
本場の味を楽しめる、バインミー専門店が誕生
古着ショップやカフェなど下北沢らしい店が立ち並ぶ通りを歩いていくと、鮮やかな赤とベージュの看板に目が留まる。ポップな内装に誘われ、思わず店をのぞき込むと「シンチャオ!(いらっしゃいませ、こんにちは)」と陽気な声が掛かる。2018年6月にオープンしたバインミー専門店『バインミーバーバー』だ。

欧米では手軽に野菜が食べられるヘルシーフードとして人気を集めており、世界的な旅行ガイドブック『ロンリープラネット』による「世界で最もおいしい屋台料理10選」に選ばれるほど。東京でもここ数年相次いで専門店が登場し、注目を集めている。

店名の“バーバー”はベトナム語で、おばあさんを親しみを込めて呼ぶ時に使う言葉。同店のバインミーが、ルーさんの母直伝レシピで作られているところから名付けられた。
ルーさんの母は、ベトナムで長年バインミーの屋台を経営していたという。まさに現地で長年愛されてきた味を下北沢で楽しむことができる。

出店地に下北沢を選んだのは、すでにバインミーに親しみを持つ外国人が多く住んでいることと、下北沢へ遊びにくる人たちに食べ歩きで楽しんでもらえればと考えたからだという。実際、週末ともなれば行列ができるほど賑わいをみせている。
アレンジ一切なし! パンや具材のすべてを、本場の味にこだわる
『バインミーバーバー』では、本場のバインミーを再現するため2つのポイントにこだわった。
ベースとしてパンに塗るマヨソースとレバーペーストは、ルーさんの母秘伝の味。
マヨソースは、日本のマヨネーズと違って卵の味が濃厚で、酸味が少なくとろみが強い。甘みのないカスタードクリームのようだ。
レバーペーストは、豚と鶏のレバーを使用。しっかりと下処理をしたレバーは臭みが少なく、スパイスが効いた濃厚な味わいとクリーミーな舌触りがたまらない。

少し太めの千切りにしたなますは、酸味がまろやかでシャキシャキした食感が楽しい。
2つ目のポイントがパンだ。

このようなパンは日本ではなかなか手に入らないため、同店ではベーカリーに協力してもらい、何度も試作を重ねながら完成させた。その甲斐あって、ベトナムの人からも「パンがおいしい」と評判だという。
サクふわのパンとボリュームたっぷりの具材は相性抜群で、毎日食べたくなるおいしさ

チキンフレークを挟んだ「バインミーガー」、サイゴン風ゼラチンハム・ジョートゥーを使った「バインミージョートゥー」、ベトナム風チャーシューの「バインミーティットパテ」、そして全て具材を挟んだ「バインミーバーバー」。
いずれも、軽くトーストして焼きたてを再現したパンに、具材をたっぷり挟んでおりボリューム満点。パクチーとトウガラシは好みで少なくしてもらえるので、苦手な人はオーダー時に伝えるといいだろう。

同店では、豚の耳やタンへ、歯ごたえを良くするためにキクラゲ、うまみのあるシイタケなどを加え、アクセントに黒コショウを使っている。
豚肉の味わいに黒コショウがピリッと効いており、プルンとコリコリ2つの食感がやみつきになるおいしさだ。



ベトナムらしいドリンクやスイーツで、プチ旅行気分も味わえる

チェーはベトナムを代表するスイーツ。甘く煮た小豆や緑豆、カンテン、ココナッツミルク、タピオカなどに、クラッシュしたアイスとシロップをかけて食べる。
冷たいぜんざいという感覚で、ほくほくした豆の食感が楽しい。甘さは控えめでココナッツミルクのまろやかさが効いたデザートだ。

ベトナムを感じられる本物の味が、さらに多くの人を虜にしそうだ。
【メニュー】
バインミーガー 550円
バインミージョートゥー 550円
バインミーティットパテ 600円
バインミーバーバー 650円
カラフルチェー 350円
※価格はすべて税込
Banh mi Ba Ba(バインミーバーバー)
〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-27-803-6804-8967
11:30~20:00
水曜

この記事の筆者:小田中雅子(ライター)
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