頭皮のかゆみやフケに悩んでいる女性って意外と多いのではないでしょうか? かゆみが起こる原因、フケが出てしまう原因についてまとめました。おすすめのシャンプーやローションも紹介します。
【目次】
・皮膚科に行くべき?頭皮のフケとかゆみの原因
・女性の頭皮のフケ、かゆみのシャンプー&ローション|市販品も
・おすすめの医薬品は?市販薬なら?
皮膚科に行くべき?頭皮のフケとかゆみの原因
シャンプーの量が多すぎるとかゆみにつながることも!
教えてくれたのは…へッドスパセラピスト 細川ひろ子さん

“ラ・カスタ銀座本店”のヘッドスパサロンにて施術を行うほか、セミナーの講師、イベントやテレビ出演など、幅広く活躍。著書に『解決! 大人の髪のSOS』(講談社)
「冬の間の低気温の状態から、春になって急に暖かくなると頭皮がゴワついたり、かゆくなるというトラブルが起こります。また、ほこりや花粉などの刺激物質を含む春風による、髪のパサつきも多いですね。急な環境の変化に柔軟に対応できるように、日頃から頭皮と髪のケアを習慣化することをおすすめします」(細川さん)
量が多すぎると皮脂を取り去りすぎて乾燥し、かゆみにつながることが。適量をとり、まず手のひらで泡立ててから全体におく、という流れを守って。
「抜け毛を増やさないためのケア方法は?」「頭皮のかゆみ対策は?」髪の揺らぎに関するお悩みを髪のプロが解決!
フケ、かゆみ、赤みなど頭皮のトラブルは“頭皮湿疹”かも!
毎日きちんとシャンプーをしているのに、頭皮がかゆい、フケが出る、なんだかニオイが気になるなど…地肌にトラブルが起きてしまうのはなぜでしょうか。
教えてくれたのは…飯田橋駅前さくら坂クリニック院長 小谷 和弘(こたに・かずひろ)医師

内科・麻酔科の学会認定医でもある幅広い経験を生かし、さまざまな悩みに対して体の内側からもアプローチした診療を行う。クリニックでは、一般保険診療だけでなく、予防医学・美容医学といった最新治療も受けられる。
脂漏性皮膚炎
「20代~30代に多く、皮脂が増加することによって起こります。誰の皮膚にも“マラセチア菌”という常在菌が存在していますが、これは皮脂をエサにしている菌。皮脂が過剰に増加すると、マラセチア菌も大量に繁殖してしまいます。
マラセチア菌は皮脂を遊離脂肪酸に分解する働きがあり、脂肪酸が刺激となって皮膚に炎症を引き起こす。炎症を起こすと湿疹やかゆみが出るだけでなく、皮膚が通常のターンオーバーよりも早めに剥がれるのでフケが目立つように。また、皮脂が酸化して嫌なニオイを引き起こします」(小谷医師・以下「」内同)
頭皮トラブルで小谷先生の元を訪れる患者さんのうち、半分くらいの方はこの脂漏性皮膚炎なのだそう。
原因は「体質的なものもありますが、生活習慣も大きな原因です。ハードワークやストレスで夜でも交感神経が優位になってしまっていたり、カフェインの含まれる飲み物やお酒の飲み過ぎ、糖質の摂り過ぎ、刺激物もNG。夜更かしや睡眠不足も皮脂を分泌させてしまいます」
交感神経が優位だと、男性ホルモンが増えるので皮脂の分泌も増えるんだそう。ストレスがあると、“大人ニキビ”ができてしまうのもこの理由からなんですね。
膿痂(のうか)湿疹
「これはいわゆる、“とびひ”と言われる湿疹の仲間です。誰でも、軽い炎症でかゆみが出る、というのは起こりがちですよね。かゆいからと、頭を強く引っ掻いて爪で傷をつけてしまうと、傷から細菌が入り感染してしまう。この膿痂湿疹になると、フケが尋常じゃないほど分厚くなりますので、早めに病院でお薬をもらってください」
膿痂湿疹で病院を訪れる人も、かなり多いそう。頭がかゆいからと、爪を立てて力いっぱい掻くのはNGです。
アトピー性皮膚炎
生まれつき皮膚のバリア機能が弱く、肌が乾燥していてかゆみや湿疹を引き起こしやすい体質の場合、頭皮もかゆみが出たり、乾燥によるフケが出たりします。
「ただし、アトピー性皮膚炎の場合、頭だけがかゆい、乾燥するといったことはなく、全身に症状が出ます。なので、ご自身でも頭のかゆみやカサブタが頭皮湿疹かアトピーか、すぐに見分けがつくと思いますよ」
接触性皮膚炎
「いわゆる“かぶれ”ですね。頭皮の接触性皮膚炎でいちばん多いのは、毛染めでしょう」一般的な染毛剤だけでなく、一見髪に優しそうなヘナ染めも、実は要注意なのだそうです。
「よく草などでかぶれる植物性アレルギーがある人は、ヘナ染めも要注意です」
ほかにも、シャンプーのすすぎ残しや、ワックスなどの整髪料でかぶれるというものよくあるパターンだそうです。
頭皮の乾燥(皮脂欠乏性皮膚炎)
皮膚を覆う皮脂の膜が減ることにより、水分もキープできず乾燥してしまう症状です。
「ただし、頭皮はほかの皮膚に比べたら、皮脂量がとても多い場所。皮脂欠乏性皮膚炎になることはあまりないと思います」
フケ、かゆみ、できもの、かさぶた…「頭皮湿疹」の原因と対策を医師が解説!セルフケアから皮膚科での治療まで
頭皮のフケ、かゆみのシャンプー女性用&ローション!市販品も
カネボウ化粧品|リクイール バランシングシャンプー D

