長年続けている日常生活での動きがO脚の原因に

O脚には、子どものころから何気なく続けている、歩き方や座り方などの日常生活における体の使い方が影響しています。日常生活のほか、スポーツやトレーニング、怪我などにも起因します。
間違った体の使い方を長年続けることで、筋肉のつき方や柔軟性にアンバランスが生じます。それにともない、股関節や膝、足首などの関節がゆがんで固まった状態になってしまうのです。
例えば、慣れないハイヒールをはいた際に余計な部位の筋肉を使って歩いたり、よかれと思って行っているトレーニングを間違ったフォームで続けたりしているケース。太ももの前側や外側、ふくらはぎなどを過度に使ってしまうことで、あまり張り出してほしくない部位の筋肉ばかりが発達してしまいます。
そのアンバランスな筋肉の状態で体を動かすと、関節自体をゆがませてしまうことに。また、足首の捻挫や腰痛など体に痛みがあるときも、その部位をかばって歩くことでゆがみを生じさせてしまいます。
O脚改善は、こり固まった足部をほぐすことから!
O脚の主な原因には、
・股関節と足部がこり固まっていること
・これらの部位を上手に使えないことで生じる、足のアーチの崩れや膝のねじれ、股関節のゆがみ
などが挙げられます。
そのため、まずは筋肉をほぐしたりストレッチをしたりして、関節を上手に使えるよう整えることが大切です。その上で、正しい筋肉の使い方をマスターする必要があります。
今回は全身の土台となる「足部」にフォーカスし、そのほぐし方をご紹介します。
ヒールに限らずどんなタイプの靴であっても、靴を履いて生活していると足指を使わない歩き方になりやすいもの。これは足のアーチ(土踏まず)が崩れる大きな原因になります。まずはしっかりとほぐすことで、動かしやすい足を作りましょう!
足のアーチを取り戻す「足裏リリース」
足全体がこり固まっていると、足指をうまく使うことができません。まずは、ゴルフボールやテニスボールを使って足裏をほぐすことが、足のアーチを取り戻す第一歩。
椅子に座っていても立っていても行えるので、隙間時間を使って頻繁に行ってみてください。
ゴルフボールやラクロスボールなどがおすすめですが、テニスボールでも行えます。筋膜リリース用にも多くのボールが販売されていますので、それらを購入するのもGood !
床にボールを置き、足裏全体にボールをコロコロさせてほぐします。軽く押すように行い、痛いところがあったら、その箇所を長めにほぐしましょう。

アーチを取り戻す「足指と足部のマッサージ」
足のアーチを復活させるには、足指1本1本をコントロールして動かせる筋力をつけることも大切。そのためには、足のアナトミー(解剖学)を知り、的確にマッサージして、足指を動かしやすい状態に導くことが大切です。ぜひ毎日行ってみてください。
1.足指全体を横に広げるようにマッサージします。

2.親指と人差し指をつかみ、指の付け根から交互に、上下に10~15回ほど動かします。
人差し指と中指、中指と薬指、というように指をひとつずつずらしながら、すべての指を動かします。


反対側の足も同様に行いましょう。
3.親指と人差し指の付け根にある「MP関節」を、手の親指と人差し指で上下からつかみ、上下に20回ほど動かします。
親指のMP関節を上げたときは人差し指側を下げ、上下入れ替えるように交互に動かします。


1同様に、ひとつずつ指をずらしながらすべてのMP関節を動かし、反対側の足も同様に行います。
4.MP関節から足の甲へと続く「中足骨」部分を、足指側から足の甲部分まで少しずつずらしながら、上下に動かすようにマッサージします。


1・2と同様、すべての中足骨を行いましょう。
足のラインを整える「足部のストレッチ」
歩くときの体重移動をスムーズに正しく行える足部を作る、ねじりストレッチです。
1.右足のかかとを左手でつかんで固定します。

2.右手で左足の前部をつかみ、雑巾をしぼるように10~15回ひねってストレッチしましょう。毎日行うのがおすすめです。

長年かけてゆがんでしまった脚のラインを整えるには、毎日マッサージやストレッチを続けることが大切です。次回はO脚を改善する股関節のストレッチ法をご紹介しますのでお楽しみに!
執筆/佐々木 ルミ
編集/ビューティーガール