「お米=太る」は間違い?

お米は炭水化物なので“食べると太りやすい”と思っている方、結構多いと思います。
最近は糖質制限ダイエットの流行で、炭水化物を抜くように意識している方も多いのでは?
でも実は、食べ方や生活習慣に気を付ければ、お米を食べても太らないことが明らかに。
むしろお米を食べることがダイエットにつながる可能性も! その理由を解説します。
糖質制限が流行っているけれど
ここ数年流行中の糖質制限ダイエット。確かに体重が落ちやすく、結果につながりやすい方法ですが、決して炭水化物などの糖質が“悪”ではありません。
人の体には5大栄養素「炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル」が必要だと言われています。
この5大栄養素を主食・主菜副菜の揃った食事でバランスよく摂取することが本来ならば理想的。
どれかが抜けてしまうと栄養バランスが崩れ、臓器に負担がかかりやすくなります。
昔は肥満が少なかった?
肥満や生活習慣病は現代病とも言われ、昔は今よりずっと少なかったそう。
昔の人はお米中心の食生活で、肥満体型の人はほとんどいなかったことを考えると、お米が肥満の原因とは考えにくいですよね。
現代人の肥満は、お米によるものではなく、食事が欧米化し、高脂質になっていることが原因とも言われます。お米を主食とした脂質の少ない和食なら太りにくいと考えられます。
炭水化物は元気のもと
お米などの炭水化物抜きのダイエットで起こりがちなのが、頭がぼーっとしたり、スタミナ不足で疲れやすくなるといった症状。
炭水化物は人間の身体のエネルギー源となるので、減らし過ぎてしまうと栄養バランスが崩れ、不調の原因となってしまいます。
かといって過度に摂りすぎるのはNG。余ったエネルギーは中性脂肪として蓄積されます。適切な摂取量を心がけるようにしましょう。
栄養豊富な主食「米」
お米は他の炭水化物食品に比べて栄養価が高く、ダイエット向きの食材です。
脂質が少なく、腹持ちもいいので、間食の予防にも◎。玄米や雑穀米などアレンジもできるので飽きずに続けやすいメリットも。
お米は太るというイメージがあるかもしれませんが、お米には脂肪燃焼を助ける成分も含んでいます。詳しくチェックしていきましょう
脂質が少なく、バランスのとれた主食
炭水化物の中でもお米はパンに比べて脂質が少ない食材です。パンや麺は塩分が含まれていますが、お米自体には塩分が含まれていません。
塩分を多く摂取してしまうとむくみの原因にもなるので、おかずに気を付ければお米の方が減塩しやすいかもしれません。
また、お米は水分を多く含んでいるうえ、炊いたご飯を冷やすことでレジスタントスターチという成分が増加します。
レジスタントスターチとは、難消化性でんぷんまたは耐性でんぷんと呼ばれ、小腸で消化されず大腸まで届くので、便秘解消にも役立つ成分です。
腹持ちがいい
お米はしっかり咀嚼しないと食べられないので、よく噛むことで満腹感を得られやすく、玄米や雑穀を加えることで腹持ちもよくなります。
いっきに食べず、ゆっくり食べることで血糖値の上昇が緩やかになります。
早食いになってしまうと、血糖値が急上昇してしまい、その後血糖値は急激に下がります。
この血糖値が急激に下がる時に空腹を感じるので、食後すぐでも甘いデザートやお菓子を食べてしまい太りやすくなってしまうのです。
血糖値が上がった状態は、余分な糖があるとばかりに脂肪を蓄えようとしてしまいます。
ゆっくり噛んで食べることで血糖値の上昇を抑えるようにしましょう。
アレンジで栄養をプラス!
お米ダイエットは白米に限らず、玄米や雑穀米なども積極的に取り入れるのがおすすめです。
玄米や雑穀には食物繊維をはじめ、良質なビタミンも豊富。ダイエット中にはメリットがいっぱい!
