人の体に理想的な成分バランスで注目の「ヘンプオイル」とは

テレビや雑誌などで特集されたことで、ココナッツオイルやアマニ油など"油"が注目されています。
油は美容や健康の敵だと思われがちですが、質の良い油を摂ることが健康はもとよりダイエットにも有用であるということが広く認知されるようになってきました。
そして次のヒットオイルと目されているのは、ココナッツオイルと並びスーパーフードとして位置付けられている「ヘンプオイル(ヘンプシードオイル・麻の実油)」です。
■様々な油の中でも成分のバランスが秀逸!
ヘンプオイル(ヘンプシードオイルと呼ばれることも)とは麻の実から採れる植物性の油のことで、七味唐辛子に入っているあの丸い粒が麻の実です。
ヘンプオイルは体内で作ることのできない必須脂肪酸を約80%も含んでおり、多くの植物油の中でも最も多い含有量です。しかも含有量が多いだけでなく、成分バランスが秀逸である点が注目されています。
必須脂肪酸にはオメガ3脂肪酸(DHA、EPA、αリノレン酸)とオメガ6脂肪酸(リノール酸)があり、このバランスが1:3~4程度になるよう摂取することが理想的だとされています。ヘンプオイルはこのバランスに最も近い天然の油なのです。
オメガ3脂肪酸はいわゆる「体に良い油」とされているもので、厚生労働省により摂取目標量が成人であれば2g/日前後と定められています。
ヘンプオイルの他に青魚、えごま油、アマニ油、スーパーフードのチアシードなどに含まれ、血液サラサラ効果、生活習慣病のケア、月経前症候群(PMS)の緩和、アレルギー症状の緩和などの作用があるという研究があります。
オメガ6脂肪酸はコーン油、綿実油、ゴマ油などに含まれ、必須脂肪酸ではあるものの現代では過多の人が多い傾向にあり、摂りすぎると生活習慣病やアレルギーを悪化させるリスクがあると考えられています。
ヘンプオイルは脂肪酸のバランスが良いだけでなく、オメガ6脂肪酸に分類される「γ(ガンマ)リノレン酸」が2~4%含まれていることも特筆すべき点です。
γリノレン酸は母乳にも含まれている成分で、生活習慣病を予防する効果や代謝を促進しダイエット面への作用が期待されているほか、アレルギーの緩和効果がありイギリス、ドイツなどではアトピーの治療薬として用いられ、効果が認められています。
ヘンプオイルの取り入れ方
味はゴマのような風味があり、透明感のある黄緑色で濃いオリーブオイルのような外見。熱や光によって酸化しやすい性質があるため、使う際は非加熱で摂りましょう。一度開封したら冷蔵庫で保管します。
そのままサラダや豆腐、納豆、和え物など常温の料理に風味付けをするようにかけるのも良いですし、ヘンプオイルドレッシングを作ったり、バゲットなどのパンをオイルにつけて食べたりするのも手軽な摂り方です。
口から摂るだけでなく、肌に直接塗ることも可能です。保湿力と浸透性に優れ乾燥から肌を保護し、肌のバリア機能を高めてくれます。
体の内側・外側の両面から恩恵を受けることのできるヘンプオイル。オイルブームの波に乗って、2016年はブレイクするかもしれません。
今回のまとめ
ヘンプオイルは植物油ですので当然コレステロールはゼロ!
油はこれまでダイエットの大敵だと避ける人も多かったと思いますが、体に良い油を摂って、美容に健康にと役立てましょう。