肌研究で長年培ってきたカネボウ化粧品のスキンケア技術を応用し、“頭皮スキンケア”という新発想で生まれたヘアエイジングケアブランド“リクイール”。シャンプーから頭皮用美容液、スタイリング剤まで幅広くラインナップしていて、シャンプーだけでも3種類も。中でもこの“リクイール バランシングシャンプー D”は、濃密な泡で潤いを守りながら洗うタイプ。頭皮を保湿してくれる水溶性コラーゲンほか、髪に若々しいハリ・コシを与えるローヤルゼリーエキスなども配合しています。
400ml ¥2,000
h&s|リフレッシュ 地肌ケア シャンプー[医薬部外品]

独自有効成分“深海ミネラル”が地肌の毛穴の老廃物に作用。フケはもちろん、ベタつきやかゆみも防いでくれるので、1日中サラサラの地肌と髪で過ごせます。
370ml ¥698
エトヴォス|モイストシャンプー

洗浄成分は弱酸性で髪と肌にやさしいアミノ酸系。さらにノンシリコン、石油系界面活性剤不使用、鉱物油不使用、合成香料不使用、パラベン不使用、合成着色料不使用と、スキンケア発想でとことんやさしさにこだわったエトヴォスらしい処方です。頭皮の乾燥や、それに伴うフケ・かゆみ、頭皮の臭いをケアし、根元からふんわり立ち上がる髪に。
230ml ¥2,800
ケラスターゼ|スペシフィック バン ゴマージュ ペリキュレール

フケ、かゆみに悩む頭皮のための薬用スカルプシャンプー。殺菌・抗菌力があり、フケ症に有効なジンクピリチオン、過剰なフケの発生を抑制するサリチル酸、保湿効果に優れ、頭皮の乾燥、乾燥によるフケ、 湿疹といった悩みにアプ ローチする濃グリセリンなどを配合。フケやかゆみのない、健やかな頭皮を育みます。
250ml ¥3,000
ドクターベルツ|薬用アミノ リペアシャンプー

フケやかゆみ、湿疹など、トラブルを起こしやすい敏感な頭皮のための弱酸性シャンプー。皮脂や汚れはしっかりと除去しながらも頭皮の潤いは残す洗浄成分を配合していて、頭皮と毛髪の健康を守ります。
500ml ¥2,800
ノブ|スカルプローション[医薬部外品]

臨床皮膚医学に基づいて乾燥肌・敏感肌・にきび肌に悩む人へ向けたスキンケア・ヘアケアアイテムを展開するノブ。こちらの頭皮用保湿ローションは、敏感肌でも安心して使える、無香料・無着色・低刺激性。配合されたヒノキチオールが、フケ・かゆみを防ぎます。
80ml ¥1,500
ピオクレア|薬用フケ・かゆみローション[医薬部外品]

