどを加えて和風テイストに。クセになる独特の風味の正体はアンチョビだ。すりおろし野菜の甘みとアンチョビの塩味が、フレッシュなサラダの味わいを深めてくれる。

これからも広がるカルボナーラの世界にワクワク

「エビやカニといったシーフードも、カルボナーラに合うんですよ。吉祥寺店で作っていたメニューもいろいろあるので、神楽坂でも出していきたいですね」と語る長谷川さん。リクエストが多かったディナータイムの営業も、12月上旬から開始されるとか。どんなカルボナーラを見せてくれるのか期待に胸が躍る。
本格ローマ風でもなく、食べ慣れた生クリーム系ともひと味違う『HASEGAWA』流カルボナーラ、ぜひ味わってみてはいかがだろうか。
【メニュー】
厚切りベーコンのカルボナーラ 1,190円
山椒のカルボナーラ 1,280円
ジェノベーゼカルボナーラ 1,280円
※支払いは現金のみとなります
※本記事に掲載された情報は取材日時点のものです。また、価格はすべて税抜です
カルボナーラ専門店「HASAGAWA」
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂3-6 金井ビル B1F090-4853-5768
火曜~日曜11:30~14:00(L.O.13:30)
月曜
https://www.instagram.com/hasegawa24/
この記事の筆者:小田中雅子(ライター)