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ラーメン二郎、食べたことある?女性記者が「レンタル二郎食べる人」に同行してもらった

時刻(time):2020-08-19 15:32源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
「ラーメン二郎」に行ったことがあるでしょうか? 念のために解説すると、本店(東京都港区三田)をはじめ、のれん分けされた「ラーメン二郎」やインスパイアされた店が全国各地にあり、ラーメン好きなら知らない人はいない有名店です。 ですが、あまりの分量の多さや、ジロリアン(二郎ファン)独特の作法があることから、初心者女性が一人で行くのはちょっと怖

「ラーメン二郎」に行ったことがあるでしょうか? 念のために解説すると、本店(東京都港区三田)をはじめ、のれん分けされた「ラーメン二郎」やインスパイアされた店が全国各地にあり、ラーメン好きなら知らない人はいない有名店です。

ラーメン二郎
 ですが、あまりの分量の多さや、ジロリアン(二郎ファン)独特の作法があることから、初心者女性が一人で行くのはちょっと怖い…というイメージもあるのです。

「レンタル二郎食べる人」清水くんに同行してもらった


 そんななか、1人の大学生が始めた新しいサービスが話題です。交通費さえ出してもらえれば、一緒に「ラーメン二郎」に行ってくれる。彼のサービスは今確実に利用者を伸ばしているんです。その名も「『レンタル二郎食べる人』清水くん」。
 さっそく、二郎未体験の筆者(女性記者)が、清水くんをレンタルしてみました。

レンタル二郎食べる人

レンタル二郎食べる人・清水くん

 朝9時のJR田町駅改札。通勤で足早に行き交う人の群れ。その中からひときわ背の高いガッシリした男性がさわやかにあいさつをしてきました。今日のラーメン二郎に付き合ってくれる清水くん。小雨が降る小路を抜け、目指すは「ラーメン二郎三田本店」です。

 清水くんは大学4年。柔道100kg超級の団体戦で全国大会優勝経験もあるアスリートです。現在高田馬場の二郎インスパイア系ラーメン店「ピコピコポン」でアルバイトをするほど二郎を愛してやまない男なんです。今年1月、彼はふとした思いつきで一緒に二郎に行くだけのサービス「レンタル二郎食べる人」サービスを始めることをツイッターに書き込みました。

 交通費さえもらえればどこでも二郎に一緒に行く。自身のラーメン代は自分で払うという内容。それがまたたく間に大ヒットし、今ではほぼ毎日のように各所の二郎でだれかしらと二郎を食べているんです。




依頼は、ほとんどが女性から


「ほとんどが女性ですね。大半がラーメン二郎に行ったことない人です。常連が多くて怖いイメージがあるとか、食べきれるか不安とかルールがわからないと言われる方がほとんどです」(清水くん)

 かくいう私も二郎は今まで行くというか、近づく機会もなかった。そんな私に、清水くんは店に入る前に注文の仕方について解説をしてくれました。

「あれは、トッピングのことを聞いているんです。ラーメン二郎のトッピングは、主に『ニンニク』『ヤサイ(野菜)』『アブラ』『カラメ』の4種類。それを順番に入れるかどうかを聞いているんですね。入れる場合はラーメンを提供される直前に『ニンニクどうしますか?』と聞かれた時に店員に伝えてください。例えばニンニクとカラメを入れたい場合は『ニンニク、カラメ』と注文してください」

 カラメとは醤油ベースのいわゆるカエシと呼ばれるもの。塩加減が強くなるので、初めての客なら入れないほうが無難ということのよう。それにしても「ニンニク」のことを聞いているのにどうして他のトッピングについても言わないといけないのだろう? 素朴な疑問だが、「そこは僕にもわかりません」と清水くんも苦笑い。







二郎デビューは、「ニンニク、アブラ」に決定


 そんなことを話しながら三田二丁目の交差点を慶応大学正門方面へ進み、ラーメン二郎三田本店に到着しました。周りの建物が削れてなくなっていく中で、むりやりそこに佇んでいるような三角地の不思議な建物。午前中のためか外に並んでいる客はいないのですが、店内はほぼ満席。店に入る前からスープ鍋を茹でる蒸気、黙々とラーメンを食べる客たちの熱気が伝わってきます。

 プラスチック製の札の食券を買って、清水くんと2人で待つことに。「僕は普通盛り、彼女は少なめでお願いします」。清水くんはさりげなく店員さんに麺の量を伝えてくれました。

レンタル二郎食べる人

独特の食券。青い札は「小」ラーメンを表す

「初めての人はニンニクをぜひ入れてほしい。『ヤサイ』って言ったら野菜が増えます。『アブラ』っていうのは固形アブラ。豚の背脂を崩したもので野菜の上にかかります。アブラはあったほうがいいかなって僕は思いますね。

『マシ』というのは単純に増量です。『ヤサイマシ』と言ってしまうと元から野菜はたくさん入っているから山のように野菜が乗ってしまう。だから安易に言わないほうがいいです。ニンニクとアブラなら『マシ』と言ってもらっても問題ないと思います」

 清水くんの丁寧なアドバイスにより私の二郎デビュー戦の初トッピングは「ニンニク、アブラ」に決定しました。

「じゃあ『ニンニク、アブラ』ですよってここで確認し合うんですけど、実際その時になるとみんな『何でしたっけ?』忘れてしまうんです」





いよいよラーメンがやってきた。「少なめ」でも多い!


