
隠れ家感満載! カウンター7席の「鉄板フレンチ」オープン
名古屋市内を斜めに走る旧飯田街道沿いに、2017年3月9日『L’atelier K(ラトリエ K)』がオープンした。シェフの宮里(ミヤサト)耕太さんは「名古屋 東急ホテル」のメインダイニング『ロワール』で修業を重ねたのち、ウェディング業態で料理長を務め、名古屋市内の人気店『Teppan Cuisine kaFka(カフカ)』と『Kiitos(キートス)』で経験を積んだ。『ロワール』は、正統派フレンチと鉄板焼きのレストランを併設。
料理に寄り添うワインを探し求め、自然派ワインと出逢う
ソムリエの資格を持ちながらも、ワイン選びにノータッチだった宮里シェフ。将来的に店を持ち、一人で運営することを視野に入れ、もともと好きだった自然派ワインとサービスについて知識を深めようと決意。そこでレストラン運営の豊富な経験とノウハウを持ち合わせ、店を一人で切り盛りしている『キートス』のオーナーの胸を借りることにした。
「赤の強い樽香やタンニンを舌に残しつつ、繊細な白を飲むのはどうかと思いますが、自然派ワインのチャーミングな赤であれば、白に戻ってもなんら違和感はありません」と宮里シェフ。この自由なワインとの出逢いが、料理の提供方法を大胆に変えた。
日本人の食習慣やキャパシティに合わせ、肉料理を前倒しで提供
自然派ワインと出会い、考え直したのが肉料理の立ち位置だ。フレンチのフルコースでは、アミューズ、前菜、魚料理に続き、肉料理は終盤に提供される。宮里シェフは「日本人の食習慣や胃のサイズに合った提供方法なのか?」と疑問を抱いた。フランス人のように1日の食事がディナー中心に回り、じっくり時間をかけて楽しむならいざ知らず、日本人が肉料理にたどり着く頃には、満腹感もかなり進行する。女性ならばなおさらだ。
クラシカルなフレンチにワンアクセント。単調でも過剰でもないのが宮里流
酸味・苦み・甘み・香りなどを適度に加えつつ、メイン素材の存在感を霞ませないのが宮里シェフの信条。これは『ロワール』での修業中に師から教わった「皿の上の調和」がベースになっているという。「単調さを感じさせず、過剰な印象も与えない料理が、人の心を掴む料理だと思うんです」と常にバランスを重視。なるほど、シェフの料理には必ず何らかのアクセントが効いている。



鉄板焼きレストランの〆のご飯と言えばガーリックライス。ところが『ラトリエ K』では特別な要望がない限り登場しない。旬の味覚をご飯とともに鉄板で軽く炒め、だしをかけてお茶漬け風にして提供する。最後は『ロワール』で培った皿の上のデザート「アシェットデセール」で女性たちの心をグッと引き寄せ、軽やかな食後感で締めくくる。
ワインバー、深夜食堂的な使い方も大歓迎。裏メニューのカレーに出逢えるかも


【メニュー】
コース料理 全7品 8,600円~
ペアリング(バイザグラス) 5,400円
アラカルト:
トリュフ香るクロックムッシュ 1,000円
伊賀牛シンタマ 5,500円
ウニのオムレツ 2,500円
焼き飯 1,000円
※価格はすべて税込
L’atelier K(ラトリエ ケー)
〒461-0005 愛知県名古屋市東区東桜2-12-22水谷ビル2F052-936-8555
18:00〜24:00 ※夜10時以降入店可
日曜・月1回不定休
http://latelier.jp
この記事の筆者:露久保瑞恵(ライター&編集 料理・酒・旅探求人)
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