玄米はビタミンB1・ビタミンE、カリウム・たんぱく質・食物繊維が豊富。ビタミンEは白米のおよそ12倍も含まれています。
ビタミンB1は糖質の代謝に必要な栄養素。ビタミンEは抗酸化作用によって血管の健康を保つ働きも。カリウムはむくみ予防効果があります。
雑穀米は、白米に玄米・粟・きび・ひえ・黒米・赤米・ハトムギ・大麦・キヌアなどの雑穀をブレンドしたお米です。
玄米同様、食物繊維、タンパク質、カルシウム、ミネラルが豊富でダイエット中にうれしい効果もさまざま。
玄米と雑穀米、どちらも噛み応えがあるので満腹中枢が刺激され、満腹感を得られやすく、食物繊維が善玉菌のエサとなって腸内環境を整えたり、便の排出を促して腸内をキレイにする効果があります。白米に玄米や雑穀米を混ぜて炊くだけなのでとても簡単、手軽にアレンジができます。
お米ダイエットのやり方

お米ダイエットで重要なのは食べる順番と、食べる時間です。
急激な血糖値の上昇は太る原因となるので、最初に食物繊維の豊富な野菜を食べて血糖値の上昇を抑えることが大切です。
お米ダイエットの詳しい方法を紹介します。
食べる順番がポイント!
お米を食べて太るのは、食べ過ぎや食べる順番に原因があるのかもしれません。
お米ダイエットは、お米だけを食べるダイエットではなく、食べる順番がとっても重要。いわゆる“食べ順ダイエット”のメソッドです。
空腹時、白米を最初に食べると血糖値が上昇し、インシュリンが分泌され各細胞にエネルギー源として糖が供給されます。
細胞に糖が行き渡ってもまだ糖が残っていると、インシュリンが残った糖を脂肪細胞へ送り込むことで脂肪が溜まり、肥満へとつながってしまうのです。
お米ダイエットで重要なのは、このインシュリンの分泌量を抑えて糖を脂肪細胞に送らないようにすることです。
野菜、タンパク質、糖質の順番
お米を食べる30分前にサラダなどの野菜を食べて食物繊維を摂るようにしましょう。
最初に食物繊維を摂ることで、血糖値の上昇を防ぎ、インシュリンの分泌が抑えられるので太りにくくなります。
野菜の次に肉や魚、豆腐などのタンパク質を摂り、その後にお米を食べるようにしましょう。
食べる量はお茶碗1杯分
前述したとおり、お米を食べ過ぎてしまってはダイエットになりません。
量の目安としては、1食お茶椀1杯分が目安。食べる順番を守り、ゆっくりよく噛んで食べるようにしましょう。
食事の時間も重要
夕飯は就寝の3時間前までに終わらせるようにしましょう。
食べ物が胃に残った状態で寝てしまうと、エネルギーが消費されにくく脂肪として蓄積されてしまいます。
さらに、眠っている間に夕飯を消化しなければならず、胃腸に負担がかかり、眠りが浅くなりがちです。すると、成長ホルモンが十分に分泌されず、脂肪燃焼効果や疲労回復効果が得られにくい状態に。
寝る直前の食事は痩せにくいだけでなく、美容や健康の維持にも悪影響があるので注意しましょう。
週末だけのお米ダイエット
平日は忙しくてなかなかバランスのよい食事が摂りにくい方におすすめなのが週末1日2食のお米ダイエットです。
土日は1日2食にしてカロリーを抑えながら、栄養バランスの整った食事を摂るようにする方法。
軽い運動もすることでダイエット効果もアップしますよ!
1日2食の週末ダイエット
金曜日の夜から日曜日までの週末にかけて、1日2食、お米中心の食事にコントロールする方法もあります。
食事内容は、バランスのよい和食献立にし、白米よりも玄米を食べるようにします。食事の半分の量を玄米、その半量を野菜、さらにその半量を肉や魚にするバランスがおすすめ。ゆっくりよく噛んで食べるようにするのがポイントです。
金曜日は、なるべく早く自宅に帰り、心身ともにリラックスして生活リズムを整えるようにします。
土曜日は1日2食。朝起きてすぐに朝食をとらず、ある程度活動してからお昼前ぐらいに1食目を摂るようにします。2食目は入浴後しばらく経ってから腹八分目を目安に摂ります。
日曜日は土曜日と同じ内容で。軽い運動を取り入れることでダイエット効果もアップします。
運動をたくさんするのがポイント
代謝を上げ、脂肪燃焼を促すためにも積極的に体を動かすようにしましょう。
特別な運動をしなくても日常生活の中で、掃除や洗濯で体を動かすだけでもOK。
簡単なストレッチやウォーキングも習慣にすることで、さらに痩せやすくなります。
ダイエット効果を高める食べ方とは?
