
大阪の超人気カレー店『旧ヤム邸』が東京・下北沢にオープン
昨年2017年7月、大阪で絶大な人気を誇るカレー店『旧ヤム邸』が東京・下北沢にオープンした。店名は『旧ヤム邸 シモキタ荘(以下、シモキタ荘)』という。テレビや雑誌などでも取り上げられる人気店なだけに、店名を聞いたことがある人もいるのではないだろうか。そもそも「スパイスカレー」とは?

明確な定義はないが、一般的に言われているのが、本場インドにはないスパイス使いをし、和だしを使ったり、ワンプレートに副菜やサラダをのせたり、見た目も色鮮やかに盛り付けるなどの創意工夫をみせるカレーのこと。ある意味、アートと言ってもいいのかもしれない。

ちなみに筆者は、『シモキタ荘』のオープン日にお店に足を運んだのだが、その際に大阪在住のファンが駆け付けているところを目撃した。東京初出店のために、わざわざ大阪からお祝いにくる根強いファンがいるとは…!

3種類のこだわりキーマカレーが食べられる!
『シモキタ荘』が提供するスパイスカレーは、キーマカレーがメイン。2018年2月にメニュー変更があり、現在は月替わりのカレーが3種類提供されている。そして、全種類味わえる「ぜんがけ」または2種類味わえる「あいがけ」から選べる。味のバランス感を考えて3種類作っているそうなので、ぜひ「ぜんがけ」を味わってもらいたい。メニューは、Twitterで告知している。
ごはんは、「ターメリック(ひとめぼれ使用)」「玄米」「ジャスミンライス」の3種類から選べ、写真は「ターメリック」。ごはんの上には、タマネギのピクルスと、トマト、バジルがのっている。

細かく刻んだ白ネギ、白菜、えのき茸を炒めたベースにクミンを多めに数種類のスパイスで味を調え、そこに脂肪分少なめの鶏のむね肉を加える。そして最後に、鰹と干し椎茸をブレンドしただしや醤油などで仕上げる。
トッピングに鮪のピックルと刻んだシシトウを。シシトウをのせることで、青臭さもアクセントに。

ベースにはタマネギやセロリなどの香味野菜を使用し、さらにヒヨコ豆とニンジンをやや大きめにカットし、具材感を演出している。
こちらのカレーでは、だしを使わずに水で煮込む。食材によって、仕上げ方は異なるそうだ。

香りの中心となるのは、タイカレーでよく使われる「バイマックルー」というこぶみかんの葉。柑橘系らしい爽やかな香りである。
そんなカレーソースの上に、粗みじん切りにした柿とカッテージチーズ、木綿豆腐、甘酒、レーズンを混ぜ、パセリを振りかけた「柿ディップ」をトッピング。この「柿ディップ」は、カレーの本場インドにはなく、完全な創作料理だという。

このように和だしなどの和風要素を取り入れることもあれば、バイマックルーなどタイカレーの要素を取り入れることもある。ひと言で「キーマカレー」と言っても、その姿はさまざま。そして創作ディップを生み出したり、新しい食べ方を提案したりもするのだ。
大阪からスタッフを引き連れて上京!
『旧ヤム邸』グループは、大阪で3店舗展開している。その中で『シモキタ荘』の店長・藤田一也さんは、大阪市内地下鉄・谷町六丁目駅にある店舗の店長だった。東京出店にあたり、藤田さんをはじめとするスタッフさんたちで上京してきたという。
「大阪発祥のスパイスカレーが東京の人にも認知されたらいいなという思いもありますが、とはいえ、食べてもらう人に満足してもらえればそれでいいかな」と藤田さん。大阪時代のファンが東京出店のために駆け付けたのだから、今度は『シモキタ荘』でファンになった人たちが、大阪の店舗に駆け付けるようになるとおもしろい。
ちなみにメニュー変更に伴い、ディナーメニューも導入した。大阪店の伝統メニューであった「空堀鶏キーマ」をはじめ、マトンや野菜、スペシャルMIX、日替りディナーカレー、アラカルトなど、多種多様なカレーたちをお届けするという。まだ食べていない人は、ぜひ足を運んでもらいたいお店だ。
【メニュー】
ぜんがけ 1,350円
あいがけ 1,100円
ごはん大盛り +100円
トッピング温玉 +100円 など
※価格は税込み
旧ヤム邸 シモキタ荘
〒155-0032 東京都世田谷区代沢5-29-9 ナイスビル1F03-6450-8986
平日ランチ11:30〜15:00(L.O.14:30)、ディナー18:00〜22:00(L.O.21:30)/土・日・祝ランチ11:30~15:30(L.O.15:00)、ディナー17:30~22:00(L.O.21:30)
火曜

この記事の筆者:名久井梨香(フリーライター、カレー愛好家)
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