続いては、応用編です。骨にはりついてしまった筋肉や、余ってしまった贅肉をバストの味方につけるためのトレーニングを、引き続き、“乳トレ”考案者であり、経絡整体師の朝井麗華さんに教えていただきます。
※こりがひどい方は、多少痛みを感じるかもしれません。無理をしないで、イタ気持ちいくらいの圧をかけるようにしましょう。
筋肉を覆っている筋膜をはがしてこりをほぐそう

筋肉を覆っている筋膜に働きかけるのも、乳トレの大事なステップ。
筋肉は、筋膜によって動きが制限されるので、まずは筋肉の骨への癒着をひきはがし、動きが鈍くなってこり固まっていた部分を柔らかくほぐしていきましょう。
【STEP1】 両手の人差し指から薬指の3本指を胸の中央、鎖骨の下に当てます。
(人差し指が上になるよう指を縦に並べる)
指先にぐっと圧をかけて、胸の筋肉を外側に開きましょう。
(爪を長くしている方は、肌を傷めないよう注意してください。)
【STEP2】 胸の中心から外側に向かってしっかり開いていきます。
【STEP3】 指を少し下にずらし、そこでも同様に開いていきましょう。
【STEP4】 さらに下にずらし、そこでも同様に開いていきます。
鎖骨中央~みぞおち上までの縦のラインに行うことを1セットとし、3セット。ゆっくりと開いていきます。
「呼吸が浅いと人は胸の筋肉が固まっているので痛みを感じる場合も。ゆっくりと、深い呼吸を意識しながら、行ってみてください」
不要な贅肉はほぐして流そう
極端に痩せ型の方でない限り、ほとんどの女性がおなか周りにお肉や脂肪があるはずです。
この部分をほぐして流してしまいましょう。マッサージの効果で体が温まり、無駄なお肉や脂肪が動きやすくなります。
そのお肉や脂肪をバストに入れ込めば、美しいバストがつくれます。
【STEP1】 指を使って脇腹のお肉を挟み、ほぐします。
【STEP2】 指を動かしながら挟んでいき、逆側の脇腹までいったら、またもとの位置に戻ります。この往復運動を2回行いましょう。
【STEP3】 脇腹から正面、逆側の脇腹まで、しっかりほぐしたお肉をバストへ入れ込みます。手の平を密着させて下から上へさすり上げるのがポイント。
「おなか周りについてしまったお肉や脂肪は、放っておくと硬くなってしまいます。両手でつかんで揺らしながらほぐしていきましょう」
二の腕のタプタプもバストへ移行しよう
二の腕のタプタプとしたお肉や脂肪。
ここをもみほぐして柔らかい状態にして脇へと流すことで、不要な老廃物はリンパへ、余っている脂肪はバストへと送り込むことができます。
【STEP1】 親指と人差し指の側面を使って、二の腕のお肉をしっかりとつかんで絞りあげ、少しずつ脇に向かって流します。これをひじから脇へ、10回繰り返します。
【STEP2】 人差し指と親指をL字型にして、人差し指を当て、肉を削ぐようにひじから脇まで流します。
【STEP3】 最後に、二の腕のお肉をしっかり脇に流し込みます。これを5回。逆側も同様に5回行います。
「二の腕のお肉や脂肪は、トレーニングの前に指先で3~4ヶ所つまむと、ほぐれやすくなりますよ」
脇の肉をつかんで、すっきり
脇は、バストから顔まで、上半身の老廃物がすべて送りこまれる場所です。
ここをほぐすことで、脇や背中、顔まですっきりすることが可能です。肩甲骨の周りもほぐれるので、肩こりの方にも効果的。
【STEP1】 親指を逆サイドの脇にブスッとさします。血液やリンパの巡りが悪いと、痛みを感じることがあるので、イタ気持ちいと感じる程度でさしましょう。
【STEP2】 残りの4本の指で肩甲骨の上側をつかみ、脇の厚みを減らすように挟んで10秒キープします。同様に、少し下の位置も挟んで10秒。動かさずに圧をかけます。
【STEP3】 最後に、肩甲骨の下側を挟んで10秒キープします。これだけで肩こりが緩和されるといった人も。
「指を使うときは、指先だけではなく、指の腹全体をつかって、しっかりつかむのがコツです。こうすることで、広い面積に圧がかかりやすくなります」