お米ダイエットはお米だけを食べるダイエットではありません。
バランスのよい食事と、食べる順番、食べ方にポイントがあります。
ここでは、おすすめの組み合わせや食べ方を紹介します。
ご飯と一緒にお味噌汁を
お米と一緒に食べるメニューで最もおすすめなのは具沢山のお味噌汁。
野菜やきのこをたくさん入れることで食物繊維も摂れるので、食事の最初にお味噌汁を食べることで血糖値の上昇を抑え、脂肪の蓄積を防ぎます。
さらに、発酵食品である味噌は、良質なたんぱく質を多く含み、免疫力のアップも期待できる優秀な食品です。
温かい汁ものは体温を上げ、代謝アップにも役立ちます。満腹感も得られやすく、栄養バランスも優れているので健康的にダイエットしやすくなるメリットも。
お茶や水で流し込まない
前述の通り、1食お茶碗1杯分のご飯はよく噛んで食べるのが基本。より満腹感を得るなら、口の中でどろどろになるまで咀嚼して食べてみましょう。
よく噛むことで、お米のうまみも味わえます。
お米を水やお茶などの水分で流し込んでしまうのはNG。咀嚼せずに食べると満腹感が得られにくく、すぐに空腹感を感じやすくなってしまい、つい食べ過ぎてしまいます。
タンパク質、ビタミン、ミネラルを意識して
お米ダイエットはお米だけを食べるダイエットではありません。
お米の他に主菜、副菜を一緒に食べて、タンパク質やビタミン、ミネラル分を補い、バランスのよい食事を心がけましょう。
肉・魚介類は1日100gが目安。動物性タンパク質やビタミンB群、魚には良質な脂質やビタミンDなども含まれています。
緑黄色野菜は120g以上が目安。葉酸などのミネラル、βカロテン、鉄分、カルシウムなどを補います。
その他に大豆食品を60~80g、キャベツやたまねぎ、キノコ類などの淡色野菜は230g以上が目安。食物繊維や植物性タンパク質も必要です。
あわせて卵や乳製品、海藻類、果物も摂ることでバランスがよく、健康維持にもつながります。
お米ダイエットの注意点
お米ダイエットで注意したいのは、食べ過ぎや栄養バランスの偏りです。お米ダイエットでなかなか効果がみえないという方は、以下の点を再度チェックしてみましょう。
米だけ食べて痩せるダイエットではない
ここまでお伝えしたように、お米ダイエットはお米だけを食べるダイエットではありません。
お米を食べることで痩せるのではなく、適量の栄養をバランスよく食べて太りにくい体質を目指すのが目的です。
食べ過ぎはNG!
お米ダイエットで注意したいのが、食べ過ぎによるカロリーオーバーです。
栄養バランスを考えると様々な食材が必要となり、ついついおかずの種類が増えてしまいがち。食べる量には十分注意し、腹八分目を意識することが大切です。
おかずは作り置きにし、1食ごとに小分けして食べるようにするのもおすすめです。
お米ダイエットに成功した人のクチコミは?
お米ダイエットは本当に効果があるの? お米ダイエットに成功した方のクチコミを参考にしてみましょう。
糖質も体にとって必要な栄養です。完全に絶ってしまうと栄養バランスが崩れてしまいます。摂りすぎはよくありませんが、ご飯1膳ならOKです。運動を組み合わせてダイエットにチャレンジしていて、理想的な方法ですね!
お米しっかり食べるようになってから痩せた|ω・)ノ変なダイエットしてるから、余計な物を食べたくなって逆に太るんだよね。よかったその事に気付けて?
— いちごバニラ? (@c5ee84875b8c490) 2016年12月9日
お米をしっかり食べるようにすることで、全体の食生活を見直しやすくなり、自然とバランスのよい食事が意識できるようになります。これこそ体質改善の1歩ですね。厳しい食事制限は空腹、ひいてはストレスのもと。とても上手なお米ダイエットですね!
お米は食の基本!しっかり食べて体質改善を

いかがでしたか? お米を食べると太るというイメージが払拭された方もきっと多いハズ。
バランスのよい食事と食べる順番に気をつけながら、おいしいお米を食べるダイエットで、ストレスなくスリムなカラダを目指してみましょう!


