
内装と料理をフルリニューアル! さらに豪華絢爛な世界へ
景色と食事を楽しみながら、優雅に東京湾を巡るクルーズは、観光客に人気のアクティビティ。いつもとは違う楽しみを求めて、特別な日に利用するという人も多いのではないだろうか。一度は体験したことがあるという人にも、ぜひオススメしたいのが、御座船『安宅丸』のクルージング。2017年3月に内装を、7月に料理を全面リニューアル。見るもの、食べるもの全てが驚きとエンターテインメントに満ちたクルージングになっている。

安宅丸とは、江戸時代に3代将軍・徳川家光によって造られた軍船形式の御座船。その船をイメージして御座船『安宅丸』は造られた。
また御座船とは将軍や大名が乗る豪華な客船のこと。高々と帆を上げるゴージャスな船で、東京湾をクルージングすれば、タイムスリップして、まるで殿様になったような気分になる。
「ななつ星」デザイナーによる豪華絢爛な大江戸ワールド
『安宅丸』内装リニューアルの中心となったのはデザイナーの水戸岡鋭治氏。JR九州の九州新幹線や豪華寝台列車「ななつ星」のデザインで一躍脚光を浴びた水戸岡氏は、船主である両備グループのデザイン顧問を務めている。その縁もあって、今回のリニューアルを監修した。水戸岡氏デザインの特徴のひとつとして、和にこだわり、ぬくもりのある木を多用することがある。
『安宅丸』でも、金や黒、赤をベースにした華やかな色調の中に、組子細工など木製の装飾や、寄木細工風の床材などが効果的に使われ、豪華なだけでなく、より洗練された空間に生まれ変わっている。

1階から2階に上がる階段は、ライティングにも工夫が凝らされ、インスタ映えバッチリな写真が撮れると人気のスポットだ。
独創的な店舗作りで有名な『浜倉的商店製作所』が料理をプロデュース
料理をプロデュースしたのは『浜倉的商店製作所』。昭和の雰囲気をそのまま生かしてよみがえらせた『恵比寿横丁』や、産地直送の食材を味わえる『有楽町産直飲食街』など、話題のスポットを続々と誕生させている仕掛け人だ。今までとは一味違うプロジェクトとして『安宅丸』での料理プロデュースに関心を持ち、屋形船的なイメージを一新したい御座船安宅丸と両者のニーズが一致。今回のリニューアルとなった。

前菜から始まり〆のご飯まで全てにマグロが使われ、マグロの多彩な魅力が味わえる。
和食は道場六三郎さんの店で料理長を務めた人が、洋食は元『資生堂パーラー』のシェフが、それぞれ調理指導を担当。船の上とはいえ侮れない本格的な料理がいただける。

さながら築地市場のように、骨についた赤身をハマグリの貝殻で削ぎ落として食べるという演出も楽しい。骨の周りには驚くほど身があり、削ぎたての身は鮮度抜群。思わず夢中になって食べてしまう


テールは、マグロの中でもよく動く部位で、身が引き締まり、うまみが凝縮されている。時間をかけて煮込んだテールは、身がホロッと柔らかく、コクのあるデミグラスソースと絶妙にマッチしている。

これらコース料理をベースに、『小澤牧場』直送の大沼牛のステーキや、産地直送の特大タラバガニがプラスされた、さらにボリュームアップしたコースも用意されている。

見ると元気がもらえる!エネルギッシュな「大江戸宴舞劇」

パフォーマーたちの歌もダンスもプロフェッショナル魂あふれ、見ごたえがある。御座船という非日常的な空間で、観客も巻き込んでの大盛り上がりのショータイムは、思わず時間が経つのを忘れるひとときだろう。

取材に訪れた当日、東北から来た修学旅行生と、外国人の団体客が乗り合わせ、それぞれが東京ならではのクルーズを満喫していた。会社帰りにも味わえる、非日常の世界。観光客だけのお楽しみにするのはもったいない。パーティーや、友人たちとの集まりなどにぜひ利用してみてはいかがだろうか。
【メニュー】
アフタヌーンクルーズ 大人1,030円~
サンセットクルーズ
乗船料+ワンドリンク+観劇料 大人3,500円
乗船料+「築地直送!マグロ料理」+ワンドリンク+観劇料 大人5,500円
ナイトクルーズ
乗船料+「豪快!築地マグロづくし!」+ワンドリンク+観劇料 大人7,000円
乗船料+「彩食!産直!欲ばりコース」+ワンドリンク+貴賓の間or後楽の間 利用料 大人7,000円
※価格は税込
御座船『安宅丸』
〒105-0022 東京都港区海岸2-7-104(日の出乗り場)0120-532-150
アフタヌーンクルーズ14:50~15:30、15:40~16:20/サンセットクルーズ17:45~18:45/ナイトクルーズ19:45~21:15 *予約受付時間10:00〜19:00
月曜

この記事の筆者:小田中雅子(ライター)
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