

いったいどんなメニューに出逢えるのだろうか?
ディナーコースのプリフィックスは自分のための食処方
一見、華やかでボリュームたっぷりのフレンチメニュー。しかし、一品一品、すべてにおいて医師・薬剤師・管理栄養士が監修し、シェフ・大捕智之さんが丹念に作り上げている。アンチエイジングやダイエット、健康寿命長寿をテーマにしているとは思えないほど優雅なお皿の連続だ。医療の側面があると聞いて想像する、地味な食事のイメージは微塵もない。

「食材の栄養素をたっぷり吸収するには、どのように調理すればいいか。さらに食材同士の組み合わせはどうかなどを研究して、メニュー作りに活かしています。さらにスーパーフードなど、注目の食材を積極的に利用しているのも特徴です」とは、店長の夏目綾香さん。夏目さんは管理栄養士だ。また「世界で一番、安全安心なレストランを目指しています」と言うように、野菜や肉など食材だけでなく、調味料も徹底して選りすぐっている。
最初に登場するスムージー(写真中央のドリンク)は、果物や野菜は皮も種も丸ごと、栄養素が壊れにくいバイタミックスにかける。スーパーフード、果物、野菜の甘みと苦味が体に吸収されていく、まさに、飲むサラダだ。
続く前菜2皿は、「炙り鯖とスーパーフードキヌアフランボワーズソース」(写真左手前)、中央は「北海道産平飼卵と海老のフラン」(同中央)。前菜とはいえ、メインかと見惑うほどのボリューム!
どれを選ぼうか迷いすぎる前菜。常に10種類以上用意



ディナーコースはプリフィクススタイルなので、何度訪ねてもセレクトに悩む。どの料理も美しく、おいしいのだ。しかし、迷った時こそ、各料理が持つ効能に注目したい。
「寒くなって冷えが気になる」「乾燥して肌荒れが気になる」「ダイエットで糖質は控えたい」など、今、具体的に気になっていることは何だろうか。食材の効能や食べ合わせなどについてスタッフに相談してみよう。
血行を促進して体を温める食材、肌に潤いを与える食材、糖質が限りなくゼロに近いメニューなど、アドバイスに耳を傾けると、おのずと食べるべき料理が見えてくるだろう。
メインを飾るのは大切に安全に育まれた、とっておきの食材


え? お肉もいいの? と思う方もいらっしゃるかもしれないが、「お肉を積極的に」と勧めるドクターは意外に多い。ラムはヘルシーなお肉として知られるが、『医学会キッチン オーソモレキュラー』では、牛肉もその品質に自信を持って勧めている。
大自然の中でストレスなく育つ牧草牛、グラスフェッド

さらにポイントは、大根を皮ごとおろしていること。農薬を使わないから皮ごとおろしても安心で、消化酵素の働きがさらに期待できるというわけだ。些細なことだが、食べ合わせの妙を体感したい。

知識豊富なスタッフは、グルテンフリー、アレルゲンフリー、低糖質、ヴィーガンなどさまざまな要望に対応できるよう、常に学び、新しい情報にアンテナを張っている。また、ドクターを招いて開催する「ドクター座談会」(参加費5,000円程度)は、ためになる講演の後にランチを味わえるとあって好評だ。
年末年始と外食の機会がますます増えるシーズン。12月上旬には季節メニューが変わり、より冬に食べたい料理がお目見えする。「食べもので身体ができている」ことを実感し、自分にとって必要な食べものについてインプットしてみては? 維持も変化も食生活が欠かせないのだから。
【メニュー】
▼ランチ
セレクトパワーサラダプレート 1,500円
古代小麦(スペルト)入り自家製生パスタ +ミニサラダ 1,300円
▼ディナー
ベーシックコース 6,800円
シェフズコース 10,000円
▼ドリンク
スーパーフードスムージー 1,000円
風の谷のビール ピルスナー 800円
ワイン グラス800円〜/ボトル3,500円〜
青木先生監修ペアリングワインコース 3種2,500円/5種5,000円
※季節ごとにドクターの顔ぶれやメニューが変わる
※価格は税抜き
医学会キッチン オーソモレキュラー
〒105-0001 東京都港区虎ノ門4-1-17 プライムプレイス2F03-6435-8629
ランチ11:30〜15:00(L.O.14:30)、ディナー17:30〜23:00(L.O.21:30)
日曜

この記事の筆者:松井一恵(文筆家)
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