食品のカロリー表示は本当に正しい?

ファミレスやファーストフード店、コンビニのお弁当やお菓子など、あらゆる食べ物にカロリーや栄養成分が表示されていますよね。
ダイエッターなら必ずといっていいほどチェックしてしまいます。
そして手に取った食品の表示を見て高カロリー・高脂肪だと分かったら、諦めて陳列棚に戻す・・・なんてこともしばしばあるのではないでしょうか。
そのカロリー表示に関して肥満率の高いアメリカでは、ファミリーレストランなどのメニューに表示されているカロリーはいつも正しいとは限らないとする研究結果が、米栄養士会ジャーナル(Journal of the American Dietetic Association)で発表されました。
タフツ大学フリードマン栄養科学政策校(Tufts University's Friedman School of Nutrition Science and Policy)の研究チームは、アメリカの有名飲食店で出される食事の約半数がメニューに表示されているカロリーを上回っており、中には2倍のカロリーのものもあると指摘しています。
研究チームはアップルビーズ(Applebee's)やデニーズ(Denny's)など着席型の有名飲食チェーン5社のサイドメニュー、メインメニューから18点、ダンキンドーナツ(Dunkin' Donuts)やマクドナルド(McDonald's)などのファーストフードチェーン5社から同じく11点を抽出してカロリーを調査。この他、スーパーマーケットで購入した冷凍食品10点も分析しました。
その結果、実際のカロリーは飲食店では平均18%、冷凍食品は平均8%、表示カロリーを上回っていることが分かったのです。
カロリー表示を実際よりも低くすれば、気にしている人にとっては安心して食べられます。事実ではない情報によって「思ったよりも低カロリーだ」と。
前述のように諦めて陳列棚に戻すということもなく、そのままレジへ持って行くこともあるでしょう。アメリカにおいては、表示をそのまま信じないほうが良さそうです。
一方、日本でも健康志向の高まりから「カロリーオフ」や「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」の商品が人気を集めています。これらの表示は本当なのでしょうか?
カロリーや栄養成分に関する表示のルールは、健康増進法で決められています。こうした表示があっても、実際はエネルギー量がある場合が多いです。 その表示のルールは、こちらの通り。
・「カロリーオフ」、「低カロリー」の表示 → 100ml当り20kcal未満のカロリー
・「ノンカロリー」、「カロリーゼロ」の表示 → 100ml当り5kcal未満のカロリー
・「糖質ゼロ」の表示 → 100ml当り0,5g未満の含有
このように、本当にゼロという訳ではありません。さほど気にするほどのエネルギー量ではありませんが、パッケージの「ゼロ」という謳い文句をそのまま鵜呑みにせずに、「正しい見方」を覚えておくことは大切です。
今回のまとめ
カロリー表示だけを参考にするよりは、調理法や使われている材料、栄養バランスにも目を向けてみましょう。炭水化物(糖質)や脂質の量を多く摂りすぎないことがポイントです。