フケやかゆみといった頭皮トラブルだけでなく、病後・産後の脱毛といった抜け毛・薄毛トラブルにもおすすめな、女性のための頭皮用ローション。薬効成分オクトピロックス(R)が、頭皮を刺激するフケの原因菌の増殖を抑え、頭皮の新陳代謝を正常に保ちフケの発生をブロック。さらに、ヒアルロン酸Naと濃グリセリンといった保湿成分が頭皮に潤いを与え乾燥を防ぎます。
150ml ¥1,000(編集部調べ)
頭皮の乾燥が原因!?「フケ・かゆみ」に効くシャンプーや保湿ローション、薬などケアアイテムを紹介
花王|キュレル 頭皮保湿ローション

さらっとした使い心地のローションタイプ。配合された潤い成分が、セラミドの働きを効果的に補い、頭皮に潤いをプラス。フケ・かゆみをおさえて、健やかな頭皮へ。
120ml ¥1,300(編集部調べ)
今夜お風呂で!ドラッグストアで買える美容家太鼓判の秀逸バスコスメ
ファンケル|マイルドクレンジングシャンプー

1997年に発売されて以来、多くの女性たちに愛され続けているファンケルの“マイルドクレンジングオイル”。数々のベストコスメに輝くマイクレの遺伝子を受け継いだシャンプーが、この“マイルドクレンジングシャンプー”です。独自のアミノ酸系洗浄成分が、うるおいを残しながら不要な汚れだけをオフ。また、オリーブ葉エキス、オリゴペプチド125アミドなど、スキンケアに匹敵する美容成分もたっぷり配合しています。ファンケルの調べでは、毛髪のカサつきを特に実感していない人でも、実に40%以上の人の頭皮が乾燥し、毛根の周りの皮膚がカサついてめくれていたそう!「フケやかゆみは気にならないけど、髪にいまいち輝きがない」などという人も試してみる価値あり。
250ml ¥1,428
頭皮の乾燥が原因!?「フケ・かゆみ」に効くシャンプーや保湿ローション、薬などケアアイテムを紹介
おすすめの医薬品は?市販薬も
病院で処方される塗り薬&飲み薬
フケやかゆみが気になるなら、頭皮湿疹の可能性大。その場合は、皮膚科で薬をもらうのがいちばんです。飯田橋駅前さくら坂クリニックの小谷医師によると、頭皮湿疹への患者さんによく出す薬は、以下のものが多いそうです。
塗り薬
アンテベートローション0.05%…皮膚の炎症を抑えるステロイド剤
ニゾラールローション2%…脂漏性皮膚炎など、細菌性の炎症やかゆみを抑える薬
飲み薬
アレロック、アレジオン…いわゆる抗ヒスタミン薬。アレルギー症状の原因となるヒスタミンを抑える。アレルギー性皮膚炎、湿疹、蕁麻疹、花粉症などに用いられる。
「かゆみが出たら、早めに病院の薬を飲んだり、塗ったりすることがいちばんだと思います。誰でもよく起きる軽い炎症を、掻いて悪化させてしまって病院を訪れる人が本当に多い。ボヤの段階で火を消すべきなのに、自分で火に油を注いで山火事になってしまっている…という感じです。ひどくなってからだと治りも遅いもの。“このくらいで”と思わず、早めに病院に行ってください」(小谷先生)
市販のかゆみ止めやローションは使っていい?
病院に行く時間がなかなか取れない、という人にはドラッグストアなどで買える市販薬が強い味方。頭皮湿疹のための塗り薬を紹介します。ただし、小谷先生曰く「市販薬は、病院の薬に比べてどうしても効き目が弱いので、市販薬でなかなか治らない場合は、なるべく早めに病院へ行ってください」とのことです。
フケ、かゆみ、できもの、かさぶた…頭皮湿疹の原因と対策は? セルフケア方法から皮膚科での治療まで正しい対処法を紹介
池田模範堂|ムヒHDm [第2類医薬品]

しみる痛みの原因であるエタノール無配合の、“しみない・やさしい使い心地”にこだわった処方の新しい“ムヒHDm”。頭皮のかゆみをすばやく止める、炎症をしっかり鎮める、患部の状態を整えるの、止める・鎮める・整える、作用でかゆみが起こりにくい正常な頭皮状態へ改善します。かゆみ、しっしんのほか、皮ふ炎、かぶれ、あせも、じんましん、虫さされにも効果的。
30ml ¥1,200
フケ、かゆみ、できもの、かさぶた…頭皮湿疹の原因と対策は? セルフケア方法から皮膚科での治療まで正しい対処法を紹介
※価格は税抜きです。
※一部サロン専売品が含まれます。