
2017年に閉店したカレーの名店『FISH』が生まれ変わって再オープン
毎日、大量のタマネギを炒めることに疲れてしまった……。2017年6月末、こんな言葉を残して30年以上の歴史に幕を閉じたカレーの名店『FISH』。六本木の赤坂アークヒルズ内に店舗を構えるカレー店だった。


新店舗は、都営大江戸線・東京メトロ丸ノ内線の西新宿駅から徒歩約3分。小滝橋通り沿いの建物2階に位置する。


内装は変わっても、カレーソースの作り方は変わらない
お店の雰囲気は変わったが、カレーソースの作り方自体は変えていない。『FISH』で16年も料理長を務めていたディパックさんが、新生『FISH』でも指揮をとっているからだ。

ただし変更点は3つある。まず1つ目は、ご飯が日本米のみだったのが、ジャスミンライスと日本米のブレンドになったこと。こうすることで口当たりが軽やかになり、さらに香りが豊かになるのだ。
2つ目の変更点は、色彩を考慮し、華やかな盛り付けになったこと。付け合わせは、パパド、サブジ、福神漬け(シソの実漬)、タマネギのアチャールの4種類。さらに、茹でた卵もトッピングされている。

ファンからの要望で、急遽復活を遂げた「カツカレーライス」


カツカレーは2018年で誕生100周年と言われているが(諸説あり)、まさに100年の時を経て進化を遂げたカツカレーではないだろうか。
17時以降はお酒と一緒にインド料理も味わえるお店に!
そして変更点の3つ目は、ディナーメニューが追加され、お酒を飲みながら食事もできるようになったことだ。サラダや野菜料理、肉料理、魚料理など25種類以上が、新たに『FISH』のメニューとして誕生した。お酒もビール、ワイン、カクテル、サワーなどカレー店にしては豊富にそろえる。
歴史あるレシピを継承し、新宿で新たに蘇ったワケとは?
そもそも、なぜ閉店した『FISH』が再スタートすることになったのだろうか?新生『FISH』を経営するのは、有限会社たるたるジャパンという会社。福生や立川などでタイ料理をはじめとした飲食店を経営しており、『FISH』で10店舗目になる。この会社の代表・齊藤崇さんが『FISH』のファンであり、かつ元々は料理人であったことから、「閉店によって、『FISH』のレシピが世の中から消えるのはもったいない!」と考え、引き継ぐことを考えた。そして人を介して、旧オーナーさんにお会いし、懇願した。
しかし齊藤さんによれば、引き継ぎを希望する企業は他にもいくつかあったという。その中で有限会社たるたるジャパンが選ばれたのは、旧オーナーさんと齊藤さんの“ゆるい雰囲気”が一致し、意気投合したからだった。

「新しく『FISH』を始めるにあたり、以前のオーナーさんが今までの常連さんたちに、オープンを知らせる手紙を送ってくれたんです。それもあってオープン直後から、かつての常連さんをはじめとする多くのお客様にご来店いただいています。反響は予想以上です」と齊藤さん。旧オーナーさんと関係が良好なのも、この発言からわかるだろう。

ファンがバトンを受け継いだことで、生まれ変わったカレーの名店『FISH』。この夏は『FISH』のカレーを食べて、思いっきり汗をかいてみてはいかがだろうか。
【メニュー】
チキン&キーマカレーライス 1,000円
大辛チキン&キーマカレーライス 1,200円
カツカレーライス小辛 1,150円
カツカレーライス大辛 1,350円
サバフライ 780円など
※カレーメニューの価格はランチ税込、ディナー税別
FISH(フィッシュ)
〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-5-6 新宿ダイカンプラザ756 2F03-5937-6322
11:30~15:00、17:00~23:00(L.O 22:00)
日曜

この記事の筆者:名久井梨香(フリーライター、カレー愛好家)
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