
『八芳園』による初のデリカテッセン、『VEGETABLE LIFE』がオープン
創業から70年以上の歴史ある結婚式場『八芳園(はっぽうえん)』が2018年11月1日、初のデリカテッセン『VEGETABLE LIFE produced by HAPPO-EN(ベジタブルライフ、以下『VEGETABLE LIFE』)』をオープンした。


主役は、農薬や肥料に頼らない自然栽培の農園野菜
『VEGETABLE LIFE』の最大の特徴は、自然栽培(農薬、化学肥料、有機肥料に頼らない農法)に取り組んでいる農家から直接取り寄せた産地直送野菜を料理に使用していること。野菜全体の流通量の2%前後という希少な自然栽培野菜にこだわって調理しているのは、同社で運営している複数のレストランのキッチンでリーダーを務める3人の精鋭スタッフだ。

「自然栽培の野菜は、味が濃くすごくおいしいんです。野菜本来のうまみを味わっていただきたいため、あえてシンプルな料理に仕上げています」と語る。
写真上・奥に見えているのは、いい野菜が届いた時に店内で販売する「ミニマルシェ」。この野菜を買いに来店するお客も多いそう。

野菜がメインの「べジボックス」、魚がメインの「べジ&フィッシュボックス」、肉がメインの「べジ&ミートボックス」という3種がラインナップされている。


メイン食材だけでなく、味付けにも動物性のものを使っていないので、ヴィーガンの人にもおすすめしたい一品だ。


「カラフル大根サラダ」(同・右)は、大根、紫大根、紅芯(こうしん)大根を薄切りにして塩麹で揉みこみ、柚子の香りを加えている。

明らかに違う!野菜ひとつひとつの味わいが濃厚で力強い

驚くのは、野菜の風味の力強さだ。餡に使用しているキノコのシャキシャキとした歯ごたえ、トッピングのカブの葉の爽やかな香りは、一般的な野菜とは歴然と違う。
サラダの大根はどれも甘みが濃く、3種類それぞれの食感の微妙な違いもはっきりわかる。確かに野菜そのものにこれだけインパクトがあると、凝った調理法はむろん不要だろう。

新鮮で苦みや香りが鮮烈な葉野菜に複雑な味わいと食感が加わり、シンプルなのに非常に手の込んだ料理に感じられる。

「セロリ、ニンジン、タマネギといった野菜を細かく刻んで加えているので、野菜が苦手な子供でも残さず食べますね」と吉田さんは言うが、ベジタブルシートで雑穀米を包んだかわいらしい盛り付けも子供にウケる要因だろう。このカレーは大人も注文可能で、大人のファンも多いとのこと。
辛みはマイルドだが、ほどよいスパイシー感もあり、隠し味の甘酒と味噌が複雑なうまみを醸し出している。確かに大人が食べても満足感のある味わいだ。
スイーツのためだけでも、わざわざ足を運ぶ価値あり!
同店のもうひとつの目玉は、『八芳園』から取り寄せている本格スイーツだ。小麦粉ではなく米粉、ポレンタ粉(とうもろこしの粉)などを使用し、グルテンフリーに仕上げている。


『にらさわ豆腐店』の豆腐は、厳選した大豆と瀬戸内赤穂の天然にがり、地下120mからくみ上げた天然水を使用しており、口に入れた瞬間、豆腐特有の豆の甘みをはっきりと感じる。
トッピングできなこ(写真上・右)を施すことも可能。このきなこも、強い芳ばしさから素材のよさが強く感じられる。どのスイーツも秀逸で、スイーツを目当てに訪れるのもおすすめだ。
使用する野菜やカトラリーにも、自然保護と社会課題への取り組みを反映
さらに同店の魅力は、体への優しさだけでなく、自然への優しさにも見ることができる。


地元の子連れの女性客が圧倒的に多いというが、小さな頃からこうしたカフェに親しむことは、子供の食育にも役立ちそうだ。
【メニュー】
ベジボックス 1,000円
ベジ&フィッシュボックス 1,100円
ベジ&ミートボックス 1,100円
KIDSソイフリットカレー 650円
豆乳仕立てのソフトクリーム 300円 (トッピング きなこ+100円)
栗のサブレ 400円
かぼちゃのシフォンケーキ 400円
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。また、価格はすべて税別です。
VEGETABLE LIFE produced by HAPPO-EN
〒108-0071 東京都港区白金台4-6-2 「ゆかしの杜」1階03-6450-2153
9:00~17:00 (土曜のみ 9:00~20:00)
毎月第3木曜日(第3木曜日が祝日などの場合は開館し、その前日の水曜日に休館)、年末年始(12月29日~1月3日)、郷土歴史館などの特別整理期間

この記事の筆者:桑原恵美子(ライター)
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