日頃からダイエットを意識している若い女性は、揚げ物やサラダのドレッシングなどのいわゆる「油もの」を減らすように意識しているのに、意外にも自分の知らないところでの「避けたい種類の油」の摂取量が多かったり、積極的に摂るべき「カラダや美容にいい油」を摂れていなかったりすることが多くあります。油を上手に摂ることでダイエットの助けになるというのに、それはなんともモッタイナイ!
ということで今回は、私がエクササイズを担当している「脂マネジメント研究会」の発足に合わせ、脂質を上手にマネジメントして女性らしくきれいにダイエットする方法をお伝えします。

きれいになるのに脂質が必要不可欠なわけ

脂質には、カラダを動かすエネルギー源のほかに、細胞膜や血液・ホルモンなどの材料になったり、髪や肌の健康を健やかに保ったり、体温を維持したり、臓器を保護したりと、個々に上げたのはほんの一部ですが、多くの役割があります。どれも、カラダの健康だけでなく、美容にとっても重要で大きな役割があるのがわかりますね。
脂肪は摂取し過ぎると体脂肪となりカラダに蓄積されてしまって肥満の原因となるのは間違いありません。でもそれ以上に、脂質の摂らなさ過ぎは、髪や肌がカサカサ・パサパサにったり、ホルモンが乱れて生理不順になったり、疲れやすくなってやる気が出なかったり、集中力が低下してイライラしたり……と、魅力的な女性からは程遠いカラダになってしまいます。
常温で固形になるようなバターやラード、肉の脂、マーガリン・ショートニング・ファットスプレッドなどのトランス脂肪酸は、摂り過ぎると肥満やメタボをはじめ様々な病気の原因になりやすいので控えるべき油です。自分はそんなに摂っていないと思っても、パンやサンドイッチ、ドーナツなどのデザート、市販されているサラダドレッシングやコンビニ食、加工食品など、ありとあらゆるものに含まれているので、物を買う時には原材料をチェックし、なるべく摂取を控えるようにしましょう。
反対に、常温で液体のえごま油やアマニ油、オリーブオイル、アボカドオイル、魚の油などは、不足しやすい上に多くの健康・美容効果があるので積極的に摂るべき脂質と覚えておくと良いでしょう。
ココナッツオイルは、大きく分けると控えたほうがいい飽和脂肪酸に分類されていますが、同じ飽和脂肪酸でも摂りすぎると脂肪になりやすいバターやラードなどとは分子構造が違い、エネルギーとして使われやすく脂肪になりにくいので、カラダにとってはいい油となります。
余分な脂質を上手に排出して艶肌ボディを手に入れよう!
自分が摂取すべき脂の量や、カラダにいい脂と控えたい脂を知るなど正しい知識を得た上で食事内容に気をつけたとしても、外食やテイクアウトが続くなどして、やはり摂り過ぎてしまうことも多いのが現状かと思います。そんな時は、脂質の摂取方法や排出をうまくコントロールして、上手に脂マネジメントをしましょう。
摂り過ぎた脂を海藻ときのこ類で排出

今日の食事は脂質が多めかな、と思ったら、野菜などの食物繊維を一緒に摂るようにすると、油を排出しやすくなります。おすすめは、アルギン酸という強い脂質排出パワーを持つ水溶性食物繊維が含まれているわかめや昆布。そして、食事で摂った脂肪を吸収しにくくする働きのあるきのこ類、特に「キノコキトサン」と言われる食物繊維が多く含まれるエノキタケは、冷凍にしたり、細かく刻むことで効率よく排出力がアップします。ぜひ参考にして下さい。
摂り過ぎた油をエクササイズで排出
血流やリンパの流れを促すとともに、代謝に大きく関わっている臓器の機能を高めて、摂り過ぎた油の排出を助けるエクササイズも合わせて行うとより効果的です。摂り過ぎた脂質が体脂肪として蓄積されるまでには、個人差はありますが、1~2日猶予があると言われています。もし、今日は摂り過ぎた~と思う日があったら、リンク先に動画があるので、見ながら一緒に行って油の排出を促し、上手に脂マネジメントして下さいね!
脂質排出ストレッチ編
【脂マネジメントエクササイズ】脂質排出ストレッチ - YouTube
太い動脈や静脈がある股関節の可動域を広げながら動かし、全身のリンパ・血流を良くすることに加え、“脂質のコントロール室”として働く肝臓の血流を促して肝機能を高めることで、脂質の代謝を促進する。
脂質排出トレーニング編
【脂マネジメントエクササイズ】脂質排出トレーニング - YouTube
太い動脈や静脈、リンパ管がある鎖骨下・腋窩・股関節(鼠径部)などを刺激しながら、血流が停滞しやすい下腿もトレーニング。リンパ&血流を良くすると同時に、サイズの大きい筋肉を鍛えることで筋力を向上させ、代謝を促進する。
椅子に座って簡単ver.編
【脂マネジメントエクササイズ】椅子に座って簡単ver. - YouTube
「脂マネジメント」が頭に浮かんだその時に、首・肩周り・背中のストレッチ、耳下腺・後頭・鎖骨などリンパのマッサージを、その場でササッと実践。深い呼吸をしながら行うと、酸素を体内に多く取り込み、より一層の脂質排出が促せますよ。
いかがでしたか?
意識しないと、摂り過ぎにも摂らなさすぎにもなってしまう脂質。この機会に一度きちんと整理して、摂るべき脂を摂り、控えるべき脂を控える。摂り過ぎたら食事とエクササイズで排出を心掛けるなどして、上手にダイエットに脂マネジメントを取り入れて下さいね!