 そんなことを話していると、席が空きました。着席すると清水くんは「これよかったら使ってください」とボックスティッシュとウェットティッシュをカバンから取り出す。どこまでも気が利く青年。

 いよいよラーメンが提供される場面がきました。「ニンニクどうしますか?」と聞かれ、一呼吸おいて冷静に答えた私。「ニンニク、アブラで」。完璧! 嬉しくなって清水くんを見たら、彼もニヤリと笑ってくれました。

レンタル二郎食べる人

初ラーメン二郎。「ニンニク・アブラ」トッピング

 ラーメン二郎は「少なめ」で指定しても量が多い。そしてチャーシューも分厚い。提供されるときのラーメンには店員の親指がなみなみのスープに浸かっていました。インドの屋台のような適当さを感じながら食べたラーメンは大げさではなく、一生の思い出になりました。こうして私の二郎初体験は清水くんによって達成されました。

時間が空いたときの自己分析でサービスを思いつく


 その後、入った喫茶店で清水くんになぜこんなことを始めたのか聞いてみました。

「このサービスを始めたのは、大学の柔道部の練習で怪我をして手術をすることになったのがきっかけです。中学からずっと柔道一筋だったので『柔道以外で自分にできることはなんだろう』と考えたのが始まりでした。予想以上に依頼が来ちゃって、スマホもずっと通知が鳴りっぱなし……正直びっくりです」

 今年、1月からサービスを始めて、70人以上と一緒にラーメン二郎を食べたそう。しかもほとんどが女性。半年で60人以上の女性と食事に行っていることになるから驚きです。

「急にモテちゃいましたね(笑)。もともと中学も高校もほとんど男子ばかりの学校だったので女性と話す機会がなかったし、結構口下手で人見知りだったんです。だけど一緒に二郎を食べる回数をこなしたら、女性と話すテクニックみたいなものが身についてきました」

 さりげなくティッシュを差し出したり、サッと車道側を歩くその気遣いはそうして身についたのか、と妙に納得。

「二郎を食べたことなくて、食わず嫌いで苦手意識持ってしまう方って本当に多いんだなと感じました。僕のサービスでそれを払拭、克服できるきっかけになれば、と思っています」







「レンタル二郎食べる人」自分にもできる……?


 ラーメン二郎好きだし「レンタル二郎」的なサービスをやってみようかな。そう思う人もいるかもしれません。そんな人に清水くんはこんなアドバイスをくれました。

レンタル二郎食べる人

「総帥」と呼ばれる店長の山田拓巳さんとの記念撮影もアテンドしてくれた!

「二郎の普通盛りって、僕の推定では1杯2000~2500キロカロリーぐらいあって、それを毎日食べるとなると、普通の方がやろうとしたら身体がおかしくなりますよ。僕はスポーツやっていて人より代謝がいいからやれるけど」

 塩分もバカにならないし、普通に生活している人がこのサービスをやったら体調を崩しかねない。意外とリスクがあるサービスなのです。

「加えて僕はたくさん食べられて、しかも残しそうな人の分もサポートできるくらいの胃の容量がある。そこは僕の長所だし、だからこそできる活動だと思っています」

 さっきも麺少なめでも残してしまいそうだった私の状況を気遣い、「少しいただきます」と言ってくれたことを思い出した。




「スタバに一緒に行く人」だって需要があるかも?


「僕をそのまま真似するのではなく、自分だからこそできるものを生み出して発展させるのがいいと思います。たとえばスターバックス。あそこっていろいろフレーバーがあって頼み方がちょっとよくわからないじゃないですか。そういうのに詳しい人が一緒に来てくれるのなら『頼もうかな』って思いますね。

 僕が体験した中にも二郎以外の依頼はありました。例えば、『僕がたくさん食べているところを見たい』って言う方や、『ビュッフェやスイーツ食べ放題に一緒に行ってください』って言う方もいました。そういう要望もヒントになるかもしれないですね」

 「レンタル何にもしない人」に需要があるのと同じで「食べるだけ」のサービスにもそれなりの需要があるというのです。

 二郎にこだわらずとも「自分なら喜んでもらえる」ことを追求すれば、もしかしたらできるサービスが見つかるかもしれない。自分にしかないものを提供できればそれをやってみる価値はある、清水くんはそう指摘しました。

 帰り際、ラーメン二郎の店員さんが清水くんに「がんばってね」と声をかけました。彼の活動は少なくとも二郎界隈では公認になりつつある。彼の活動はラーメン二郎を愛する人々・通称ジロリアンの増加に一役買っているのは間違いないのです。

清水くん/レンタル二郎食べる人
1998年7月10日生まれ。早稲田大学在学中。上京してから食べた二郎系ラーメンに心奪われ各店舗を食べ歩く。

bumaプロフ<取材・文/武馬怜子(清談社)>
記者、写真家。硬いテーマからゆるめのジャンルまで幅広く執筆。世界各国の言語を勉強して飲み屋で使ってみるのが趣味。




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