世界最高の透明度が魅せるエメラルドの絶景「バイカル湖」は世界一の湖

世界最大規模を誇るロシアにある世界遺産「バイカル湖」。極寒な地の自然がつくりだす透明感抜群の氷は自然にできたとは思えない絶景に。琵琶湖の約46倍の大きさ、世界の淡水の20%だといわれている貯水量など「バイカル湖」でしかみることのできない景色が広がります。

シベリアの真珠とも称される世界遺産「バイカル湖」

透明度、大きさ、深さ、貯水量。
あらゆる基準で世界最大規模の「バイカル湖」

そんな自然がつくりだす壮大なバイカル湖の
絶景をバイカル湖について見ながら紹介
します。

なんといってもバイカル湖の魅力は
「世界最高の透明度」。

冬季である1月～5月の間はこのように
透き通った、エメラルドに輝く
氷をみることができます。

バイカル湖の水は不純物をほとんど含んでいないため、太陽光の中の青い光を完全に通過させ、綺麗な色を出しています。

この透明度がシベリアの真珠と呼ばれる
ワケです。

納得せざるを得ないほどの美しさに思わず
息をのみます。

湖の大きさは日本で一番大きな琵琶湖の
約46倍。
どれほどの大きさなのかイメージする
ことすらできないくらいとにかく大きい
のです。

カスピ海（塩湖）や20世紀後半から急速に面積を縮小しているアラル海を除くとアジア最大である。

果てまで続いていそうな大きな湖。

地殻変動で元々海溝があった場所が湖になった
ので、世界一の深さを誇るバイカル湖。

貯水量が23×104 km³と世界最大であり、世界中の淡水の17-20%がここにあるとされています。水質も日本の摩周湖に代わり世界最高の透明度を誇る湖であり、その深度（1620m）も世界一とされています。

世界の淡水の20%弱がこのバイカル湖に
あるなんて本当にすべてが世界最大規模
です。

2500万年前に誕生した世界最古の断層湖
でもあります。

また、様々な河川から水が流入してしている
が流出している河川は一つしかないという
点もバイカル湖の特徴である。

沿岸は切り立ったがけ状で300以上の河川から水が流入。出口は最南部に近いアンガラ川1カ所。

このため変化が少なく美しさの維持や
固有の生態系の進化にも繋がっている。

そういう点からシベリアの真珠だけでなく
ガラパゴス諸島と並ぶ「生物進化の博物館」
とも称されているのです。

世界でも有数の極寒地であるバイカル湖。
その極寒だからこそつくることが
できた美しい景色です。

冬になると、気温マイナス38度の寒さと風によって作られる流氷の厚さは1m前後。その湖面の流氷同士がぶつかり、時には15mもの厚さになることがあります。

バイカル湖へは最寄の都市である
イルクーツクから約70キロ、1時間半で
湖畔のリストビャンカ村へ着きます。

公共交通機関もありますがツアーもある
のでそちらを使うことをおすすめします◎

タクシーやバス、鉄道などを使って行くこと
ができるそうですが季節やその年によっても
異なるので事前にチェックしてみてください。

いつか行ってみたい自然がつくりだす
奇跡の絶景。

地球温暖化の影響をバイカル湖も受け始めて
いるらしいのでこのような絶景を守るためにも
地球温暖化防止に努めていつか実際に見て
みたいですね。

(エディタ(Editor)：dutyadmin)