プチ断食を行う「ファスティングダイエット」の効果とは?

『ファスティングダイエット』という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
ファスティング(fasting)とは、英語で断食という意味。
つまり、ファスティングダイエットとは断食ダイエットのこと。
断食と言っても、一般的にイメージするような水分以外は摂らない修行僧や、イスラムのラマダン(断食月)のような断食とは異なります。
ファスティングダイエットはごく短期で行い、胃腸を休ませることや、身体から毒素を排出させてやせやすい身体を作ることを目的にしています。
様々な方法が雑誌やテレビでも取り上げられていますが、ほぼ共通しているのは半日~2、3日ほどの間、ファスティング用のドリンクを飲んで過ごすという言わば「プチ断食」です。
気になるその効果のほどは、ファスティングダイエット体験者からは「お通じが良くなった」「むくみがとれた」 といった声が上がっています。
本来の目的であったダイエット効果については、「一時的に体重は減ったけれど、結局すぐに元通りに。」という意見が多数でした。
また、ファスティングによってやせやすい体質になることになっていますが、「特に変化を感じられない」という人がほとんどでした。
確かに食事を絶つ分一時的に体重は減りますが、元の食生活に戻れば当然体重も戻ります。
ファスティングダイエットを行うわずかな期間だけで、脂肪が燃焼することはありません。本質的にやせられるわけではないのです。
ファスティングダイエットによって得られるのは、胃腸を休ませたり、便秘解消、暴飲暴食の後のリセット、カロリー調整、毒素・老廃物の排泄(デトックス)など、ダイエットの補助的な効果と認識しておきましょう。
◆ファスティングダイエットはやり方を間違えると危険!
食事を絶つこのダイエット法は、やり方を間違えると身体に大きな負担がかかることは言うまでもありません。
しかも間違った方法で通常の食事に戻してしまうと、食欲がこれまで以上に増してしまうなんてことも!
「たったの48時間でマイナス○kg!」などの広告に惹かれて、手軽さゆえに安易に手を出す人も多くいますが、このダイエット法がきっかけとなって体が「飢餓状態」に陥ったと判断してしまい、食欲が強くなってしまうことも少なくないのです。ファスティングの期間が長いほど、その傾向は強くなるようです。
太りにくくやせやすい体になるはずのファスティングダイエットなのに、これでは本末転倒です。
ファスティングはやせることを目的とせずに、食べ過ぎた翌日や胃腸や肝臓など内臓に負担がかかっていると感じた時には向いています。
もし実践するのであればファスティング明けには、胃腸に負担の少ないお粥やスープなど消化の良いものを食べ、少しずつ通常の食事に戻していくことが大切です。
これらは回復食といわれて、修行僧の断食においても行なわれているものなので、必ず守るようにして下さい。
